映画『春との旅』★身につまされる二人旅withPPK

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/153225/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


孫娘・春と暮らしてきた老人が、春の失職を機に
今後の人生を頼るべく、兄弟の家を訪ね歩く――

この作品は、身内(父)のことが、痛いほど思い浮かび
身につまされつつ、共感や嘆息に、まみれた作品でありました……

▼~▼、内容にふれて、ちょっとグチっぽい……(>_<)

▼▼▼

妻と娘に先立たれ、同居していた孫に
「兄弟に看てもらえ」と言われて、家を出てきたらしい老人。
とはいえ、同行する孫娘。

人の面倒を看るのは、心身共に、体力のいること。
仕事も体調もよければ良いですが、自分に、何か欠ければ、
人を看る“余裕”が、なくなります……(孫は失職した)

いきなり、自分の面倒を看てくれと、転がり込んでも
兄弟とて、家族も事情もあるし、彼らも高齢。
自分のことで、精一杯なのは、明らかです。

この老人とて、遊んでいたわけではなく、漁師として生計を立てていました。
けれど、先行きの見通しから、兄弟たちが助言したことを無視して
自分の生き方を、通してきたようです。
その結果が、“面倒みてくれ”なので、兄弟たちは、良い顔をしないのです。
脚が悪いコトもアピールしますが、歩けるじゃないか、と一蹴。


「誰かに、面倒みてもらえなければ、生きられない」
アップになった、仲代達也さんの表情が、迫ってきた。
この状況は、私の父のことだ………


前述したことがありますが、父は、何もしません。
母に、身の回りのことをしてもらえなければ、“生活”できないと思います。
母が入院したときに、それが、歴然としましたが
退院したとはいえ、母の体も弱っています。
それでも、父の殿様状態は、直しようがありません………
少しでも、何かあれば、親戚中の誰かを頼ろうとします。
脚が悪い、とはいえ、散歩もするし、コンビニで、おにぎりは買えます。
でも、ほかのおかずなどは、捜すのが面倒なようで、
母が具合の悪い時は、おかゆも買えず、用が足りません…(>_<)
(おまけ       あ、私の夫もそうだったな……(゜_゜>))


自分でなんとかしようとしてほしい、と思うのは
老人には、冷酷なことかもしれませんが
できそうなことはしてくれないと困ります….
本人が、一番、困ると思います……………………


そんな折、老人は、“しっかり姉ちゃん“の旅館に来ました。
姉ちゃんの羽振りは良さそうなので、“居候“させてもらえそう??
けれど
居候なんて甘ったれはダメ!と、ビシっと言われました(>_<)
「“働かざる者食うべからず”だから、マキ割りくらいするなら置いてやる」
脚が悪くて働けない、と食い下がっても
「マキは、脚で割るんじゃないよ」と言い返される。
姉ちゃん、強し!


「自分のことしか考えてないじゃないの!
アンタの妻も娘も、アンタの犠牲になって死んだんだよ!
孫まで、犠牲にする気なの?」
(“犠牲”と言う表現は、私の母も父に対して思っていることです……)


この、淡島千景さん演じた姉ちゃんの芯の強さには、敬服しました。
言いにくいコトを、姉だからこそ、愛情を持って
叱咤激励できるんです。
しっかり、自分で生きようとしなきゃダメだよ!
そう言っているんですよね…….


けれど、そういうことは、他人や関係の薄い人が言うと
ただの嫌みにしかならず、絶望に、追い打ちをかけることにもなりかねません。
だから、他人は、さしさわりのない関わりしかしてくれず
結局、もっともっと、どん底のほうに、押しやられてしまいそうなんだと思います。


(父が姉(私の伯母)に電話したときも、伯母に、電話口で
お前がしっかりしなきゃダメじゃないか、と言われ、涙が出たと言ってたような…)

口の悪い弟(柄本明さん)も、追い出しは、したけれど
兄である老人のために、ホテルは、いい部屋を取ってくれた……
人には、出来ることと出来ないことがあるから、
してくれたことへの感謝は、大切にしないといけないな….と思います……


面白くも、良い展開は
兄弟をあてにできなかったあとで、春が、父に逢いに行ったこと。

春の父は、老人の娘の元夫。(再婚して妻もいる。子供はいない。)
なのに、元夫夫婦は、老人と一緒に暮らしてもいい、と言ってくれる。
なんて、温かな人たちなんだろうと思いつつ
他人の関係である彼らとは
ずっといい関係でいるのは、むずかしいだろうナ~~~~と思ったり……


ここは、その気持ちだけで、十分なんじゃないか――


その“気持ち“が、老人と春に、もう一度、
二人で”生きる”活力を、与えたかもしれない。
“気持ち”は、大切ですもんね☆


とはいえ、この先、いくつも、諸問題はあるだろうナ~。
誰しも、年を取るし、人生には、いつも“分岐点”はあるし……

そして、帰りの電車の中。
ネタバレです↓

老人は、春のとなりで椅子から転げ落ち、息絶えた様子で終わりました。


また、春と暮らすことが、二人で出した答えならば
少しでも、良い時間が続くことを祈りますが
現実は、キビシイ……
PPK(ピンピンコロリ)が理想というけれど
“春との旅“でそれを迎えたのは、理想的すぎるかもしれない……


▼▼▼

人生の旅は、いつか、終わる……

老人にとっての「春との旅」の終わりは、
そこだけ見たら、悲しい結末かもしれません。
けれど
私なら、それは、むしろ、そうありたい結末です。


“老い”は、辛く厳しい“冬”のような時間かもしれないけれど
「春との旅」
孫娘の名前が、心暖かな旅とその終わりを、願うようでした。

それぞれに、意味と思い出の詰まった二人旅だったと
しみじみ、思いたくなりましたよ………













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Re: 最期

ihuruさん、こんにちは☆

ご訪問ありがとうございます。

考えさせられる作品でしたね。
ありがとうございます♪


> >"老い"は、は辛く厳しい…
> >「春との旅」孫娘の名前が…
> というくだりに、じーんときました。
> 物語の結末には驚かせられましたし、彼の最期は哀しみに包まれはするかもしれませんが…
> やはり理想的なんじゃないかなぁと思いました。
>
> 素敵なブログ、リンクさせてもらいます♪

最期

>"老い"は、は辛く厳しい…
>「春との旅」孫娘の名前が…
というくだりに、じーんときました。
物語の結末には驚かせられましたし、彼の最期は哀しみに包まれはするかもしれませんが…
やはり理想的なんじゃないかなぁと思いました。

素敵なブログ、リンクさせてもらいます♪
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こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

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