映画『カティンの森』★言っちゃったモン勝ちの事実の捏造はダメ!(>_<)

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/20460/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。



カティンの森事件のこと→ココ






第二次大戦中のポーランドでのこと。

……ということで、戦争モノは重いから、体調の良いときに見ようと思いながら
伸び伸びに、なっていました。

観てみて、思いました。
これは、いわゆる反戦映画とは違ったメッセージを、持つものでした。
(レビュアーさんもそう仰っていたと思われますが、観てみないと実感がなかったので、スミマセン^^;)

“カティンの森事件“と呼ばれた、ポーランド将校の虐殺事件についてです。
と言うと、人殺しをする戦争反対!メッセージのようですが、(確かに、それもそうなのですが)
ここでは、“事実の捏造”の重大性を、伝えてくれました!

カティンの森事件の参照→ココ
▼~▼ 内容にふれて、雑感・主観です。(飛ばしてください)


▼▼▼

実は、ポーランド将校を虐殺したのはソビエト兵なのに、戦後、ナチスドイツのせいにされました。

ポーランドが、ソビエト支配下になったので、そのほうが、都合が良いからです。
真実を語ること、残すことは、禁止されました。
校長という要職にある女性は、ポーランドには永遠に“自由“は無い、と言いながら、
事実の捏造に、目をつぶります。
“平穏”に暮らすには、そうするほかないと……

(永遠に自由が無いーーと言ったのには、深刻に、うなずけました。
ソ連の支配下に入ったら、社会主義の一党支配。ソ連が崩壊しない限り、ほかの政治の選択肢はありません。
政治を変えたければ、革命しかないですよね。
けれど、革命は、平和とは相反する行動でもある……
そんな矛盾も含めて、真の平和とは何か?幸福とは何か?と考えたいところですが、脱線するのでやめます。(>_<))


事実を知っている世代が生きているうちは、まだいいかもしれません。
けれど、“平和“のために、事実を変えてしまうことは、どうなんでしょう……????


一般論ですが………….
作り上げられたり、捻じ曲げられたりしたことが、既成事実となってしまうのは、憂慮すべきことです。
たとえ、関係者への同情があったとしても、捏造していいことには、なりません。


劇中の女性は、ソ連による“嘘”を受け入れることが、“忠誠”だと言いましたが
仮に、でっち上げた“嘘“を受け入れることが、”友好”というのなら、それは、錯覚でしょう…………
嘘の上の友好なら、もはや、友好ではないと思う……(←一般論です!)


劇中の別の女性は、死者を弔うため、“事実”を、墓碑に刻みますが
その墓碑は割られ、彼女も、連行されてしまいます。
“事実”を残さないことで、未来に、曖昧さが残ります。
(逆に、無かったことを碑に刻んでしまえば、ない事実を作り上げることも、できてしまうのですね…….)


ウソのまま、自国の歴史が、変えられてしまうことに、耐えられない人もいます。
戦争で生き残ったのに、失意から、命を絶ってしまった将校も……


嘘も百回言えば真実になるーーーのだそうですが
言っちゃったモン勝ちで、事実が、捻じ曲げられていくことは、歴史への冒涜です!!
未来に、大いに、禍根を残すもの。
言わしといちゃダメなことは、ダメですよと。


▼▼▼


戦時中の虐殺の悲劇も、痛ましいことですが
そういった歴史上の事実を、歪曲・捏造してしまうのは、子孫への更なる悲劇を生むものだと、痛感しました。

今の時代だけの“平和“や”友好“のために、ウソを飲まざる得ないのなら
そんなのは、もはや、“平和”でも“友好”でもない。
彼女の言うように、せいぜいで、“忠誠”、
悪く言えば、“隷属”だと思う。


“カティンの森事件”については、真実を明らかにすることが出来て、良かったと思います。
監督のお父様が、事件の犠牲者だったそうで、作るべくして出来た作品ですね。
これは、観るべき逸品でした☆
















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Re: 監督執念の作品。

ミカエルさん、こんにちは☆
いつもありがとうございます。

気にしながら、やっと鑑賞しました。

監督は、ぜひ、映画と言う手段で残すべき、と思ったのでしょうね。

完成し、残せて、良かったと思いますね。

監督執念の作品。

 監督としては、どうしても描きたかった作品でしょう。「地下水道」や「灰とダイヤモンド」の頃は、ナチスドイツを悪者に描くだけでよかったから当局の審査を通過できましたが、「カティン」は不可能でした。

 亡命して西ヨーロッパで活躍しますが、ポーランドの外でも政治的な制約で「カティン」には踏み込めなかった。
 やっと制作できる機が熟したと言えます。監督としても人生の制限時間が見えてきた自覚があると思いますので、執念の映画です。
 近年、「真夏のオリオン」や「パール・ハーバー」「橋」など、邦画だけでなく世界各国で第二次大戦の風化と時代劇ファンタジー化が進んでいますが、これに待ったをかける作品ともいえます。

 後半に若い画学生が登場します。ヒロインの甥という設定。間違いなく虐殺された主人公の騎兵大尉は監督の父親がモデルですが、この甥も監督本人がモデルだと思います。
 監督も絵画から映画へ編入した人です。作中でのエピソードはたぶん監督自身が体験したことだと思います。

 作中の甥は軍用車に轢き殺されたが、実際の監督は生き残った。あれから半世紀が過ぎて、今度は波露の式典に参加する飛行機の便がたまたま墜落した大統領機ではなく首相機だったのでまたしても命拾いをした。
 すごい人生です。
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使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

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