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映画『愛、アムール』★老夫婦二人の愛:ともに生き、ともにいく…

161061_3.jpg

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/161061/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

以下ヤフーレビューの転記です。

『男と女』のジャン=ルイ・トランティニャン
『ピアニスト』のハネケ監督ということで、楽しみにしていました☆

音楽家夫婦のジョルジュとアンヌ。

今日が、昨日の繰り返しに思えても
人は確実に老い、死に向かっていると思い知らされるときが来ます。
それが、妻にやってきて
夫が、在宅で世話をすることになります。
(在宅で介護すること自体、愛にあふれたものだと思っています)

▼▼以下、内容にふれています。

老夫が、動けなくなっていく、知性が失われていく妻を
介護する様子が、そこにあります。
が、ドキュメンタリーではないので、
現実よりは、生なましさは抑えられていて
夫の献身さが、鮮明に、残るようです。

介護は尊い行動で、心をこめて介護していても
身体的な負担以上に、精神的な疲労を伴うのも事実です。
精一杯のことをしていても、限界は感じ、どうにもならないと思うことは
“あきらめ”ではなく、“受け入れ”だと、感じています。

一方、直接、介護に関わっていない人、たとえば嫁にいった娘が
母を思うあまり、もっと良い方法があるのではないかと、
誠心誠意、介護する父に言うのは
残酷なことでもあります。
(自分でやってみろと言う父の気持ちよくわかります。)

妻が、「痛い、痛い…」と言い続けたとき
どこが痛いのかわからないけれど
夫は手をさすりながら、穏やかに、昔語りを始めました。
体のどこが痛いのか…いや、妻は、心が痛いのか……と思ったときに…

あっという間にとった夫の“行動”を
私は、固まって凝視し、胸が苦しくなりました……

少なくとも夫は、自分のためでなく、妻を想ってのことだとしても
そのときそれを、“愛”と呼ぶのは、安易で、偽善的な言い訳だったかもしれない。

私の心が動揺していると
夫は、迷い込んだ鳩を逃がしたという手紙を書きました。
それは、介護の果ての夫婦二人の解放を、暗示していたのか……?

やがて、元気な妻が、きょとんとした夫に「コートを着ないの?」と促し
二人は、家を出ていきましたが
衝撃のシーンからこのシーンまでの流れが、とてもイイ☆

まるで、演奏会にでも行くように、妻と夫は、仲良く家を出る――
このシーンがあるから、“あの出来事”は、愛なのだと確信できる。
夫の愛の言い訳などではなく、妻から夫へのさりげない優しさが
夫婦二人の相互の愛を、輝かせてくれました☆

娘が訪れたこの家には、寂しさはあるけれど
父と母の“愛の営み”の余韻を、
再び、確かに娘は感じたのだと思わせる、ラストシーン。

~老夫が老妻を介護した~というよりも
老夫婦は愛し愛され、ともに生き、ともに逝ったのだと……


▼▼


妻が弾く、シューベルトの即興曲の、包容力ある豊かなメロディも
作品を通して、愛の深さを奏でるようでした。

“愛“というシンプルなタイトルには
ハネケの愛を、試されている気持ちにもなりましたが^^;
終盤のすばらしい展開には、席を立てず
二人の愛の余韻に、浸りました☆


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愛、アムール

フランス・パリ都心の高級アパルトマンに暮らす夫ジョルジュと妻アンヌは、共に音楽家の老夫婦。 愛弟子の演奏会へ出かけた翌日に体調を崩したアンヌは、病院で受けた手術が失敗し身体が不自由になってしまう。 結婚している一人娘のエヴァは入院を強く促すが、二度と病院へ戻さないでと懇願する妻の希望通り、ジョルジュは自宅での介護を続けるのだった…。 ラブ・ストーリー。

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