映画『わたしはロランス』★全てを乗り越えた“とにかく”に感じた二人の着地

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/161267/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。


英題 『LAURENCE ANYWAYS』
監督:グザビエ・ドラン
(製作総指揮:ガス・ヴァン・サントも。)

・ロランス:メルヴィル・プポー
・フレッド(恋人):スザンヌ・クレマン

女性として生きたいと言い出した、男性の恋人と彼女の物語です。
↑大筋はシンプルですが、含むものは、深く重いです。(そして長い…)

偏見や困難を乗り越えて、幸せになりましたーー
ということを、予想しますか?
物語であれば、そうであってほしいですよね。
けれど、そんな簡単でいいですか?
世の中は、そんなに簡単に、結論させてはくれないし……orz

それなら、その中で、ロランスになり、彼女になり、周囲の目になって
大変ですね、だけではない、“この世界”を、共有してみるのがいいと思います。
(いや、グザビエ・ドラン監督の世界に浸ってみて!というほうがいいかナ (*^_^*))


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼

① ロランスの告白

男性の恋人が、今までの自分は“偽り“で、今後は、女性として真の姿で生きたいー
と言ったとき、恋人は、驚きながら、怒りました。
今までが、“偽り“なんて….
私との関係も、“偽り“だったの????と。

“偽り“と言えば……
逆に、真実(の愛)とは何だろうと思う……

愛することに迷いが無い時は、いいけれど
異性であることを“やめた”恋人に対して、もし、愛することを”やめる“ならば
自分は、一体、“彼“のどこを、愛していたのだろうか……と戸惑うかもしれない…

本当に、僕を愛しているなら、すべて、受け入れてくれるよね?

確かにそうで、恋人フレッドは、ロランスを愛することに、変わりはありません……
ロランスも、普通の家庭の幸せをあげるよ、と言ってくれる……
けれど、彼女は、天を仰ぐ……
女のつもりで生きることと、女であることには、大きな差異が……   ↓ドラッグ





(フレッドは、ロランスを子供を中絶しました)



② 周囲のこと

他人の目は気にせず、自分がしっかりしていれば……
と思っても、人は、社会の中で生きているので
自分だけでは、限界もあります……

“標準的”でないと判断された人には
土足で踏み込んでも、傷つかない覚悟をもっていると、思い込まれているのでしょうか?
何を言ってもやってもいいと、思い込むものなんでしょうか。


その最たるのが、レストランでのこと。

ウエイトレスの女性が、「ただの興味本位」で、女装のロランスに、しつこく質問してきます。
それに、ブチ切れたのがフレッド☆(←☆つけるよ(*^_^*))
かなり、怒りまくってくれますが、それでいいと思う。
「ただの興味本位」って何よ。ソレ、知ってどうすんの?

知るべきことを、知ろうとしないで(人の気持ちとか)
知らなくていいことを、知ろうとするのは、やめたほうがいいことの1つだ、と思いますよ。


③ その後のこと

ストーリーの展開もさながら、終わり方が、ナルホド~と思ったのですが……
その前に……

予告編でも、すでに、見せているのですが
服や布が、風になびいたり、翻るのが、とてもステキな効果です☆

ロランスのコートの裏地が赤いのも、ひるがえって、効果的にキマル☆

画面が生きてくるのと同時に、自分が、風に吹かれたときに感じる
アノ独特の感覚(←人それぞれ)を感じるようで、心が、波立つんですよ。

そうして、そんなこんなで、
ロランスも彼女も、いくつも、乗り越えるのですが……

二人は、これで、また一緒に、やり直すのかな……
これで、メデタシかな……と思わせる部分もありますが
それは、まだ、“超越”の着地ではない!というのが、この作品の良いところでしょう。

何もかも“乗り越える”とは、そういう終わり方じゃないのだと。

邦題は『わたしはロランス』ですが、英題は『LAURENCE ANYWAYS』です。

邦題の印象だと、男でも女でも私は私よ、という感じですが
英題の『とにかくロランスよ』のほうが、“乗り越えた“印象が強いと感じませんか?

ラストシーンでの、ロランスの挨拶。
この長尺の諸モロの事情が、アレコレあったけれど、それらを全部、取っ払った上での
「と・に・か・く・ロランスだ」
あ~なるほどナ~と、大きな説得力を、感じました☆


▼▼▼


その人のどこが好き、というよりも
その人がどんな人か、と言うよりも、
一緒にいたいと思うことが、十分、愛なのかな……と思う……
目の前にいてくれたら、嬉しい☆

ロランスも、魅力的な人物でしたが
恋人フレッド役のスザンヌ・クレマンにも、内容がギュッと詰まった感じの
パンチの効いた存在感で、惹きつけられました☆


グザビエ・ドラン監督は、注目される方も多く
私も、目が離せない監督だと、思っています☆(^_-)-☆


(できれば、2時間48分の上映時間が、2時間くらいだと、もっと嬉しい^^;、)















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