映画『最終目的地』★生きている限り、イイ“destination”がありそうです

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/159934/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
原題『THE CITY OF YOUR FINAL DESTINATION』


アメリカの大学で文学を教えるオマー(イラン系らしい)は、
自殺した作家の伝記を執筆したいが、遺族の承認が得られなかった。
同僚の恋人の勧めで、遺族の了解を得ようと、ウルグアイの自宅まで行ってみた……


……と言うと、
遺族から承諾を得るために、あの手この手で説得するのかな~と思われますが、
そのことは、オマーがこの地を訪れるキッカケに過ぎなかったのかもしれません。


叙情的な文芸作品は、ものすごい怒涛の展開は無いかもしれませんが
登場人物たちと一緒に、静かに歩いているうちに
引き込まれていく面白さがありますよね。
(アンソニー・ホプキンスの名前を見たら、観たくなる!\(^o^)/)


たとえば、よそのお宅で何日か過ごすのは
いつもの自分の生活と違って、新鮮な気持ちで楽しいですよね。
オマーの、いきなりの押しかけ訪問による(先方は困惑・メイワク……)
作家宅での滞在は、そんな“お泊り”の楽しさにも似ています。

しかも、ご遺族の家族構成は、フクザツ……


・作家の妻  : ロシア系らしい
・作家の愛人 : シャルロット・ゲンズブール
・作家と愛人の娘
・作家の兄 : アンソニー・ホプキンス
・兄の養子(男友達) : 真田広之


フクザツな家族関係のほうが、愛憎うず巻いて、ドラマ度アップしますからね。
けれど
広い敷地なので、お互いのテリトリーが確保されているためか
それほど、ギクシャクしていません。
観ているほうも、窮屈な感じでないので、見心地よいです。


伝記の出版を、愛人は、承諾Okになっていきますが
頑なに拒否していたのは、妻でした。


「女たちは何でも拒否する」と兄は言っていましたが
妻は、広大な土地を、今さら、活用するでもなく
名画の模写をして、心の旅をする日々を重ねてきました。
「この家以外の人と話すのは久しぶり」と言ったのは、愛人。

作家の死後も、何かが変わることのない毎日を送ってきた、家族たち。


良く言えば、軌道に乗った毎日は、惰性で、それを繰り返していけばいいようなもの。
昨日と同じなら、明日も安泰……と思える。
新しい提案を拒否するのは、現状維持のほうが楽だし、リスクが少ないと思えるから。
それに、新しいことをするのは、エネルギーが必要……


けれど、現状維持というのは、維持しているようで、実はしていない。
気づきにくいけれど
少しずつ、速度を落としているか、下に傾いているもの……
(仕事・商売はそうですよね)


新しく生きたい!と思っても、何か、キッカケがないとむずかしいかもしれない………


なんの変哲もなかったある日、突然、伝記の承認してくれ~とオマーがやってきたのは
ただ、面倒な人が来たわけではなく
彼らには、気晴らしのようなひとときでもあり
アッ!ちゃっかり、あんなコトまで押しつけちゃおうか……という事態もありの(―_―)!!
そして
オマーは、ハチに刺され、はしごから転落してしまう………………….(T_T)


その事故のために、気の強い、オマーの恋人も見参!乱入!
この彼女、オマーの味方をするのはわかるけれど
価値観オシツケで、知的にイヤミな感じ全開……(←女優さんは、適役)
(この彼女とオマーは、続かなさそ……と思う……)


かくして、オマーは伝記執筆の了解は取れるのか!?
というより、なぜ、妻はかたくなに拒否していたのか?
が、暴かれつつ
オマーの“最終目的地”は、伝記執筆なのか?……と思いきや……


この作品は、“人生の最終到達地”ではないのですね!


屋敷では、険悪ムードだった、妻とオマーの恋人は
数年後、偶然、再会し、もしかしたら友人になれそうな雰囲気で、別れます。


……と言うことは、生きている限り
人には、色々な 思わぬ “destination”が、ありそうです。

オマーの訪問は、遺族らに、新たな“destination”をもたらし
オマー自身にも、ありました。

それらが、“最後の道“というわけでもなさそうですが
“最後と思う道“を探し求めようとすることに、意義があるのでしょうか………
(↑タイトルの真意には到達できていない私…orz)

だって、“最終”と決めてしまうには、皆、若いですからね^^;
あんなに伝記執筆にこだわっていたオマーだって……おっと^^;



アンソニー・ホプキンスは、同監督の映画『日の名残り』でも
静かに、人生のその場所にたたずむ、深い味わいを見せていましたが
この作品でも、要所要所で、ピりっとしたスパイスを利かせていました。(With真田広之)
アンソニーは、深いのに重暗くない雰囲気がいいなと思います☆


作品には、“ベネチアのゴンドラ“が、1つ、キーワードのようでしたが
ゆっくりと、情緒と風情をともないながら進んでいくゴンドラのイメージが
この作品にも重なるようでした。







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