映画『特別な一日』★一瞬でも満たされたひとときがあるなら

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/7983/

あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

 

 

大戦中のイタリア。

同盟国ナチス・ドイツのヒトラーが、ムッソリーニを訪問した、“特別な日”のこと。

 

式典には行かず、自宅で家事をしていた主婦(ソフィア・ローレン)と

ワケあり男性(マルチェロ・マストロヤンニ)が、ふとしたきっかけで、出逢います。

 

子だくさん専業主婦の、“不倫モノ”と言ってはそれまでですが

この“特別な一日“には、単に、男女の切なさだけでないものが、あります。

 

 

以下、雑感となります。

 

 

▼▼▼

 

 

家族のために、身の回りのことをするのは、主婦の役目だとしても

「ママ(自分)が3人は必要」だと思うほど、時間に追われ続けているのに

夫は、自分に用事を言いつけるだけ。

 

疲れた自分を、ふっと、どこかに逃がしたくなることは、あると思う……

 

家族が、式典に出かけているとき

飼い鳥が飛んでいってしまうのは、主婦である彼女の、“願望の暗示”のようでもあります。

そうして、

その鳥を追ってるうちに、一人の男性と、出逢うのです……….

 

ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ。

 

この2人は、多くの作品で、男女の物語を見せてくれますが

この作品での、たった1日の男女が、とても印象的です!

 

好意から始まった出会いに

彼女は、自分の虚ろな部分を、満たしてくれるものを感じました。

好意だけで、とおり過ぎれば良かったけれど

砂漠に落ちた水が、あっと言う間に、吸い込まれてしまうように

その流れを止められないまま、乾いていた彼女は、満たされました。

 

そして、恋に落ちて、みるみるキレイになった彼女は、言うのです。

また、逢えるかしらと……

 

↑↑この部分が、スゴクいい!

しかも、このシーンは、とても切なさを含んだシーンだったのだと、後でわかるのがイイ!

 

人妻には、今日が、出逢いの始まりの日。

日常のなかに、新しい日が訪れた。

 

そして、このシーンも↓。

物干し場で、二人で、シーツを取り込むという、生活感たっぷりのシーンと

二人の間に、大きな柱を置いた、室内でのアングル。

 

まるで

毎日が、同じように過ぎてきた人妻の一方で

ワケありの男性は、もう、ここを出ていかなければならない事情を、抱えていた……

と言うことに、呼応するように……

 

そんな中、確実な別れが、ハッキリしないまま、なんとなく、忍び寄った感じで終わるので

不安と寂しさに覆われた、深い余韻を、残します。

 

 

▼▼▼

 

 

私も、今日と同じように、明日が、来るものだと思っていたことがありました。

今日、会話したように、明日にも、また、つながりがあると思っていました。

 

けれど、輝かしい出会いは

始まっただけで、いきなり、終わることがある。

 

それを、知らずに、「また、逢えるかしら」と聞いてみたい彼女の気持ちは、痛いほどわかる。

そして

明日以降、彼がいなくなってしまったことに、あとから、実感として気づくであろう彼女が

とてもとても切なくて、不憫に思う……

 

不倫はいけないことなのは、わかっていますが

自分を、家事人形でなく、感情のある生きた人間として、観てくれる人がいたら

やはり、心だけでも預けたいと思うものだと思う……

 

 

人妻に、感情移入して、観ていましたが

“特別な事情”の彼にとっても、彼女と出逢えたその日は、特別になったはず!

 

一瞬でも、満たされたひとときがあるなら

それが、哀しみを引きずってきて、はかなく消えてしまっても

素晴らしい“特別な一日“として、私は、大切にしたい……

 

そう感じた作品です☆

 

 

 

 

 

 

 

 

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Re: バルカンの宣伝。

ミカエルさん、こんにちは☆
バルカン~~懐かしいですね~
男前さんでした。
ソフィアが、疲れた感じでしたが、そこにまた、怪しげな色香がありました^^;


>  マストロヤンニは男性化粧品バルカンのCMに出ていましたね。本作を観たとき、「バルカンのおっちゃんやん」と思いました。
>  ソフィア・ローレンが生活にやや疲れた倦怠期の主婦っぽくて良かったです。亭主が典型的な右翼のおっさん、というのもマストロヤンニを引き立たせてグッとです。
>
>  そのまんま、舞台を日本に移してリメイクしても違和感ありませんね。昔でしたら江波杏子、今なら米倉よう子あたりか・・。

バルカンの宣伝。

 マストロヤンニは男性化粧品バルカンのCMに出ていましたね。本作を観たとき、「バルカンのおっちゃんやん」と思いました。
 ソフィア・ローレンが生活にやや疲れた倦怠期の主婦っぽくて良かったです。亭主が典型的な右翼のおっさん、というのもマストロヤンニを引き立たせてグッとです。

 そのまんま、舞台を日本に移してリメイクしても違和感ありませんね。昔でしたら江波杏子、今なら米倉よう子あたりか・・。
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使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

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