映画『ケープタウン』★ZULU族アリがたどりついた砂漠と青空

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/165203/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

タイトルが『ケープタウン』で、
アパルトヘイトのあった南アフリカ共和国が舞台だと
わかりやすくなっています。
原題『ZULU』は、黒人の部族名。
これはこれで、“ZULU族”の物語を見せるんだな、という予感も。


・黒人の警部 アリ    :フォレスト・ウィテカー
・白人の刑事 ブライアン:オーランド・ブルーム(以下オーリ)


白人の少女の殺人事件が発端ですが
単なる犯人さがしではありません。(それも、緊迫感ありますが)

犯人を追いつめながら、アリの人間像が、浮き上がってきます。
そして、アパルトヘイトを過去のものとして“赦し”てきた彼が
直面した事態とは……(>_<)
なにしろ、フォレスト・ウィテカーが演じていますから、魅せてくれます!


▼~▼内容(主にアリのこと)にふれて雑感です!

▼▼▼

冒頭は、父が虐殺(焼死)されるのを観ていた、少年アリ。
これだけでも、アリが、どんな傷を、心に抱えて生きて来たかがわかります。
今は、母と二人暮らし。
同僚の白人妻が、かつての人種差別への非難を口にしても
マンデラ大統領が話したように
アリは、過去は忘れて未来に生きるから、差別主義者も“赦し”ている、と言います。


それは、とても尊いことで、“赦せる”とは深いものだな……と
安らかな気持ちで、鑑賞していたのですが……


やがて、アリには、心だけでなく、“体“にも傷を負っていたことがわかります。
しかも、居合わせた白人警官は、助けるどころか、からかって終り……
アリは、おそらく、それが原因で
女性と、距離を置いていたようでした。
それが、また、新たな心の傷を生みますよね……………


そんなこんなのアリが、ひどい白人を赦せたのは
きっと、母親が居たからではないかと。
母の愛情に支えられ、母のために平穏に暮らすことが、1番の幸せ。
たとえ、憎しみはあっても、それを越えるだけの愛情に包まれれば
赦すことができるのかもしれない……


逆に、もし、大きな愛情を失うことになれば
抑圧された憎しみは、頭をもたげ
その愛情を奪った原因に対し、爆発的な憎悪が噴き出すのだろうと思う…….


終盤の砂漠のシーンは、絶賛です☆


夜の砂漠に、朝日が昇る。
うやむやになりそうな事件が、明るみになって解決していく兆し。
前をフラフラ歩く男のあとを追うアリ。
ついに、一番悪いヤツを追いつめていくアリ。


日は高く上り、青空が砂漠を覆う。
乾いた砂漠は、涙も枯れるような殺伐とした空間――
で、ありながら、まぶしいほどの青空が、清々しい。
アンバランスなまでに、このダイナミックな光景に、
どんな結末を期待したらいいのか……
アリは、どうするのか,……
どうなっていくのか……(>_<)



↓要反転



今まで、“赦し“で生きて来られたのは、母のお陰なら
その母が殺される原因を作った大元のワルを、生かしちゃおけませんよね…
警官として逮捕することも重要ですが
彼は、あの時点では、母の仇と言う個人的なことだけでなく
虐げられたZULU族の人たちすべてに成りかわって
天誅を下したのだと思います。
アリは、自分の命がもたないことを感じていたのかも……



▼▼▼


原題どおり、ZULU族を演じたフォレストが、
愛憎に満ちた人間ドラマとして、魅せてくれた作品ですが
オーリの存在も、良かったんですよ。


フォレストが演じた、黒人の哀しみの物語――
これだけでも、見ごたえはありますが
オーリの、子持ちバツイチの男という人生を、合わせ見せることで
厚みも、スリルも、倍増しました。
(ラストシーンのブライアンの表情が意味シンなんですが
多分、“希望“の含みだと思いたいです。)


残酷なシーンもありますが(牛裂きほどでは…(>_<))
ストーリーにも人物像にもスキがなく、
見入った作品でした☆






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