映画『黙秘』★お天道様も見てない“日蝕”と女の“よすが“

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/114801/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


スティーブン・キングが、キャシー・ベイツのために書いた作品だそうです。


キングの作品なので、もちろん、ミステリーを楽しむのですが
この世の中の、辛苦と醜さと優しさが包括された、すばらしい作品でした☆

原題は『ドロレス・クレアボーン』と
キャシー・ベイツ演じた女性の名前そのままです。
哀しみの中に生きる女性ドロレスが、必死で、それをはねのけながら生きてきた
骨太の充実感が、キャシー・ベイツにぴったりです。

ある老婦人の死で、容疑のかかった家政婦ドロレスの物語なのですが
単なる、犯人捜しの物語ではありませんでした。

真実は、20年前にさかのぼりますが、そこがまた、人の情に訴えてきます!
今回、亡くなった老婦人が目に涙を浮かべるシーンが、グッときます。

邦題は、「黙秘」ですが、20年前の“日蝕”のシーンが、とてもドラマチックでした。


▼~▼ ミステリーですが、あえて、ネタバレっぽく雑感です。


▼▼▼


今でこそ、男尊女卑の傾向は、薄れてきましたが
やはり、老婦人が言うように
“この世は男の世界なのよ”と言う言葉が、ここ最近、私自身には、身にしみています……………
妻は夫の所有物で、世話係とか家来と思っている人も、当然のようにいます。
それを、ここでグチっても仕方がないので、やめますが……(>_<)

DVの認識の無い頃は、妻は夫の暴力には逆らえず、耐えるほかありませんでした。
暴力は、腕力のみならず、怠惰やアル中、ギャンブル、性的虐待もありますね……orz

そんなロクデナシにも関わらず、夫や父は“主人“なので
妻が稼いだお金も、使いこんでしまう。
妻や家族も、“主人”の所有物と言う暗黙の了解があるから、当然のこととされてしまう……


ドロレスも、作り笑いで、やり過ごしていましたが、娘への危害を知って
もはや、自分の我慢だけでは済まない事態を、憂います。
かといって、話してどうにかなる夫ではない…
家族内の事件は、逃げ場がないので、困るのです……………………orz


そんなとき、普段は、口やかましい女主人が、家政婦ドロレスの涙に気づいて
声をかけてくれるのです。
意外にも、話を親身に聴いてくれた女主人は、ドロレスに同情し、涙を流してくれました。
そして、さりげなく、日蝕の日に、“友情”をくれたのです…………….
(↑私は、ソレを、あえて“友情”と呼びますよ。)


世の中には、敵も味方も、他人も友人もいる。
都合のいいときだけ友達顔で、得が無ければ去って行く人もいる。
この女主人は、普段は、面倒な人ですが、
ドロレスが一番、逃げ道が欲しい時に、“一番親身なこと”をしてくれたのだと、思うのです。


……もちろん、結果の善悪で言ったら、好ましいことではないことぐらいわかっています。
けれど、男性優位社会にあって、“女の逃げ道”を経験した女主人は、女として、ドロレスを助けたいと思った。
社会規範のイイ悪いではなくて、弱者へのいたわりの気持ちとして、私は受け止めましたよ。


かといって、ドロレスは、誰も殺していないのが、いいところです。(汗)
しいていえば
ソノ時、日蝕が起こり、お天道様さえ何も見ていないという、絶妙なシチュエーションなのです!


なぜ、ドロレスが、毒づかれながらも、20年来、老婦人の世話を献身的にしてきたか?
あのとき、自分の苦難を知ってくれたのが、この老婦人だけだったからなんですね。
最高の友情と感謝を、感じたと思いますよ。
通り一辺のキレイごとでない解決策を、共有してくれた人ですから。


だから、そんな老婦人を、ドロレスが殺すはずないんですね。

ところで
ドロレスの娘は、記者として、活躍中の才女のようですが、始めは
母親の女の哀しみを知るには、まだまだ、小娘ちゃんでした^^;、

始めに見せた涙は、まだ、自分のために泣いてましたもん。
確かに、娘としての彼女も辛かったと思いますが、大人になったら
もっと辛いことに立ち向かっていた母親を、まっすぐ見てほしいもんだな……と思ったら……

終盤、母親の心にぴったり寄り添って、いい援護射撃をしてくれた☆
ありがとう!

~世間からどう思われるかではなく、娘がどう思っているかが大事~

ドロレスの安堵の表情には、幸せがありましたね。(*^_^*)


▼▼▼


世の中の理不尽なことを嘆いても、すぐに、良くなるわけではないのが、実情です(>_<)
かといって、闇奉行に斬ってもらうわけにも行かず……(>_<)

何を“よすが”に生きるかは、
悪たれやイジワルのような、ダークな強さも、あるかもしれませんが(汗)
私は、同情も含めた“共感“が、嬉しい。
わかってくれる人がいる~それだけで、どんなに心強いことか……
たぶん、ドロレスも……

それが、誰であれ、
そこに、友情と絆を、感じるのだと思いましたよ。











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