映画『塀の中のジュリアス・シーザー』★受刑者が生きる舞台!輝かしい迫力!


img_240693_39285930_1.jpg




作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160814/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



イタリア、ローマ郊外のとある刑務所で
演劇『ジュリアス・シーザー』が上演されます。


冒頭は舞台。
照明が当てられる役者たちの、ヴィヴィッドな声
ダイナミックな演技には、まず、圧倒されてしまった!
なんという迫力!(この人たちはプロなのか囚人なのかと惑わされる)
そして、拍手喝采のあと、
モノクロの刑務所内へと、シーンが移る……


この刑務所では、毎年、一般向けに公演するのだそうで
まずは、配役のためのオーディション。
氏名や出生地などを、“悲しみ“と”怒り“の2通りの表現で見せるのだが
これがまた、なぜだろう…と思うほど、1人1人から目が離せない。


舞台で表現される演技の力は、声1つとっても、見る人の心を
震わせるものだと思いますが、抑圧された感情の爆発のようで
とにかく熱い。


そんなスゴイ状態を見せられているので、はじめ、私は
彼らが、本物の囚人だとは信じられなかった。
けれど、そこにいたのは、終身刑も含めた受刑者たち。
通常の世界から隔絶されて、自分の罪と罰に向き合う日々の彼らが
もう1つの世界を生きるように、稽古をしている。


稽古は、刑務所内のあちこちで行われる。
図書室、廊下の行き止まり……
シーンの変化とあいまって、目を引く。


『ジュリアス・シーザー』は
権力者となったシーザーを、腹心の部下・ブルータスが裏切って、暗殺する物語。


演技なのか、本気で言っているのか
わからなくなるほどのセリフ回しに、緊張感が走る。
……と思ったら、個人的に、本当の恨み節だったらしく、演技を越える…

かと思ったら、この裏切りの物語を演じているうちに
自分が過去に裏切ってしまったことを思い出し、悔恨のあまり
もう稽古できない感情に押しつぶされる人も……orz


演技と本心、虚構と現実が一緒になった、そんな光景には、
見ているほうにも、複雑な感情を起こさせながら
喜怒哀楽を背負った人間の、生身の感情に触れているという
熱い感動が、わきおこった。


やはり、現実の刑務所なんだなと思ったのが
若いオクタビアヌスにうってつけの青年が、刑務所に入所したので
急遽、スカウトするという、臨機応変。
上演に間に合ってよかったというべきなのか……^^;


そして、再び、舞台。
独房の受刑者が、別の人間・別の人生を生きる舞台が
輝かしい迫力で見えるのは、ライトのせいだけではないと思う。


そのとき、彼らを”罪びと”だと思いたくないと思う気持ちは
やり直せるなら、現実の人生を、どうか、しっかりやり直してほしいと思う気持ち。
だから、終身刑の人には、複雑な気持ちになってしまう……



上映時間:約1時間半。
そこに映る、嘘のない骨太な人の姿に、引きこまれました。



PS:出所後、本物の役者になった人もいるのだとか!
.










.
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

yutake☆イヴ

Author:yutake☆イヴ
こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
フリーエリア
PVアクセスランキング にほんブログ村
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア