映画『黄金を抱いて翔べ』★抱けなかった者のためにあえて……~雑感です。

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/158921/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD21586/story.html
↑あらすじはこちらも参照ください。




(ダラダラ雑感です)


大阪の銀行の地下に眠る、240億円を強奪するために集まった6人の男たち。


首謀者の北川(浅野忠信)と、幸田(妻夫木聡)がトラックで会話している。
「もう始まってる」
というところからの、いきなりのスタート


なぜ?
そんなことは観ていればわかる、と言わんばかり。
初めてのゲームでも、とりあえずやってみればわかる、というようなもの。


強奪モノは、反社会的だけど、宝さがしのような感覚で、成功する過程を期待しています。
そして、ワルいことなのに、『ルパン三世』のように、明るく楽しくやってほしい期待あり☆
予告で観た、ド派手な爆発シーンに、ワクワクしながら、男たちの冒険を期待☆


お宝の強奪は
1)どんな方法で     :『崖っぷちの男』のように奇をてらうのも面白い☆
2)どんな人たちが    :『オーシャンズ』のように、個々人よりチームを見せるのも良い(*^_^*)

というのが軸なのかな~と思います。


人物については、
チャンミンが、半島のスパイがらみなのも、興を添えていますが(チャンミンの女装も一興♪)
妻夫木聡さん(幸田)と浅野忠信さん(北川)の組み合わせが、良かったと思います。
本音を申し上げると、この作品の筋書き・演出は、まずまずとして
作品の価値を高めるのが、扱い・比重も含めた、“この2人”次第と言う印象です。



◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇



まず、妻夫木さん♪


実は、主役なのですが^^;、
浅野=北川がいるせいで、陰がうすい……わけでは無いのですが、キャラがはかない^^;
それでいいのだけれど、役柄として、ちょっと損かな~と思う……


(映画『悪人』のときも、損?だったかも。妻夫木くんならではの“やるせなさ”があったにも関わらず、
視線は、深津絵里さんのほうに行きやすく、受賞のターゲットもそうなったような印象が…)




今回の視線は、兄貴分の“浅野・北川”のほうに、向きやすい状況でした……
でも
北川の比重が重くても、浅野・北川を主役として描いたら、この物語は、単調になってしまいそうなんです。

人のいないところに行きたい、などと言っている、ワケありげな妻夫木・幸田と
彼の過去と、過去に関わった人物がいることが、この作品の魅力なんだと思います。



そして
銀行強盗ショーを見せたあとの、最後の最後に、“それ”を持ってきた。
あの“哀切”を、作品全体で受け止められるのは、妻夫木くん以外、いないのです、きっと………
だから、この作品は、妻夫木くんありきなんですね。



◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇



とは言いつつ
個人的に、いじりたいのは、浅野忠信!(←好意的に、呼びステ!^^;)



そもそも、私の浅野忠信の第一印象が、いい意味で良くない(苦笑)
演技する前、表情だけの浅野を見たとき、“絶対、ワルだよな~”と感じたので^^;(いい意味でデス!(*^_^*))



言い換えれば、“正統派の悪い男”。
(だから、国際俳優でもいいけれど、『マイティ・ソー』で演じたような善玉を、演ってほしくないの^^;)





(映画『終の信託』では、不倫医師で
「俺、結婚するなんて言ったっけ?」
なんて、スッとぼけたことを言って、女をたぶらかす役が、とても適役だったと思います。
短い出演でも、彼の使いどころを心得た配役だったと思いますョ。)



この作品では、金塊が眠る銀行を襲うことに純粋な悪党だった。
銀行強盗をするのに、切羽詰まった大金が必要だという大義名分?のある人もいれば
なんとなく流されてしまった人もいるけれど
浅野=北川は、そこに山があるから山を登る感覚。



そこにお宝があれば、ピラミッドにも行くし、ルーブルにも行こうという、悪のエネルギーの塊。



そして、妻子を失ってしまう哀しさに、やはり人の子か、と思わせるのもつかの間。
「独身は、せいせいするな」などと、うそぶく。
哀しいことはないのだと思うけれど、芯にあるワル・非情さ・冷たさが、その感覚をマヒさせてしまうのか……
このセリフで、浅野北川は本当のワルだ……と印象づけられました。
(深読みすれば、違うということもありますが、ここは、サクッと済ませます(^_^;))



この悪っぷりは、役柄としては、本当に良かったと思うのです。
そして、こんなインパクトのあるワル者を、主役にせずに、主役の支え役にしているというのが
ストレートにシンプルな、ハードボイルドで終わらせていないということ。


半熟?っぽい軟さを、妻夫木くんに託しながら、
ラストシーンに進む船は、観るべき視点を捜すように、進んでいく……………..


黄金を抱いたもの、抱けなかったもの……
抱けなかった者のために
あえて、「翔べ!」という言葉を、その船の先に感じたくなる……



小説にないのが、キャスティングの妙☆なら
妻夫木&浅野の配役が、絶妙だったと思います☆








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映画『黄金を抱いて翔べ』観て来たよ~(*^_^*)

原作は高村薫の同名小説でデビュー作、未読。 監督は井筒和幸氏。 ネット上ではそんなに評判がいいわけじゃなかったんですが、 思ってたよりもずっと良かったです。 銀行の地

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