映画『25年目の弦楽四重奏』★R15やナンやかやあっても豊かな響きが残る佳作♪


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161897/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



四重奏楽団↓のメンバー:
・第一ヴァイオリン :ダニエル~マーク・イヴァニール
・第二ヴァイオリン :ロバート~フィリップ・シーモア・ホフマン
・ヴィオラ       :ジュリエット~キャサリン・キーナー
・チェロ        :ピーター~クリストファー・ウォーケン、



格調高いクラシックものは、肩こりそうと思われるフシも、ありそうですが^^;
予告編で、フィリップ・シーモア・ホフマンが、同僚になぐりかかるのを見たとき
深刻な事態でも、ウッディ・アレン作品にも似た、泣き笑い的な“逃げ道”を感じつつ
これは観なきゃなと思い、楽しみにしていました☆
(格調高そうなのに、R15というのも、気になる^^;)


25年もの間、4人で演奏してきた楽団ですが、
最年長のチェリスト=ピーターが、病気により、引退を表明します。


この先、楽団を、存続させるための諸問題(未来のこと)が
水面下にあった諸問題(過去のこと)も、露呈させます。


冒頭で、過去と未来はつながっていて
始まりは終わりでもあり、終わりは始まりでもある……と
時間を引用した、哲学的なことを言いますが
長年、一緒に、演奏してきた仲間の“ヒビ割れ“とその後について
なかなか、興味ある作品でした。




時間と言えば、この作品では
『ベートーベン 弦楽四重奏第14番 嬰ハ短調作品131』を、うまく使いました。
詳しくは→ココ


4楽章であるはずの四重奏曲が、7楽章とも思える構成。
なのに、連続演奏させる曲。

ピーターは、たとえ話として、長く演奏し続けることで、調弦が狂うこともあるが
止まらずに演奏するということは、調弦が狂ったまま演奏し続けるということでもあると言います。
意味シンでしょう?

彼らの25年は、演奏まっしぐらに、進み続けてきたもの。
けれど、調弦の狂いに気づかずに、あるいは気づいても、無視して、突き進んできたかもしれない。
そして、今、メンバー脱退の危機になって、“一人抜け“以外の事態も、ボッパツ………

以下、結末の感激にも触れて、雑感です。


▼▼▼

1、フィリップ・シーモア・ホフマン☆+R15

実は、フィリップ目当てでした(*^_^*)   ←恋心ではなくて^^;、
予告編の殴りかかりもですが、彼が出ると、作品の面白さ度が、アップ↑するように思います。

第2ヴァイオリンの彼は、第1ヴァイオリンをやってみたかったと
ヴィオラ奏者である妻ジュリエットに話します。
そこでも、ひと悶着ありますが
実は、第1ヴァイオリニストのダニエルは、昔、ジュリエットへの恋心を諦めた人……
(↑すごいメンバーで、演奏してきたな~と思う……).

そして、妻と口論になった、フィリップ・シーモア・ホフマンは
ジョギング友だちの女性と、出来ゴコロからなのか、R15のシーンとなってしまい(>_<)
それを知った妻に、出てけと言われます。

(下世話な言い方ですみませんが、R15なのは、フィリップ・シーモア・ホフマンがらみなのではないかと
思っていました。映画『その土曜日、7時58分』でのシーンが、記憶に残ってしまって……^^;

のみならず、フィリップ・シーモア・ホフマンとジュリエットの娘(ヴァイオリニスト)が
第1ヴァイオリニストのダニエルと、出来てしまう……(>_<)

それを知った、フィリップ・シーモア・ホフマンが、ダニエルに、殴りかかるのです。
しかも、ピーターの家で。
花瓶など、壊しながら……(>_<)

………こんなんで、ピーターの最後の演奏会が、出来るんだろか……と……


2、最後の演奏会(ネタバレです)

冒頭は、この演奏シーンから入りますが
ラストに、このシーンを見たときに、
演奏家と言えども、演奏だけしているわけでなく、人生の諸問題にぶつかって
何とかしながら、この日を迎えたんだナ………と思います。

それだけでも、感慨深いのですが、それだけではありません!

例の、立ち止まらないベートーヴェンの弦楽四重奏を演奏中
もう少しで終わり、というところで、ピーターは、演奏を止めます。
もう、限界だと……………………….

↑ここで、目頭が、熱くなりました………………………………..

それまで、他の3人のメンバーのスッタモンダが、主流?で進んでいた物語でしたが
ピーターの引退が、大きなキッカケでした。

そのピーターは、もうこれ以上できない、と言うギリギリの限界を
舞台で見せて、去っていきました。
その後は、控えていた新メンバーが加わって、演奏が、再開されます。

終わるものは終わっても、そこには、新しい始まりもある―――
と思わせるような、新たな演奏。
そして、残された3人にも、“諸問題”の終わりと始まりがあって
演奏が続くように、また、新たな調べを響かせていくんだな…….という想いが
日々、生きる自分のこととしても、重なるんですね………..


▼▼▼


たとえば、25年の歳月。
それを、絆と呼ぶのは簡単です。
しがらみでもあるし、腐れ縁かもしれない。
忍耐や不満の蓄積も、あるかもしれない。


最後の演奏会では、
彼らに生じた波風が、きっちり、解決したかどうかまでは、わかりません。
(と言うか、見かけ上、事態は収拾しても、しこりが残ることはありますよね。)

形だけの“和解“を見せて、仲直りしました、というのでは、ウソ臭くなるので
なんやかやあっても、最後は、1つになって、ピーターを送り出した、彼らの演奏を聴けば良い♪
そして、何となくでも、いいムードになっていくんだろうな~と思うだけで
豊かな気持ちになれそう………(*^_^*)

そんなわけで、R15を気にせずに^^;、大人の方には、おススメの作品でした♪


PS:チェリスト役のニナ・リーさんは、ジェット・リーの奥さんでしょうか?












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