映画『パリの灯は遠く』★アラン・ドロンのラストのまなざしは圧巻!

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/8528/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



アラン・ドロン主演☆
原題 :『MONSIEUR KLEIN』 (“クラインという男”と言う感じか)

パリ在住の、ロベール・クラインと言う男。
第2時大戦下、ナチスの陰に覆われるフランスで
ユダヤ人の同姓同名の男性と、間違われてしまったロベールを通して、感じるものがありました。

間違われた男、ということですが
当局もしつこく、つきまといます。
ロベールは、自分はユダヤ人ではない、ということを証明しようとします。

サスペンスっぽいところは
なぜ、自分が間違われたのかの真相を追おうとするところと
ロベールが、ユダヤ人でないことが証明できるのか、ということかと思うのですが,……

ラストシーンで、はたと思いました……………
これは、サスペンスっぽくしてはいますが、少なくとも、犯人とか無実とかいうものではないよねと……


以下、結末にふれて、雑感です。

▼▼▼▼

途中経過は、わかりにくいです(>_<)

ロベールは、なぜ手違い・人違いが起こったのかを
手がかりの糸をたぐるように、あちこち、訪ね歩きます。
それはそれで、時間かせぎに、面白いです。
(わかりにくいのも、ナゾのうち^^;)


けれど、あの当時は、人権も、人違いも何も、あったもんじゃなかったかも。
当局も、それらしく仕事していれば、正確さなんて、どうでも良かったのかも……





余談になりますが、母の戸籍の扱いもそうです。
結婚するときに、手書きで処理された戸籍の生年月日が違うことが、あとになって、わかったそうです。
何度か、訂正してくれるように話したそうですが
戸籍は変えられないの一点張りで、いっこうに訂正してくれず、何年も経ってしまいました。
母は、その後は仕方なく、戸籍上の生年月日を使っていたのですが
それから何十年かして、私は、子供を持ち、戸籍を意識した私は、再度、母に提案してみました。
すると、役場も代わったせいか、門前払いでもなく、昔にさかのぼって確認してくれて
ようやく、本当の生年月日に訂正してくれることになりました。
母は、長年の胸のつかえが下りたようだと言いましたが、私も、ずっと気になっていたので
本当に良かったと思いました☆





そんなこともあったので、昔は、コンピューター管理もないし、判読不能な文字で、転記されたり
個人の識別も、いい加減な部分があったかもな~と思うのです。
(200才の戸籍が、出て来たり……)


それが時代のせいなのか、誰かの不手際のせいなのか……
動かぬ大きな力の前には、ノーガキは無力。とにかく
家も恋人も、安定した生活も手放して(失って)、別人になりすまして“亡命“を謀る、ロベール。

それでも、真実への手がかりがそこにあると、放っておけずに、それを追ってしまう……
まずは逃げるが勝ち、かもしれないのに、もどかしくも
ロベールは、亡命せずに、ぐずぐずと引っ張る(>_<)~~だから、物語は成り立つのだけど……

大詰めになって、ユダヤ人ではないという証明書を、友人が持ってかけつけてくれて
ああ、これで、とりあえず、ロベールは、ユダヤ人として追われることはないんだ……
と、一瞬でも思ってしまった自分の情けさなよ………orz


↓↓↓結末です↓↓(要反転)






結局、証明書を手にすることなく、収容されるユダヤ人たちの波に飲まれるように
ユダヤ人たちの一人になっている、ロベール……

この作品は、ロベールが、一人、ユダヤ人でないことが証明されれば良い話ではなかったんです。
(ユダヤ人でなくて良かったね、などという事ではない!という事です!)

ラストシーンが、いいのです。
そこには、冒頭のやりとりが再現されます。

それは、亡命しようとするユダヤ人が、資金確保のために、絵画をロベールに売りにきたときのこと。
ロベールは、ユダヤ人の足元を見て、安く、買いたたきます。

あのときのユダヤ人が、どんな切迫した気持ちで、絵画を売りに来たのか……
今、収容されていこうとするロベールには、痛いほど、身にしみたと思われるシーンです。





ひどい歴史があって、酷い事実があるときに
それが、過去でも現在でも、
人は、自分に関係なければ、自分の身に降りかからなければ、
無意識に残酷な考えをして、残酷な対応をしているのかもしれないと思います……

私も、ユダヤ人と人違いされたロベールが、ユダヤ人でないと証明されればいいなどと
途中まで、思ってしまいました………orz
もちろん、手ちがいはあってほしくないことです。
でも、重要なことは、ソコではないんですよね……

作品は、手違いとは無関係に、
ユダヤ人というだけで、権利も命も奪われていく人たちがいることのほうが、よほど重要だと
訴えかけてきました。


▼▼▼▼


ラストシーンで見せた、アラン・ドロンの眼差しには、驚かされました。
とても切なくて、哀しくて、深くて……
ああ、こんな表情を見せるんだ、と胸に迫るものがありました……………………………………………
(瞳の色まで、かげったかと思った!(>_<))

邦題も、結末に暗示的で、イイ☆











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