映画『柘榴坂の仇討』★“伝説の仇討”~本懐の果て


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/164638/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


幕末。桜田門外の変で、大老・井伊直弼が、暗殺された。
その護衛で、唯一、生き残った金吾(中井貴一さん)は、
藩の面目のため、暗殺者の首を挙げるよう命令される。
敵を捜し続けた13年後~明治6年。
やっと、敵の一人を見つけ出した金吾だが、仇討禁止令が出されたあとだった……


これは、主君の仇討がどうなったのかも、気になるところですが
激しく移り変わる時代を背景に、
仇さがししている場合か!?という気持ちも含めて(>_<)
“生き方”についての描写に、魅了された作品でした。

▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼

1.武士の面目や本懐

大老を殺して自首したテキに、切腹が認められたことを知り
納得のいかない金吾。切腹は、武士の誇りが守られた死ゆえ。
一方、警護しきれなかった金吾は、両親が自刃したことから
切腹は許されず、逃亡したテキの首の1つも取って来い!と命令される。

この命令が、重いんですよ……
幕末~維新の激動の中、すでに、藩も禄もなくなってしまっても
金吾は、その命令から解かれることなく、いや、次第に
自らを、それで縛るように、テキを捜し続けることになります。
13年も!(>_<)

時代が変わっても、武士の心意気を守り続けた、忠義の美学……
……とだけ言いきれないのは
広末涼子さん演じた妻の存在があります。

サムライの道として、夫は、仇さがしだけしているので
妻が、気丈に、生活を支えています。(広末さんは凛として端正です)

夫の本懐のために妻が身を挺するのは当然だ――と
言われれば、そうかもしれませんが(汗)
時代が変わっても、“本懐“を引きずり続ける生き方は
果たして、どうなのでしょう……

とはいえ、引くに引けない金吾の立場。
もし、仇討を果たせたら、金吾は、主君の墓前で、切腹しそうです。
そうしたら、恐らく、妻も後を……orz

ミサンガ(!)を、女の子から、手首に巻いてもらった妻は
それが切れたときに叶うという、どんな願いをかけたのか……?


2、仇となった男

金吾が13年も追い続けた仇は、仇で、
ひっそりと、名を変えて生きていました。

改名の理由からは、“後悔”も含めた重いモノを引きずって
生きてきたんだな、とわかりました。(そりゃ暗殺ですもんね…)

あのとき、仲間とともに、息絶えていたら
彼は、何も引きずることは、なかったはず。
けれど、生きていくということは、その時々で残されていく
何かを引きずっていくことなのかもしれません。

面目や美学と称して、花と散るほうが、潔く、かつ、苦しまないのか……(>_<)


3.赤い椿

取ってつけたようですが^^;
白雪の中の赤い椿には、目を奪われます。
とても絵になる美しさで、心にも、映るよう……

金吾の仇さがしの件で、相談に乗ってくれた役人(藤竜也さん)が
庭の赤い椿を、金吾に見せるや
「生きよ」と諭してくれるのです。
(奥さんが大変よね、と役人の妻にも言われる……(゜_゜>))


そうこうして、金吾は、仇の男を見つけたが
その日は、仇討禁止令が、出された日。(>_<)
しかし
死に場所を探していたような、この二人は、ざくろ坂で
剣を交えることに!!!

あ、ざくろ坂にも、赤い椿が咲いている…………….
(絵のようなシーンが美しく語りかけてきます)


▼▼▼

(すいません、なんとなく結末ふれてます(゜_゜>))

13年にも及ぶ、仇討の“呪縛”の結末は
“伝説の最期”のようでありました。(オット!)
死ぬ死なないより
納得のいくけじめがつけられたなら、それも、本懐の果て~美学だと思う。


金吾の歩く道には、ガス灯がともっていました。
もはや、明治。
サムライの時代は、とうに終わっています。
苦労をかけた妻とともに、歩く道を、新しい時代のともし火が
照らすラストシーンは、なんとも、気が利いています(*^_^*)


PS:金吾さん、早く、仕事見つけてね……(゜_゜>)






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