映画『明りを灯す人』★信念と希望の灯は絶対に消えない

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/155936/
あらすじ
・クレジットはこちらを参照ください。




キルギス作品
監督・脚本・主演  :アクタン・アリム・クバト

村の“明かり屋さん“として働く、電気工が主人公です。
ソ連崩壊後、独立したキルギスで、アカエフ大統領が退陣する頃のこと。

明り屋さんの夢は、
① 風力発電で、村に電気を安く広く供給したいことと
② 息子が欲しいこと

のどかな、田舎のおじさんの話、というわけでもありません。
日本では、想像つかないような厳しさと残酷さのなかで、人々が生きている……
(日本にいると、ぬるま湯に慣れてしまって、ちょっと熱かったり寒かったりしただけで
大騒ぎですよね……)


▼~▼内容にふれて雑感となります。(長いかも)

▼▼▼

① 電気を広く安く

この村の老婦人も、ニュースや音楽が聞けない生活は人間らしくないー
と言いますが
電気がないと、暮らしが成り立ちません(>_<)
(計画停電でも経験済みですよね)

堂々と、アンテナを盗む人もいる……


せめて、高額の電気代を少しでも安く、と
“明かり屋さん“は、貧しい人のメーターには、細工してあげています。
で、一度は、捕まってしまうのですが……

そもそも、国や制度が、電気の安定供給をしてないから、と言う想いもあってか
“明り屋さん“は、風力発電の大々的な有効理由を、切望しています。
試作品は、自宅にあり。

折しも、代議士候補と接触します。
彼は、村を乗っ取るんじゃないかとの噂のある人でしたが
風力発電の話を、前向きに聞いてくれたので、“明かり屋さん“は、イイ人だと思います。

しかし、その代議士と友人(←新村長)が、中国人投資家を、
色仕掛けで “接待“する場に居合わせた“明かり屋さん“は
いたたまれなくなり、
接待の場をブチ壊してしまい、あとで、リンチされてしまいます……


② 若い女性

エロ仕掛けの餌食になった、女性です(>_<)

彼女は、学業優秀で、大学進学も勧められていたことを、
電気修理に行った家の老婦人から、聞いて、知っていました。

けれど、彼女は、出稼ぎに行った両親への仕送りや、祖母との生活費のために
“仕事”をしていました。
だから、“明かり屋さん“に、仕事=エロ接待を止められても困るのです。

この現実は、厳しいです。
心情的には、こんなことを黙認できない!という事でも
生活の糧を、奪うこともできません……

代議士たちにしても、投資してもらわないと、村の発展は期待できない。
“明かり屋さん“の望む風力発電にも、設備投資は必要です……

意味深な、ロバの雄雌のシーンがあって、若い娘のそれからが、暗示されるようでした……


③ 息子が欲しい明り屋さん


女の子4人のパパである、明り屋さんは、息子を希望していました。
自分の技術を伝え、後継ぎにしたいと言う想いが、あったかもしれません。

電柱の上の明り屋さんに、妻では、うまくマッチ箱が投げられないとき
よその男の子が、工夫して、うまく投げてくれました。
男の子がいたら、自分の手伝いもうまくやってくれそうだ…
そんな気持ちが、伝わってくるよう……

あるとき、悪酔いしたのか、明り屋さんは、親友(新村長になる)に
とんでもないことを、口走ってしまいます(>_<)
それは、妻に息子を産ませてくれ、というもの…….
(親友は断ります)

明り屋さんの一途な気持ちが、そんなことを言わせてしまったとしても
不適切な男女関係としては、あの若い娘をめぐる男たちと、通ずるところもありそう……

妻に息子を産んでほしくて、不適切なことを、無意識に思っていたかもしれない明り屋さんは、
エロ接待の餌食になる若い娘を目の当たりにして、自分の中の不適切な想いも
払拭したかったのか……などとも思いました。

ワルいつもりでなくても、不適切なことは、あるーー


▼▼▼


革命や政変があっても、庶民には、少しでもいい暮らしであってほしいーー

明り屋さんにできることは、
明り(=電気)を、この村に、よりよく供給すること――

だから、明り屋さんは、リンチにあっても、滅びるわけにはいかないのだ!
(↑本当のところは曖昧です)


風が吹いて、電球の明かりが、チラチラ点くシーンが、とてもいい。
消えそうだけど、消えない。点いている!
それは、明り屋さんの命の暗示かもしれないけれど、信念の灯かもしれない。
そして、そんな信念は、明り屋さん個人の枠から、広がっていくーー


だから、ラストシーンに映しだされた、自転車を力強く漕ぐ足は
もはや、明り屋さんの足とは、限らない。
この村で、生きる人々は、どんな状況下にあっても、
皆、倒れないように、必死で漕いでいるーー
その力強さを暗示するように、願っていたのかな~と思うのです。


9年がかりで製作されたという本作は、監督の人生の一部を、
確実に、表現していると思われます。

普通に平穏に生きることーー
ただそれだけでも、意気込みが違うーー
そこに、強く惹かれる作品でした☆













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こんにちは☆
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