映画『隣の女』★「あなたと一緒だと苦しすぎる。でも……」の余韻が…


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/7993/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



男:ベルナール(ジェラール・ドパルデュー)
女:マチルダ(ファニー・アルダン)



トリュフォー監督が、主演となる2人の2ショットを、ある場所で見たときに
この作品の構想が、浮かんだのだそうです。

もし、元カレ・元カノが、偶然、隣に引っ越してきたら、どうなるのでしょう?
もし、それぞれの家族がいるなら、家族ぐるみで、いいおつきあいが、出来るものでしょうか…
それとも……

特に、“隣の女”となる女優・ファニー・アルダンへの、監督の思い入れの強さは
監督の手記で、よ~~くわかりました。

ファニーの第一印象は、とびきりの美女と言うのとは違うけれど(失礼!(>_<))
グイッと引く、惹く、ひくモノがある。
魔性度“大”の、“惹き“の強さを感じました。

相手役のドパルデューいわく、彼女に見つめられると“怖さ“を感じ
恐怖に満ちた愛の映画になるかも……と。(汗)

内容は、おそらく、ご想像のとおりで
焼けボックイに火がついた、その有様と、てん末でしかありません。

監督いわく、“美しくも絶望的なあがき“の作品ですが、この”あがき“への想いは
共感である必要はありません。

しかし、私が思うに、おそらく規範的に日々生きている人であっても、
実は、“破滅的なあがき“を、記憶の奥に封じ込めて、何事もなく過ごしている人こそ
作品の中に、身を投じながら、作品に溺れ、堪能してほしいなと思います。
(私にはたまりません!(>_<))


以下、結末をボカして、雑感です。


▼▼▼▼

ベルナールは、始め、マチルダを悪く言いますが、それは、愛情の裏返し。
別れ方に、未練があったんですね……
マチルダが、勇敢にも、ベルナールと対峙して、そのときの“真意”を告げると
ベルナールは、コロッと変わります。

誤解が解ければ、もう気がかりは無し。
奥にたまっていた愛のうねりに襲われるとも言うべき、怒涛の巻き返し.!

お互いに気になって、二人で、同時にかけた電話が、つながらない様子には
もどかしくも、微笑ましささえ感じてしまう。
電話がつながらなくても、気持ちはつながっているのね……

いけないことだけど、あふれる思いは、止められない。
つながらない電話は、そんな二人へのブレーキだったのかも……


しかし、愛する気持ち、気になる気持ちは、みっともないまでに、止まらない。
公衆の面前で、マチルダへの想いを攻撃的にぶつけてしまうベルナールは
実社会なら、ただのアホなオッサン…なんだけど
そこまでのオーバーワークが、映画では、愛の狂気を匂わせてイイ………

そして、そんな狂おしい愛情は、この2人だけのものでは無いのです!
(あなたにもありません?^^;)
二人が出入りするテニスコートのオーナーである女性にも
壮絶な過去のあることがわかります。

そして、過去が過去でなくなるとき、というのが、いつかやって来ることがありそうでも(>_<)
自分自身で、過去のままにしなければならないという節度を、彼女は見せてくれます。
(でも、本当は辛いんだと思う……)

だから、いよいよ“衝撃の結末”!のあとに
恋の憂いを誰よりも知っている、そのオーナー女性の言葉が
とてもとても、恋の傷口にしみてくる…………………………………………

「あなたと一緒だと苦しすぎる。でも、あなたなしでは生きていけない」


▼▼▼▼


矛盾に満ちた、“愛のあがき“は
愚かしくも哀しい、“絶望の昇華”を見せつけるけれど
それが、唯一、完璧な結末だったと思わされる…………………………..

「あなたと一緒だと苦しすぎる。でも、あなたなしでは……

その言葉の痛みで、胸がギュッとなる余韻が、たまらないのです……………












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こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

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