映画『嘆きのテレ―ズ』★ゾラ観たことか!?ラストは嘆きかため息か…

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/8107/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD14169/story.html
↑詳しいあらすじ(ネタバレ)です。



『テレ―ズ・ラカン』(人名)をアレンジした作品です。


……と言う前に……
“嘆きの”と言うタイトルが、悩ましいな~と思われるかと思いますが
“原作・エミール・ゾラ”というのを観たときに、これは絶望を覚悟しなければいけないなと思いましたョ……orz



ゾラ
居酒屋』でも書きましたが、現実の美化には否定的な自然主義とかで、
絶望的にさせられてしまうので、個人的には、覚悟のいる作家さんです。


◇:*:☆:*:◇:*:☆:*:◇:*


これは、嘆きたくもなるよね……と
冒頭から、マザコン夫と義母の女中でしかないようなテレ―ズを、見せつけられます。


硬い表情で、生きることへの光などなく
ただ生きる人形に徹して、無感情でいることでしか
愛も喜びも感じない生活に、順応できない感じです。


(テレ―ズ役のシモーヌ・シニョレさんは
硬い表情でも、美しさに、失意と哀しみをたたえていて
暗くなり過ぎず、画面に引き込まれます。)



そんなとき、ほかに幸せを見つけて(別の男性のこと)
新たな命を吹き込まれたと感じることは、社会的には、悪いことだとされます。
妻は黙って、夫と姑に仕えることが、正しいと。



でも、あの状況では、テレ―ズは、女は、なんのために生まれてきたと言えるのか…と
思ってしまうのは、最近の価値観だけではないでしょう。ひどいですもん。
だから、自分と一緒に逃げようと言ってくれる男性の登場は
ひとときでも、救いの夢のようです……



ですが、そんな悲恋のロマンティシズムに暮れている場合ではなく
彼氏が、不本意に夫を殺してしまう、と言う事件に発展してしまいます。




不幸なテレ―ズには、幸せになってほしい
なんとか、彼氏とうまく切り抜けてほしい、と願うのですが
チッチッチ
ゾラは、そうは問屋は卸さない…


やがて、目撃者が現れて……



ああ、このあと、ぼかして言っていいですか?
(GOOのあらすじは、言っちゃってマスが…^^;)
なんて、いい終わり方なんでしょう!!!!!(>_<)



いい終わり方の“いい”とは、ハッピーエンドと言う意味では
もちろんありません……



一気に進展して
ああ、テレ―ズと彼氏はどうなってしまうんだろう?と思わせながら
絶望的な方向に向かったまま、終わるのです。



このまま、二人が絶望的な結末を迎えるところまで見せない。
もし、見せたら見せたで、ゾラらしいですね、と“納得”するのかもしれませんが
そんな納得すら与えない。
行き着かない絶望を見せて、限りない絶望のまま、観客を放り出すのです……



ため息です……….



(この感じは、『狂った果実』の結末にも似た雰囲気かもしれません)



この『テレ―ズ・ラカン』の現代版が、エリザベス・オルセンがテレ―ズで
公開されるらしいと言うことで、どうアレンジするのか、それも楽しみです。






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