映画『善魔』★心を鬼にした善行のはずが鬼の目に涙か


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/802033/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

原作:岸田国士



特集ではココ



三國連太郎さんのデビュー作。
三國さんは、役名が、そのまま芸名になっています。

見るからに、若さみなぎる三國さん♪
正義感に強い、新聞記者です。


……そんな三國さんが、この役者道に入る前は、どんな人生だったかと言うと→ココ参照



色々と、あったようですね。
善い事ばかりではなく、清濁併せ持つ、という感じですが
それが、俳優人生にも、生かされてたのでしょうね……


作品の要点には~善を成すために魔の心を宿す人の業~
とあって、興味深いです。
善い事、良い人ばかりではいられない事情もありますよね。

劇中、三國さんの上司が、その“善と魔”について、話すシーンがあります。
会話が、聞き取りにくかったので、曖昧なのですが……

「人間の善良さは、本来、悪に挑めない。悪を叩くためには、悪が持っているようなネガティブなもの~しぶとさ・企みなど~も、人の心に必要なこと。そんな魔性の善が、善なる人に必要」

上司が、急にそんなことを言うのは、どうしたのでしょう?
三國は、不思議に思います。


▼~▼ 結末までふれて雑感です。


▼▼▼


始まりは、三國が、上司から、政治家の妻・伊都子が、失踪した事件を追うように言われたことからです。

その伊都子というが、美しい淡島千景さん♪(←魔性を感じる)
彼女は、10年前、まだ学生だった、三國の上司と “友人関係“でした。
事件で、彼女のことを、上司も思い出したよう……

三國は三國で、取材で知り合った、伊都子の妹・三香子に惹かれます。
三香子は、病気を、抱えていました。

まずは、家出した伊都子が、うまく離婚できるようにと
“旧友”である上司と、妹に惹かれた三國が、
夫である政治家の“汚職“を利用して、ことを進めてあげようとします。

そこは、新聞記者としての社会正義ではなくて、伊都子の家族のような味方として、のようでした。

ジャーナリストとして、その姿勢はどうなのか?ということも、あるようなのですが
2人には、もはや、他人とは思えない伊都子のためには
それも、アリかな~と思ってしまう……
(たぶん、ここにも、善魔の気持ちが、働いていそう……)


すごかったのは、三國が、瀕死の床にある三香子と結婚しようとすること!

思えば、結婚の準備のために、三香子のそばを離れてしまうのですが
結婚にこだわらずに、最期までそばにいて看取ってあげたほうが
三香子も、幸せだったのではなかったかな……

そうして、死に際に、間に合わなかった三國は、
亡くなった三香子と、三々九度を交わすのです……
それだけ、愛していたということなんですね……

(『独立愚連隊』で、佐藤充さんが、好きだった慰安婦の墓前で、“葬式ではなくて結婚式だ“というシーンがありますが、それに通じるものあり)



ところで、上司は、10年前に、伊都子と友人のまま、別れたことを、後悔しているようでした。
伊都子が離婚したら、今度は友情でなく、やり直したがっているよう。

そこで、問題が生じます。
上司の現在の彼女です。

と言っても、この彼女との関係も、はっきりしたものでなく
彼女が入れ込んでいるのを良いことに、ノラリクラリしたような、友達関係のよう。

この上司=森雅之なんですが、森雅之さんは、この煮え切らないタイプの男性が
ハマり役ですね……『浮雲』でも、ぴったりでした…

伊都子が現れたもんで、今カノは、もう、ケンモホロロ……orz
人は、いらないと思った人には、驚くほど冷たく出来る……orz

三香子と三國の“結婚“のあと、今度は私たちが結ばれる番、と言う感じの、上司と伊都子でしたが……

上司の元カノが、駅で去っていくのを見てしまった三國は
二人が、まとまろうとすることに、水を、さしてしまいます(>_<)
捨てられた女が、可哀そうだろッ!と。

↑この部分が、“善魔“の最高潮のようです。

ジャーナリストとして、尊敬していたと思われる上司の、俗っぽすぎる有様に
汚れを知らない三國には、魔をささずにいられなかった……
けれど、伊都子の幸せも、無いモノにする犠牲は、いかに,……?

女として妻として、すでに、修羅の魔モノを、くぐり抜けてきたような伊都子は、
三國に、聞き分けよく「そうね」と、
上司とは、“友情“の垣根を越えないことを、納得してみせますが
女としては、哀しいものがあります……orz


▼▼▼

上司が、善魔について述べたとき、
イイ顛末を望みながらも、もしかしたら
こうなることを、予測していたのかもしれません。


ラストの三國の涙は、愛する三香子のためだけに、流してほしかったですが
自らの“善魔”が、しでかしたことへの、後悔というか、虚無のような
やり場のない涙になってしまったように、思います。

心を鬼にした善行のはずが、最後は、鬼の目に涙か……


聞きにくいところもあって、素通りしたシーンもありますが^^;
三國さんのデビュー時代を拝めたのは、良かった☆













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