映画『リスボンに誘われて』★衝動の旅は自分の人生の道へと続く

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/163938/
 ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


スイスで、教師をしているライムント(ジェレミー・アイアンズ)は
橋で、投身自殺しようとする女性を助けますが
彼女はコートだけ残して、消えてしまいました。
コートのポケットには、残された“本”と、リスボン行きの切符。
これは、行くっきゃないでしょう!との衝動で、リスボンへ!

本は、哲学的な言葉とともに、著者の体験が、綴られていました。
著者:アマデウに惹かれたライムントは、彼の家を、訪ねます――

あらすじでは、ある本と出逢った老教師が、その本に導かれるように
著者の生き様を知っていくうちに、感動と衝撃を覚え、自己の人生を省みる――
ということだと思いますが、
これは、外から見るよりも、まず、中に入って見てみるほうが、イイ作品です。

迷いながらも、飛び乗った列車には
不安よりも、期待と好奇心が、乗っかっています♪

それと、自殺未遂の女性の理由と本の関係も、気になるところです^^;


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1、他人の人生にふれて


本は、自分が経験できないことを、自分のことのように
経験の一部を共有できる手段――ですよね。
その意味で、本から受ける感動というのは、自分の人生の巾を広げてくれるもの。

………というようなことなのですが、私は、うまく言えないのでナンですが……


たとえば、自分が、今の境遇で
それなりに満足だけど、それなりに不満や諦観もあるようなとき
何か物差しが欲しい、というわけでもなく
誰かと(何かと)比べて、どうこうするでもないので
“評価”が欲しいわけでもないのですが
なんだか漫然と惰性で、生き流れてきたような自分が
これでいいのか、ダメなら、何か方法があるのかなど
“指標”のようなものを、拠り所として求めているように、思うことがあります。


そんなときに、ある人の劇的な苦労体験などを知ることは
今の自分の状況が、案外、甘チャンだということを、目覚めさせ
その人に比べたら、ラッキーな生活が送れている現実に感謝しつつ
後ろ向きなノーガキはやめて、明日を楽しく生きよう!と
自分をリセットしてくれるもののように、思います。


ライムントの人生もいろいろあったようで
著者アマデウが語る、哲学的&厭世的ムードな記述に、まず、共感したらしい……
例)永遠などないし、永遠の命であったら、むしろ苦痛だ――etc. orz



2.それぞれの角度から


アマデウは、レジスタンスにも参加していた医師でした。
親友も恋人も、同士でした。
けれど、医師と言う立場上、敵対する秘密警察の男の命を救ったことから
疎外され、そんなこんなで、親友とも恋人とも、バラバラになってしまいました。
そして、アマデウは、脳動脈瘤破裂で若くして亡くなっていましたが
彼を知る存命者を、ライムントは、捜し回って、当時のことを聞きます。

親友、同士、恋人、学校の聖職者(←クリストファー・リー!)……etc.
それぞれが、アマデウゆかりのエピソードを、ライムントに語ります。

面白いのは、同じエピソードが、違った立場・異なる目線で
繰り返されることです。
立場が違うと、意味あいも変わる――
そのシーンの意味するものが、何層も厚くなっていきます。

彼らが、個別に抱えていたものが、ライムントの中で
1つの形を作っていきます。
アマデウが、生涯にたった1冊出版したというその本で
遺書のように書き残した彼の記述と、事実を知る人の話で
アマデウという人物が、生き生きとよみがえる!

若くして亡くなったアマデウを思えば
長く生きることができた者たちは、抱えるものがあったとしても
幸せなんだと思います。
だって、過去がどうであれ、生き直せる可能性がありますもの。
アマデウには、書き残すことはできても、もう生きられなかったのですもの……
(主旨は違うかもしれないけれど)
彼の語る哲学は、それが真実であっても、哀しいものに、私には聞こえました。
恋人は、彼との別れを選びましたが、私もムリかもしれません……(失礼しました)。



3.偶然か運命か


ひょんなことで、出逢った本が、人生の方向を変えていくものでしたが
劇中には、まだ、人生の分岐点がありました♪

ライムントが、自転車とぶつかり、メガネを壊してしまうこと――
なんて、不運な…orz と思いますが
メガネを作るときに、女性に出逢い
アマデウを知るという、彼女の伯父と、知り合うこともでき
彼女とも、食事を♪

メガネが壊れたことで、人脈が広がり
新しい“視界“が開けていった――
“人間万事塞翁が馬“なんですナ。


▼▼▼


日々に追われると、自分だけ見るのが、精一杯で
狭い視野の中にいて、その狭さに、ますます落ち込んでしまうよう……orz

そんなとき、まったく違う世界に出逢えたら
くすんでいたかもしれない自分自身に
パッと、道が開けることが、あるかもしれない……
(気分を変えるといいこともある(*^_^*))


……おっと、自殺未遂の女性ですが……
あの本で、知ってしまった過去の事実に、死ぬほどショックを受けたのです。
知らぬが仏――ということもありますが
知ったからこそ、進める道もあるのかと――


で、衝動的に始まったライムントの旅の終りは………
またもや、駅で、新たな展開の始まり?のように終わります。
旅は、いつでも、ドラマチックですナ(^_-)-☆

ジェレミー・アイアンズの上品な渋さに、惹かれて鑑賞しましたが
リスボンの風情ある街並みも、とても、素敵。





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