映画『グランド・ブダペスト・ホテル』★コミカルなのに毒あり長い詩もあり

T0018756q.jpg


作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164381/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


予告編が面白そうだったので鑑賞しました。
ムーンライズ・キングダム』の監督作品です。

ああ、あのテイストかぁ~と思われるかも。
この監督さんは、色んな意味で、自分の味をしっかり濃い目にしみこませるので
好みは、別れそう……

≪あらすじ≫
とある高級ホテルの看板コンシェルジュが
上客である伯爵夫人の遺言で、名画を相続することになります。
納得いかない夫人の息子が、阻止しようとするので、コンシェルジュは
その絵を隠して(盗み?)しまいます。
その後、陰謀か誤解かで、コンシェルジュは、婦人殺しの罪で収監されてしまいますが
脱獄を謀ります……


前の座席の女性は、声を上げて笑っていたので、ツボに入れば爆笑なのかも。
私は、フッと笑いながらも、その域には達せずでしたが…….^^;

▼~▼内容にふれて雑感です。


▼▼▼


1、『グランド・ホテル』とは違う


高級ホテルが舞台で、人が死ぬ話?~~ということで
グランド・ホテル』を連想していました。

『グランド・ホテル』は、ホテルでの殺人事件と言うミステリーに加えて
そこに行き交う宿泊客の人生ドラマも含んでいて、引き込まれる作品でした☆

この作品はと言うと……
ホテルのコンシェルジュが主役ですが、ホテルは舞台というより
大きな外袋。
現在のホテルオーナーが、客人に、かつての名物コンシェルジュの昔語りをすることから始まって
現在に戻って、終わります。

確かに、コンシェルジュの、テキパキとした働きぶりは、ホテルで発揮されますが
収監と脱走のドタバタのほうが、メインか……(汗)


2.コンシェルジュとベルボーイ
主役のコンシェルジュのほかに、重要なのは、ベルボーイ君。
この相方(?)がいるから、成り立つ。
ボケとツッコミではありませんが、ボケを受け止める人がいないと、すっぽ抜けますもん。
ベルボーイ君は、脱獄のときも、腰巾着のように、そばにいてくれて助かる。

(料理番組でも、先生がひとりで、しゃべってるだけよりも
「このタイミングで、コレを入れるんですね。美味しそうですね~」と
相槌を打ってくれるアシスタントがいるほうが
美味しそうですよね。)

で、このコンシェルジェの趣味・特技なんですが
いちいち、詩を吟ずるのですよ^^;
ロマンチックで格調高いのは、
コンシェルジュ=レイフ・ファインズに合っているかもしれない。
けれど、面倒くさいんですよ^^;
ソコは、また始まったよ的な、ツッコミを入れる^^;

そんなダンディなレイフ・・ファインズですが、彼の魅力はそれだけではないですよね。
なにせ、彼は、闇の帝王=ヴォルデモード卿ですよ。
人のいいオジサマだけでない、ダークサイドな厚みもあります。


3、残酷で哀しい……


コミカルな感じで油断して、サクサク見ていると
残酷なシーンも、サクッときます……(>_<)
ソレを、ブラックコメディとしていいのかどうかは、なんとも……(―_―)!!

そして、終盤、ソレは、一種の感動でもあるのかもしれませんが…↓要反転


戦争が始まった頃の、列車内での検閲で
ベルボーイ君に、通行許可が下りないようなトラブルになったときに
コンシェルジュは、必死にかばってくれるのですが
銃で撃たれてしまったらしい……

なんか、胸がスースーするような、虚しさが…….orz


▼▼▼

コミカルムードで、サクサク進むシーンに
所々、毒が入るので
底抜けに楽しく面白い!というわけにはいかないかもしれません………(要覚悟)..

なので、できるだけ、面白そうなところは逃すまい、と思って見ました^^;
面白い部分は面白いかと。

雪山の滑走。
シュッシュッシュと、旗門をかわして滑るのは、面白く怖かった。

ウィレム・デフォーは、わかりやすく、怖い人だった^^;





PS:1つ気になったのは、“名画“の代わりにかけられる、卑猥な絵(汗)
雰囲気や構図が、エゴン・シーレっぽい^^;
この作品の舞台となる街は、滅びゆく、オーストリア・ハンガリー帝国を暗示していたらしいです。
すると、オーストリア~ウイーン~シーレと言う流れであっても、違和感なし。
夫人の息子が、絵を壊してしまう(滝汗)のも、ナチス時代にシーレの作品の没収されたのと通ずるよう…
あの絵は、シーレっぽく描いただけで、シーレ作ではないのでしょうか……
気になる……









にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村


にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

『グランド・ブダペスト・ホテル』

2013年/イギリス・ドイツ/100分 監督:ウェス・アンダーソン 出演:レイフ・ファインズ    トニー・レヴォロリ    ジュード・ロウ    F・マーレイ・エイブラハム 遺産相続にまつわる陰謀に巻き込まれた、伝説のコンシェルジュと若きロビーボーイとが繰り広げる大冒険を描く、『ライフ・アクアティック』『ムーンライズ・キングダム』のウェス・アンダーソンが豪華キャスト...

ドールハウスのなかでコビトがドタバタしてるみたいな映画。(え)〜「グランド・ブダペスト・ホテル」〜

グランド・ブダペスト・ホテル(初回生産限定) [Blu-ray]20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2014-11-12by G-Tools さて、またまたガラッとかわって、これが寝込んでたときにみた3本目の作品。GyaOにて鑑賞。 は〜やっとレビューがおいついてきた...

W・アンダーソン的 ホテル

12日のことですが、映画「グランド・ブダペスト・ホテル」を鑑賞しました。 1932年 高級ホテル グランド・ブダペスト・ホテルの名コンシェルジュのグスタヴは究極のおもてなしを信条に大勢の顧客たちをもてなしていた。 ある夜 マダムDが殺されたことで遺産争いに巻き込...

『グランド・ブダペスト・ホテル』

 “伝説のコンシェルジュが、究極のおもてなしとミステリーで皆様をお待ちしています。”  豪華キャスト陣が話題となり、映画評論家からも大絶賛を受けたウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』を観る。本作は第64回ベルリン国際映画祭で審査員グラ...

コメントの投稿

非公開コメント

Re: はじめまして

スパイクロッドさん、こんにちは☆

TBありがとうございます。



> スパイクロッドと申します。
>
> 追記に書かれていること、
> 言われてみると確かにそれっぽいですね。
> 気になったので調べてみたんですけど、
> あくまでシーレ調であって、
> どうやらシーレ作の絵ではなさそうですね。
> でもウェス・アンダーソンの意図したことは、
> おそらくyutake☆イヴさんの考えているとおりなのではないでしょうか?
>
> ボクもこの映画に対する記事を書いたので、
> TB打たせてもらいますね♪
>
> これからもよろしくお願いします!

はじめまして

スパイクロッドと申します。

追記に書かれていること、
言われてみると確かにそれっぽいですね。
気になったので調べてみたんですけど、
あくまでシーレ調であって、
どうやらシーレ作の絵ではなさそうですね。
でもウェス・アンダーソンの意図したことは、
おそらくyutake☆イヴさんの考えているとおりなのではないでしょうか?

ボクもこの映画に対する記事を書いたので、
TB打たせてもらいますね♪

これからもよろしくお願いします!
プロフィール

yutake☆イヴ

Author:yutake☆イヴ
こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
フリーエリア
PVアクセスランキング にほんブログ村
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア