映画『ブリューゲルの動く絵』★美しくも生ナマしい絵の世界

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作品について。http://cinema.pia.co.jp/title/157550/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください
公式サイトです。(詳細です)
http://www.bruegel-ugokue.com/



16世紀フランドルの画家・ピーテル・ブリューゲルの絵画
『十字架を背負うキリスト』の絵の中を、再現していました。
ピーテル・ブリューゲル は、農民の生活を多く描いたことから“農民画家”と言われます。



息子のピーテル・ブリューゲル(子)は、“地獄のブリューゲル”、別の息子・ヤン・ブリューゲル(父)は、“花の画家” と呼ばれ、それぞれ個性ある画家です。
息子なのに、父とか子とか、紛らわしいので、家計図をごらんください。



映画のタイトルは『The Mill and the Cross』


(粉ひき場の風車と十字架(含キリスト)が、テーマのようです)
パッと見、この絵には、たくさん人がいます。 

 


高いところから、人々を見下ろすような風車は、粉ひき=パンを作る=命の糧、
という、神の視点のようなのです。



よく見ると、十字架を担う人、哀しむ人、モノを売っている人……それぞれいます。
詳しくは、公式ホームページ
に、説明されています。
が、映画の中でみるほうが、新鮮でしょう。



1人1人、皆、自分の事情で、生きています。
映画の中では、その生き様・死に様が、
うわ~キレイだ~と思う、美しい映像で、再現されます。


当時の為政者・スペイン兵(赤い服)に処刑されてしまう人もいますが
理由も正当性も、何もわからないまま、コトが運ばれ…


子だくさんなら、バタバタ振り回される、子供のことで精一杯。


そこに暮らす人たちの、平凡な日常そうに見えるのですが
よく観ると、生ナマしいのです。






劇中、画家のブリューゲルが
「『イカロスの墜落
』もそうだが、他人は、自分に関係のないことは無関心だ」

と言うようなことを言います。
(ちなみに、ベルギー王立美術館の『イカロスの墜落のある風景』は、ブリューゲルを誰かが模写したらしいです。)



自分に、関係ないことに無関心というのはそうかもしれませんが、
私は、自分が生きるだけで精一杯というほど苛酷だったのではないかと思います。


今のように、権利や正当性など、昔は、乏しかったはずです。
理屈をこねても、強者に首をはねられては、言う口もありません。


そんな、残酷さや恐怖と隣り合わせの世界ですら、生きてきた人々。
せめて、命の糧である粉引きの風車が、高みから見守り
命をつないでいかれる可能性を示してくれるのが、救いのように思えます。
あるいは、


受難に遭っても、救いの神は、我々と住む場所を同じくして、いつも共にある、とも思えます。
絵は、画家の意図があるとしても、
専門家の解釈が、あるとしても
観る人が、自由に思い巡らせていいのだと思います。




とは言え……
TV『ぶらぶら美術博物館』で、山田五郎さんと学芸員さんが、話してくれるほうが
もっと面白く観られたかな……と思ってしまったのは、ゴメンナサイ。









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