映画『あなたを抱きしめる日まで』★未婚の母がそこまで背負わされた受難と涙

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163279/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


息子と生き別れになっていた、アイルランド女性フィロミナ(ジュディ・デンチ)が
約半世紀ぶりに、息子を捜そうと決心し、アメリカに渡る――

昔、ご対面番組があって、生き別れの親子の30年ぶりの対面の涙を見ては
何があっても、子供を手放すようなことがあってはならないと、
涙しながら、思ったものでした。

この作品も、実話ベースだそうで、ここにも、そんなことがあったのですね…(涙)

子供を見つけ出して、抱きしめるまでの話だと思っていました。
そんな感動を、分かちあうのも嬉しいものです。

けれど、そこにあったのは
未婚の母とその子供が負わされた、“人生の重荷“でした。
しかし、むしろ、終盤の“受難“が、母の愛のなんたるかを、
教えてくれたように思います。


▼~▼内容にふれて(ネタバレも!▼▽▲)雑感です。


▼▼▼ 

フィロミナら、未婚の母は“罪”だ、ということで、実家からも死んだことにされ、
修道院でも、“罪人“のような扱いを受ける。(いいシスターもいるけれど)
その流れで、子供は養子に出され、引き裂かれてしまう。

そして、この「息子を捜す旅のエピソード」は、いわゆる、ご対面番組ではなく
その“罪”が元になって生み出された、人情と感情のドラマのようでした。
(あとでネ)


ひょんなことから、旅に同行することになったのは、ジャーナリストのマーティン。
彼は、記事を書く目的で、同行するのですが^^;
旅は道連れ世は情け――とはよく言ったもので
誰かがいるのは、嬉しいもんですよね。
バッグから、アメちゃん(?)を取りだして、
運転中するマーティンに差し出すフィロミナ☆
おばちゃんの旅だぁ~(*^_^*)楽しく行ってらっしゃ~い♪

――そんな息子さがしの旅ですがーー
↓ネタバレしますが、ソコからが、話の本領発揮でした!

▼▽▲



息子は亡くなっていたことがわかります……orz

けれど、フィロミナは、ただ息子の“今“を、知りたかっただけではありません。
自分と別れたあと、どんな人生を送っていたのか?
幸せだっただろうか?元気だっただろうか?
そんなことを願いながら、確認したいのです。

息子は、政府関係の仕事に就いて、立派にやっていたようでした。
息子の友人が見せてくれたビデオの中の息子は
笑顔で、生き生きとしていました。

それを、“今の時間“と同化させて、食い入るように見るフィロミナ。
涙をにじませるフィロミナのアップに、私も、もらい泣き……

そして、嬉しかったのは、息子も自分を捜していたことを知ったこと!!
一日たりとも思わない日がなかった息子も、自分を捜してくれていた……
その気持ちだけでも、もう十分、嬉しい……私も、胸がいっぱいに……

そうして、昔、暮らしていた修道院に(!)、
埋葬されていたことまでわかりました。
息子のことは、これで一段落です。
しかし、わかってみると、こみあげてくるものがあるのです。

なぜ、私たち母子は、生きている間も、死んだあとまでも、
すぐに逢うことができなかったのか?
修道院は、ずっと知ってたくせに、逢わせることを、阻み続けたのはなぜ?
その答えは、フィロミナら“未婚の母”への消えない罪の重さ
ということになるのですが
罪人としてしか見てくれない、罪人ならぞんざいにしか扱わないーー
そんな修道院・シスターへの怒りが、こみあげても不思議はないでしょう。

マーティンは、修道院の草むらで、荒れ果てた、未婚の母子の墓を見て
激高しました。
罪だか罰だか知らんけど、人として、ろくに弔うこともできない、
修道院・シスターらは何サマか?とーー

そして、そんなマーティンを、フィロミナは諌めながら、シスターに言いました。
「あなたを赦します」と。
赦せないというマーティンに、フィロミナは
「赦しは痛みを伴う」とも、付け加えました。

“赦し“というのは、上から目線のようですが、その“痛み“で、
”罪と罰“を、なおも背負い続けるような、フィロミナ…….
あなたのほうが、よほど、神に近いと思いますよ……


息子を愛するがゆえに、シスターどもへの憎しみは、倍増だと思われますが
今、愛する息子の墓前にあっては、憎しみという、醜い感情は捨て去り
愛にあふれた母として、“再会”したいという気持ちのほうが、
強かったことでしょうね……(合掌)


▼▽▲

そんな息子さがしのエピソードは、個人的なこととして、
出版は自粛ムードになりましたが
フィロミナが、事実を、公表することを望みました。
これは、おそらく、リベンジかも、ですね………………

やはり、人間だもの。
少しは、社会的制裁?の目にふれるように、辛い事実を、
世に問うてみてもいいですよ。
(ほかにも、何人も、同じケースがあったらしいし)


▼▼▼ 

“あなたを抱きしめる日”=息子との“再会” をエピソードとしながらも
罪と罰、愛と憎しみ、そして、赦しーー(更に、リベンジ?)
深い感情を伴った、母の物語でした。

ジュディ・デンチの涙が、嬉しくて、切なくて、温かくて……素晴らしかった☆










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