映画『サクラサク』★枯れかかり家族の木に花咲かせたおじいちゃん


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163937/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。


さだまさしさんの原作短編は、未読です。
「ごめんなさいと言いたかった。ありがとうと言いたかった。」のコピーに惹かれて鑑賞しました。

老父の認知症発症をきっかけに
息子は、父の記憶の地・福井に、家族で行くことにしました。
それは、初めての家族旅行であり、ほころんでいた、親子・夫婦の修復の旅でもありました……

これは、認知症の老父、というのが大きなウエイトを占めますが
いわゆる深刻な老人介護問題、という位置づけではなく
それぞれの家族の寄り添いを、桜色のような、淡いタッチで描いた作品でした。

(つきつめると、重く深刻な状況も、サラッとした肌触りですが
それはそれで、いいのかもしれない)


▼~▼内容にふれて雑感です。


▼▼▼


1、困った家族たち(>_<)

これは、私のグチとして、スルーしてくださって……

まずは、長男のこと。
序盤に、食事を用意した母親を無視するシーンがありました。
私は、どんな理由にせよ、その態度はイヤなんです。

夫も子供も、妻・母親は、食事を用意するのが当たり前の存在で
文句を言っても残しても無視しても、次の食事も、当たり前に用意し続けてくれるものだと思っていると思います。
けれど、用意したのに、「食べてきたからいらない」とか「食べたくない」とか、その場で言われて無駄にされるのは
本当に、残念な気持ちになってしまうものです……
残されたら捨てればいいだけのことですか?
時間も真心もこめたのに…と思うのは、妻・母の自己満足でしかないですか?
……自己満足でしかないですね……^^;
自分の意見を押し付けてはいけないと、今では、私も思えるようになりましたが^^;
この家のお母さんの表情を見ると、余裕なくギリギリだな……と思わせます…….
(用意した食事を素通りされるというのは、かなりの虚無感を生むものデス……)

けれど、それは、あとになってみると
祖父に対する母親への“抗議”のような姿勢だったのかもしれません。
そして
そんな母の祖父への態度・気持ちは、夫に対する不満から生まれていた、ということだったようです。
↑と言いつつ
それは、単純な図式なのですが、物語としては、そのくらいでいいのかな、と言う感じです。


夫が家をかえりみない、ということで、妻が不満に思う、というパターンもよくある?と思われますが
仕事と私とどっちが大事なの?と聞かれたら、「仕事だよ」となりますよ(苦笑)。
かといって、ダンナ様たちよ、家のことから手を引いていいわけではありませぬ。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
要所要所は(子供のコト)おさえておかないと、イザ!というときに、
奥様の手綱で、首を絞められることになります……(>_<)

奥様もね……
舅の粗相で、いちいち、ダンナに電話して帰宅してもらってたら、ダメだと思うけれど
積年の恨み(?)から、正気と常識が、ゆらいでしまったのでしょう……

その点、長男は祖父孝行だとわかって良かった☆
娘も、もうちょっと、かんばれ^^;


2、福井に向かう旅行


認知症になってしまった老父の記憶が残る、福井への旅を
息子は、いきなり決意します。
妻の心が壊れてしまった感じなので、気分を変えるためにも、そうするほかなかったかも。
場を変えると、仕切り直せますから。

この旅もですが、老父役の藤竜也さんが、とてもイイ☆
この作品の良さは、藤竜也さんの魅力だと思います。
避けて通れない“老人問題“を抱えた老人、というのではなくて
忘れがたい親の想い出を持つ、子供の一人として
家族再生のキーマンとして、魅せてくれています。

そして、『眉山』でもありましたが
ご当地の祭りや踊りを、入れることで
なんとも言えない、人の営みの温かさを感じさせてくれるのです。
子供の頃のお祭りや、幼なじみのことなど
それぞれの記憶に、問いかけてくるようなんですね………….


やがて、キリキリしていた妻・母の表情も、和らいできます。
余裕が出ると、舅にも、優しくなれますネ(^_-)-☆



3、会社はどうなったのか……(汗)


昇進が決まっていたのに、大事な会議をホッポリ出して
家族で旅行を続けた夫・父。
このときは、「あなたは会社に行って」と、さすがに、妻も言ったのに……(―_―)!!

連絡入れればOKだったのかしら……
その後、どうなったのかは明らかにされないまま、家族が再生して、メデタク終わる。
「サクラサク」なので、仕事のほうも、散ってないということでしょうか……(*^_^*)


▼▼▼


最近、老いてからをテーマにした作品を、よく目にします。


マリーゴールド・ホテルで会いましょう

カルテット!人生のオペラハウス

クロワッサンで朝食を


これらは、老いてなお、どう生きるか、を描いていて、
人間死ぬまで、自分を主体に生きていかなければいけないな、と励まされます。


一方、老いと介護、命の終りについて
とても、重いモノを見てしまった……と記憶するのが
人間の約束』でした。


これからすれば、本作は、粗相はするものの
おじいちゃんの認知症が、家族を再生させました☆という感じで
おじいちゃんは、枯れかかった家族の木に花を咲かせた“花咲かじいさん”でありました♪












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『サクラサク』

□作品オフィシャルサイト 「サクラサク」□監督 田中光敏 □脚本 小松江里子 □原作 さだまさし□キャスト 緒形直人、南 果歩、矢野聖人、美山加恋、藤 竜也、       NAOTO、津田寛治、嶋田久作、佐々木すみ江、大杉 漣■鑑賞日 4月24日(木)■劇場 チネ...

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