映画『ある過去の行方』★逃げるわけには行かない過去

T0017631q.jpg


作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164156/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。




マリー      :アーマドの前の夫との子供がいる
アーマド(元夫):離婚手続きのためにマリーの家に滞在
サミール     :マリーの恋人。妻は自殺未遂で昏睡
リュシー     :マリーの娘。“告白“が、作品の起爆剤になる。
ファッド      :サミールの長男。反抗してもカワイイ。




離婚と再婚を繰り返すマリーの、不安定な家庭環境に
翻弄される子供たちは大変だな……と思っていたら
やがて、“過去“の真相?にふれる話になっていきました。

かといって、その過去の謎解きミステリーのようでいて、そうでもない。

それよりも、その一人一人の境遇について
イイ悪いではなく、思うところをかき立てられる作品でした。

そして、物語は、流動的というか、中心人物が動いていくのですが
ラストシーンに至っては、邦題は『ある過去の行方』ですが
タイトル『過去』を意識させられるシーンで終わっていたのも、なるほどです。


▼~▼ ネタバレで雑感です。


▼▼▼

1.マリーの男性関係


あとでわかる“真相”のためのお膳立てだったようですが
マリーは、結婚生活が続かないタイプ。

何が悪くて別れるのかは、本人同士でしかわからないものですが
サミールと付き合うことになったのも、
別れたアーマドに似ているからだと娘は言う。

アーマドが好きなのに別れることに?でも
アーマドを自宅に泊めたときは、嫌がらせ目的もあったらしい……(―_―)!!
憎くても未練があっても、ネガティブに接してしまうなんて
マリーの心中は、穏やかでない。

……大人がそうだと、子供も不安定な気持ちで、イラついてしまいますよね……
娘(リュシー)は、そのほかにも、悩ましい問題を抱えていたことがわかる。



2、心のすき間を埋めたくて

マリーがアーマドと離婚しても、恋人サミールは、意識不明とはいえ、
妻がいるので、再婚はできない。

そんな状態でも、それぞれに心のすき間があって
、惹かれあってしまうこともあるでしょう……
恋人と意識するでもなく、始めは、心を打ち明けられる友人として
メール送受信を、始めたのだと思う。

心のすき間を埋めるーーー
それは、軽々しい気持ちではないけれど、
サミールには、それほど重要な感情ではなかったよう。
後で、マリーとは心のすき間を埋めるに過ぎない関係だった、と吐き捨てる。

それは、“代用“を意味することもありそうですが、
マリーには、決して“代用”でなく、“かけがえのない愛情”だったのに……

妻が自殺を図る前に、起こった事実が明るみになるにつれ
サミールの心は、再び、妻に向けられました。


3、メールのこと(ネタバレ!)要反転



マリーとサミールの交換メールを、
リュシーが、サミールの妻に送信したというのです。
離婚手続き中とはいえ、母には、妻帯者と親しくなってほしくなかったかと。
で、相手の奥さんに交際をばらすために、メール送信し
二人の会話を読んだ妻が、ショックを受けて自殺を図ったのかもーーと言う感じになっています。

ですが、そのメール送信の件は、リュシーが、奥さんのメアドを電話で尋ねた相手は
実は奥さんではなくて、従業員だったとわかります。(入り組んできたゾ!)
従業員は、なんの気なしに、メアドを教えてしまっただけかも…
それに、奥さんが送信されたメールを読んだかどうかも不明……

なぜ、奥さんが
夫のクリーニング店の前で、洗剤を飲んで自殺企図したのかは、わからないのです…
(……不倫メールの内容を読んだだけで、洗剤のむだろか?)



4、過去に


サミールは、真相は不明だけれど、“メール問題“が発覚してから
再び、妻を意識するようになったようでした。愛しているのだと。

もし、発覚しなければ、サミールは、マリーと同棲を続けていたのに……
しかも、メール問題が自殺の原因とは、断定しかねるのに…
今回のゴタゴタで、あらためて、
妻の自殺未遂と向いあうことを決めたようなサミール。
人の意思や行動は、何が決めているのでしょう……


マリーとアーマドは、離婚が成立し、過去の関係を断ちますが
サミールは、過去に留まるように、妻の病室を訪れて、終わります。

▼▼▼

過去の真相というのは、わかりきれるものではありません。

だからこそ、こだわりを捨てて、前に進むべきときと
だからこそ、そこから逃げるわけにはいかないもの……
ということに、なるのかもしれません……

事実関係がわかったとしても、人がどう受け止めて、どう行動するかは
その人にしかわらない、というのも、ミステリーですね。











にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村


にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村




関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

yutake☆イヴ

Author:yutake☆イヴ
こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
フリーエリア
PVアクセスランキング にほんブログ村
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア