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映画『風立ちぬ』★すきま風にゴメンネ…withシベリア^^;

161566_3.jpg



作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161566/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



宮崎駿さんのアニメ作品は、ほとんど見ていないのですが^^;
ユーミンの「ひこうき雲」付きの予告編で、胸が熱くなっていたので
楽しみに思って、観てみました。

零戦の開発者・堀越二郎さんをモデルに
堀辰夫の『菜穂子』をモデルに、といっても、まったく新しい男女の物語がありました。
作品の命・息吹ともなる、風の表情、
風にそよぐ草、なびく髪、飛ばされてしまう帽子……etc.

美しく繊細なタッチの絵には、心よせられるし
久石譲さんの音楽は、いつもながら感情をゆさぶるようで
感激された方には、ひとしおのことと思います。


私が、勝手に予告編で、思い込んでしまったのが悪いのですが^^;
楽しまれた方は、以下のこと、ゴメンナサイ……



▼▼▼


1、 堀越二郎と飛行機

本物の堀越さんではないので、劇中の堀越さんとして。

冒頭の、飛行機大好きの少年の姿☆
飛行機への憧れは、空への憧れ、鳥のように飛ぶことへの憧れが、始めだと思われます。
それが、鳥のような翼の飛行機に乗る、堀越少年の姿から、感じます。

で、端折りますが
やがて、大人になって、仕事となると
もっと、イイ性能を求め、できるだけ早く、かつ、輸送力の高い飛行機を!と思いますよね。

けれど、戦争時代になれば、飛行機は、戦闘手段になります。
イイ性能ももちろんですが、それに乗る人たちの命の保証はない……
自分の設計した飛行機に乗ることのない堀越が、パイロットに託す思いには
強い想いがあったと思うのです。

けれど、そんな重たい部分はなく、風をテーマにか、軽やかに過ぎていきました……………

「飛んでいった飛行機は、半分も帰らない……」
そんな衝撃的なセリフにも、衝撃は、鑑賞者にゆだねられた感じで、そこには、さらっとした空気が……

当時の人間は、私情を持つことなく、軍事に協力していたと思うのですが
予告編で見て、良かったのが、ボロボロになった零銭を前にした、堀越のシーンでした。

多分、彼は、空を飛ぶことを夢見てはじめた飛行機の設計が
やがて、高性能であればあるほど、戦力として生かされ、それが国への“ご奉公“という時代であっても
でも、壊滅した姿を見るのは、自分の本来の夢を、ズタズタにされたような衝撃があったと思われるのです……
(私は、ここで、ひとつ泣きたかった………)
でも、作品の意図は、そこではなかったのかも……


2.タバコのこと(喫煙者の方、ゴメンネ)

肺結核で、余命いくばくもなくなった菜穂子が、臥床する布団の横で
仕事をする二郎。
その姿は、温かくていいです。

そこで、二郎が言うのです。「タバコ吸ってくる」と。
離れたくない菜穂子は、ここで吸っていいよ、と言いました。
その後までは見せませんが、ちょっとごめんなさいね。

タバコは、ほかで吸っても、吐く息には、
たとえば一酸化炭素濃度なら、20とか30ppmになってしまう人もいるそうです、

菜穂子は、肺が悪いわけで、喀血したし、呼吸も苦しいと思うのです。
(アニメだと、顔色の悪さや不調さがわからなくても)
病気の菜穂子と同居すると決めたなら、菜穂子の肺を気遣って
タバコを控えるという選択も、思いやりなのではないかな~と思ったので。
(その時代の流れというのも、あるでしょうけどね…)


▼▼▼

風に飛ばされた帽子を、つかんだとき
二郎と菜穂子は、お互いの運命も、つかんだのかも……

そんな風が運んだ、二人の絆が、加速するまもなく
風は、愛する人の命を、さらっていってしまった…………

私との相性は、すきま風が、吹いてしまったのですが(>_<)
素敵な題材なんだと思います。


さて、お口直しと言ってはなんですが、劇中に
シベリア」登場!


懐かしいです~♪シベリア~♪
しばらく、ご無沙汰です。^^;
カステラで羊羹をはさんだお菓子でした。
洋菓子なのか、和菓子なのか……と悩んだこともありました^^;
どっちなんでしょう?(*^_^*)













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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

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Re: 坂井三郎の物語をやってほしかった。

ミカエルさん、こんにちは☆

パイロットのほうでなく、作り手に話を持っていったのが、宮崎流なのでしょうね。
ものづくり、というところに、視点を置きたかったのかも。

パイロットの物語も、興味ひかれますね。

坂井三郎の物語をやってほしかった。

 宮崎駿氏は19世紀中頃から20世紀中頃までのメカが大好きですからね。特に第二次大戦に活躍したレシプロ戦闘機や軍艦などに美を感じているはずです。

 ですから、私はゼロ戦のエースパイロット坂井三郎中尉の半生を描いてほしかったと思っています。「大空のサムライ」のほうがウケるのに。

 それから、坂井三郎自身がゼロ戦の批判をいろいろ言ってましたね。
 「軽すぎて脆い」
 「20ミリ機関砲2門と7.7ミリ機銃2門ではなく、米軍のように12ミリ機関砲4門のほうが威力がある。20ミリは弾倉を被弾したら爆発して危険だからできるだけ早く撃ち尽くすようにした」
 「照準器が不便。現代的なデザインだがすぐに電池切れて役に立たない。96式艦戦のほうがシンプルでよかった」
 「設計者は現場の搭乗員の事を考えていない」 
などなど。

 これらは仕方のない事ですね。現場の意見を参考に製造する現代でも、いろいろ問題が多々あります。当時は設計者と現場は天と地ほど立場が離れていましたから。 
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