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映画『凶悪』★すぐ隣りにある極悪非道withそのキッカケ

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161371/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


死刑囚・須藤が、センセイと慕っていた、もっと悪い男・木村を告発すべく
記者・藤井を呼び出し、余罪を激白し、取材させる……


実話を元にしたフィクション、ということですが
気持ちのいい話では、ありません…(>_<)
けれど、悪とか罪とかいうものには、日ごろ、触れていない場合こそ
触れてみるものかもしれません。
世の中、いい人ばかりではないし、いいコトばかりでもない……
社会勉強のつもりで、鑑賞しました。


その非道さは、『悪人』『アウトレイジ』の比ではなく
園子温よりは、奥ゆかしい?印象でした。




・山田孝之 : 藤井~ジャーナリスト
・リリー・フランキー:木村~不動産関係、センセイと呼ばれる
・ピエール瀧 :須藤~元ヤクザ、木村に使われる



↑絶対、リリー・フランキーの役は、かなりワルい!と思いつつ
ピエールさんも、ワルの底深い俳優だな~と思わせます、
凶悪が須藤なら、木村は極悪。


で、取材一途の藤井や、無神経なマスコミ、捜査不十分な警察、
借金まみれ、裏切り……etc.
凶悪だけでなく、よろしくないこと各種が、ちりばめられてたようです、


▼以下、内容にふれて、雑感です。


▼▼▼▼


1、凶悪犯どものこと


序盤は、冒頭から、須藤ことピエール瀧の暴力・殺人のオンパレード(>_<)
須藤は、スイッチが入ったら、止まらずにイッちゃうタイプ。
けれど、自分のしたことが悪いことは、わかっている。
やっちゃったあとで、悪いことしたな~という罪悪感はある……(遅いけど)


藤井は記事にするため、須藤の証言内容を、取材していきます。
それが、映像として、再現されるので
生なましい悪行のヒドさを、見せられます。


その場面には、告白した須藤と、告発したい木村がいます。


須藤も、乱暴でケダモノのようで、怖い男なのですが
リリー・フランキーが、画面に入ると、これが、最高に、怖い……………
リリーさんには、本音はどこにあるの?という雰囲気を、感じているのですが^^;
ここでは、この人の人間性ってあるのか?と言う感じです。


印象的なのは、法廷で、須藤が、しらばっくれる木村に、いう言葉。
「センセイ(木村)は、人を殺しても実感がないんだ」


木村は、悪意で殺したというより
腐った心根で、悪ふざけしてるうちに、死んじゃったというふう…
だから、罪悪感が無い。


それに
殺されるほうに理由があって、殺す自分にも理由があると開き直っているから
悪意が無いのが、イヤらしい。


“未必の故意“というのがありますが
悪意がなくても、悪いモノは悪い、ときっちりしなきゃダメだゾと……


そうこうして、藤井の記事が、木村の逮捕につながり
死刑囚・須藤も、なんとなく延命ムードで
それはそれで、問題を残すのですが……



2.影をおとす、藤井の“正義“



この、凶悪犯どもを、さらしながら
正義のジャーナリスト・藤井の“正義“が、
彼の日常生活の中に、影を落としていく――――


実は、それが、この作品の見どころなのかもしれません!
そして、そんな忙しい夫たちは、そこらじゅうにいるのかもしれない……orz


藤井の家族は、認知症の母と、介護する妻。
妻は、介護の限界を感じ、息子である夫に、助けを求めますが
夫は、それどころでない。


闇の向こうにある、正義の炎を追求するジャーナリスト魂は、結構だが
かえって、足元の火を見失う。
自分の正義がすべてになって、近くの不幸が見えなくなる。
それが、息子として夫としての、“正しい”姿勢かどうか?……怪しくなる。
(法を犯せば、自分も捕まる……)


凶悪犯とて、なにか問題があったから、人を殺してきた。
介護地獄に堕ち、もがいた妻が
義母に、“尋常でない対応”をするとき、そこにあるのは
“悪意“と言いきれるのだろうか……?


ちょっと、その辺は、木村と重なりそうですが
ここは、さらっと、藤井家を見て、わがふり直せ、という事で……

(『ハンナ・アーレント』では、最大の悪は凡庸な人間がもたらすということを、活写したようですが
ここでも、ちらっとそんな想いが…)



▼▼▼▼


土地を転がしながら、死体も転がす、トンデモない奴……
使いようによっては、男気ある男になってたかもしれない奴……


こんなに、怖ろしいことを……
根っからの悪人が、そうすることもあるし
環境が、知らないうちに、そういう人に、変えてしまうこともあるのでしょう。


別世界のような、こんな凶悪な事件も
普通の世界の延長というより、すぐ隣りにあるのなら
大なり小なり、”全員悪人“にもなりえてしまう……


凶悪犯罪を見せながら、そんなソラ恐ろしさを残すのは
意外な効果でした。


……と、まとめなくても
リリー・フランキーの、ユルやかな極悪非道を見るだけでも、一興かと(>_<)


BGMに、静かで渋い笛の音♪というのも、面白い趣向でした☆















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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

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