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映画『42~世界を変えた男~』★“忍耐と克服“&GMの器の大きさ


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161232/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


大リーグで、初の黒人選手となった、ジャッキー・ロビンソン選手の物語です。
第2次大戦後、まもなくが舞台ですが、根強~~~~い黒人差別です(>_<)

そんな差別に打ち勝ったよ、というサクセスストーリーではありますが
差別の周囲と戦い、くじけそうな自分と戦った、“克服“の物語といったほうがいいかもしれません。
そして
そんな彼を支えた、GM:リッキー(ハリソン・フォード)の存在が、とても良かった☆

▼以下、内容にふれて雑感です


▼▼▼▼


1.差別と排他


予想されていたことですが
ジャッキーへの差別は、酷かった……orz
「まだ南北戦争してるのか?」
法律上はともかく、慣習で、差別が常態化しているので
チームメイトであっても、メイトでなし(>_<)

チームメイトが署名運動までして、ジャッキーを排斥しようと、嫌がらせ
ホームの地元民も、押しかけて、脅迫し、嫌がらせ
遠征先のホテルも、宿泊拒否、嫌がらせ……(FBIも巻き込むほど!(>_<))
周りの大人の差別観は、無垢な子供にも伝わっていくのが、やるせない……

ココゾというところで
“やり返さない勇気”を、リッキーが説けば、
「神から忍耐を与えられた」と、踏ん張るジャッキー。負けるナ!

そんな中
サイテーに、ゴクアクに、酷かったのは、相手チームの監督!


バッターボックスに立つジャッキーに、これでもかこれでもかと
悪口雑言、罵倒、侮蔑の嵐、アラシ、荒らし……
あまりに酷すぎて、観ていられない…………orz
品格なさすぎ!


けれど、このトンデモないシーンが
人の心に訴えてくるものは、大きい!


2、同情と受容


トンデモ監督の悪口に、リッキーは言います。
「あの監督のワルさが、ジャッキーへの同情を生む」と。(だから悪いことばかりでないと前向き☆)


ともすると、上から目線になる恐れありの“同情”ですが、
リッキーは、“痛みの分かち合い“だと言ってくれます。


このリッキーは、よく聖書を引用する方で
神の前で恥ずべき人間であってはならない、という善き人です。

アノ監督の所業は、わかりやすくみっともなくて
同じ差別主義者でも恥ずべきことだ、とアリアリと感じるはず。

他の白人も、信心深い人のはずですが、人間だもの……?
恥ずべき行為がわからぬ、迷える子羊。
排他するのは、受容できない、自らの器が、小さいからなんでしょうね……
人のフリ見て、我が身の器の小ささを知る……?
(かくいう私も自戒をこめて、気をつけマス)


困難は予想されるのに、敢えて、黒人選手の入団を推進したリッキーは
器の大きい人、ということになりますが、
そんな彼が、なぜ、そこまでして黒人への入団にこだわったのかを
ジャッキーは知ります。


それを聞いても、野球を、友情を、人の心を大切にするリッキーの
器の大きさに、感銘をうけました。
イイ人だぁ~、リッキー。
(↑ハリソン・フォード☆いいとこモッテってます(*^_^*))


▼▼▼▼


黒人選手の先駆けとなった「42」ジャッキー・ロビンソン選手も、ご苦労様ですが
彼を誕生させ、支えたGM:リッキーの存在が
予想外に、生かされた演出で、良かった☆


それが自分の使命や夢であっても、強く、誰かを支えることは、尊いことで、
見ていて、気もちの良いものです(*^_^*)


個人の努力ももちろんですが、
仕事上の実感としても、支えてくれる人がいて、自分の世界が動いていくものですもんね。


エンドロールには、ご本人のお写真。
実際、色々、いやな目に遭いながらも、道を切り開いてこられたんですね……
しみじみ、目頭が熱くなりましたよ。













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