映画『ザ・マスター』★救われたいと思う心を妖しくくすぐる作品かと


160510_7.jpg



作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/160510/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


・戦争後遺症を抱えた元兵士:フレディ~ホアキン・フェニックス
・新興宗教の教祖(マスター):ランカスター~フィリップ・シーモア・ホフマン
この2人の名前で、観たい作品でした☆

ホアキンは、自分も問題を抱え、周囲にも問題を起こしそうな、危険な香り。
退廃的な “くたびれちゃった感じ”とは裏腹に、どこか未熟な “青臭さ”も放つ……
この、ホアキンの、狼のような迷える子羊ぶりには、引き込まれます。

フィリップも、これまた、若いのか老けているのか、年齢不詳な感じが
人物を年齢の枠でしばらずに、器を、大きく見せるよう♪
ニコやかで、穏やかな雰囲気をかもしつつ、ズブっと突くところは、突く……
深い人物像は、油断ならない……^^;


特に救いを求めたわけでなく、たまたま、教祖ランカスターと出逢ったフレディ。
ランカスターは、フレディを救おうとし、フレディも、それに従います。

それで、どうなったのか?も知りたいところですが、いわゆる
教育されて卒業した、というものでは、当然なく、
結果よりも、強烈に画面に映る “二人の男“に感じることが、重要なのでしょう……


以下、内容にふれて、雑感です。


▼▼▼


元兵士のトラウマや虚無感を抱えたフレディは、迷える子羊。
それは、観ている人、一人一人と思ってもいいと思う。

怪しいアルコールに溺れて、そこから抜けたいけれど、
抜けてもたどり着くところがなければ、現状の泥沼に、浸かってしまうほうが楽でもある……

日常の対等の関係では得られない、強引な“導き“を強いられて、初めて
進める一歩もある。

繰り返し繰り返し、同じ質問され、同じ行動をさせられる。
それは、あたかも、ロープで、グルグル巻きにされるようで
荒んだ心が、取り押さえられるのか
心の膿が、排出されるきっかけにもなるのかもしれない?……と、とりあえず言っておきます。

教祖(マスター)の悪口を言う人を、叩きのめしたフレディは
すっかり、マスターに信奉したのかといえば、
一緒に留置所に入ったときは、暴れながら、マスターに暴言を吐くなどして
目が離せない人物を見せてくれます。

フレディの印象は、「遊ぶカネは欲しいけど働きたくない」と言うような
解決策のない 人の心の複雑な”矛盾“でも、あるようです。

解決策が無くても、でも、迷いは、どうにかしてほしい。
フラストレーションだけでも、どこかに葬りたい。

最高に早く、バイクで突っ走った、フレディとマスター。
その光景を見たとき、マスターも、捨てたいものがあるんだろうな~などと思いました。
マスターとて、人間だもの。
人を導き救っても、自分が、自分を救えるとは限らない。
むしろ、他人の業を、背負っていることもある……

そんなとき、
火の粉のようなフレディが、マスターには、お灸のように効いていたのではないかと思います。

そして、フレディも、誰かのマスターに……!?


安易な感想かもしれませんが
どんなに、心のコントロールができる人でも、
やはり、人は、人でしか癒せなくて
人が、人を求め、関わっていく存在である以上
誰かが誰かの“マスター“になるのも、宿命の1つなのか……(>_<)


▼▼▼


正直言いまして、このタイトルを見たときに、真っ先に思い出されたのが
清水健太郎の『失恋レストラン』
♪ねえ~マスター、作ってやってよ、涙忘れるカクテル

呑み屋さんの“マスター”に、話を聞いてもらって、アドバイスもらって、
叱咤激励されて、励まされて
明日への導きにしている人も、少なくないと思います^^;


作品の解釈は、間違っているかもしれませんが(>_<)
救われたい、と無意識に思っているかもしれない人の心を、
妖しく、くすぐる作品だと思います。











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こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

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