映画『新撰組始末記』★雷蔵サマの「恨んでくれ」にQoo~(>_<)

作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/10132/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。
作:子母澤寛
主演:市川雷蔵
雷蔵サマが、浪人:山崎蒸を演じます。
狂四郎の、空気を斬るようなシャープさとは違って
こちらは、武士としての生き場所を、新撰組に求めて入隊した、初々しい感じの若侍です。
そのため、柔な印象もありますが
迷いは、優しさであり
貧乏くじは、人の良さでもあります。
ストーリーは
近藤勇、土方歳三らが、局長の芹沢鴨を暗殺し、池田屋事件に至る部分です。
▼以下、あらすじはさらっと、雑感です。
▼▼▼▼
仲間であっても、規律を乱す者は、処罰するという新撰組。
素行不良ならば、局長であっても、粛清する。
けれど、それを、納得しかねる山崎は、土方には、厄介者のよう。
そこで、
土方の息のかかる、沖田総司にそそのかされ
わけわからない乱闘の中
山崎は、斬っては面倒な、役人を、斬らされてしまい
事後収拾のために、切腹しないまでも、“監察“要因となり、影の存在となります。
……………….と、“新撰組“モノガタリは、そのくらいにして……
この作品で、Qoo ~(>_<)と、シビれたシーンがあります。
それは、浪人:山崎が、恋人の女医;志満に書いた、置き手紙です。
そもそも、志満は、山崎に、切ったはったの新撰組に入隊してほしくなかったのですが
山崎は、武士として生きるべく、尊敬する近藤勇のいる新撰組に、入隊します。
しかし、役人を斬った騒動のあと、再び、志満の元に帰った山崎は
志満とともに居ることを、約束します。
なのに……なのにですよ……
思い直した山崎は、「別れてくれ……略……恨んでくれ」と
書き残して、去ってしまいました………………
“恨んでくれ“ですよ…………………….
雷蔵サマのナレーションで、手紙が読まれるので、余計にズンッと来ます……
くどいようですが、^^;
「別れてくれ、忘れてくれ」じゃないんですよ。
恨む=忘れるナ、と言ってるようなもんですよね……
Qoo ~(>_<)
こんな仕打ちをしておいて、ホント、憎いお方ですヮ……(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
~~~
これと似た感じで、思い出されるのが、『リバティーン』
始めに「どうか、私を好きにならないでくれ」と言い
最後に、再び、言うのですが、そのときは、こう続きます。
「それでも、私が好きか?」
コレはコレで、この作品は、私には、Qoo ~(>_<)の絶品です。
~~
最後のシーンも、じらしてくれます。
池田屋事件で、凱旋した隊士たちの列に、山崎を見つけた志満が
人ごみをかき分けて、山崎に、近づこうとします。
せめて、山崎が志満に気づいてくれたら嬉しいな……と甘いコトを思うのですが……
けれど、声もかけられず、気づいてもらえず……orz
山崎は、行ってしまいました………….
「恨んでくれ」と言われたとおり、恨みながら想っていますよ……
と思ったかどうかはわかりませんが
志満は、追うのをやめ、来た道を戻って終わります。
(この、スパッとした気丈な終わり方も、哀しすぎなくて良いのかも)
▼▼▼▼
言葉は、額面通りではないことが、まま、ありますよね。
どこまで、信じていいかわかりませんが
この「恨んでくれ」には、ヤラレマシタ……
去っていく自分を、それでも愛していてくれるなら、ずっと恨んでいてくれ……というのなら
私も、去って行った人を、恨もうと思いましたョ^^;
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