映画『バンクーバーの朝日』★日系移民の野球チーム朝日の輝きwithその後

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/164735/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


“”バンクーバー朝日“”は
1914年~1941年まで、カナダのバンクーバーにあった
日系カナダ移民2世を中心とした、アマチュア野球チーム―――

……ということを、予告編で初めて知りました。
そもそも、カナダに、これほどたくさん移民されていたことも、存じませず
失礼いたしました。

白人から差別されての移民生活は、今とは想像もつかないご苦労のようです。
(昔の食うや食わずの話を見聞きすると、今の“苦労”を苦労と思うのは
申し訳ない……orz)

そんな中で、結成された野球チームが
白人相手に苦戦しながらも、“自分たちの野球“を見出し
勝ちを重ねながら
日本人の希望となり、白人をも魅了した――ということを
映画として残せたことは、良かったと思います。

作品は、その苦労の闇から、“朝日”のあたるところをメインに
見せていました。


▼~▼ 内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1、レジー(妻夫木さん)のバント

シロウトの私の記憶ですが
イチロー選手がメジャーに行ったとき
それまでは、ホームラン合戦が、メインの試合運びだったものが
ヒットの量産や盗塁など、“小回り“(劇中より)の効いた試合内容となり
野球が、一層面白くなった――という話を耳にしたことがありました。

このたびのレジーのバント&盗塁は、それと重なり
駆け引き感、高まります。
(新聞は“頭脳プレイ”と言ってくれました)
小柄な日本人が、大柄な白人との対抗手段として、バントの多用&盗塁で
コマを進めていく。

ピッチャーの後ろで、盗塁のチャンスをうかがうレジー。
行けイケェ-!と思いますよ(*^_^*)


2.ロイ(亀梨さん)の闘志

ほぼ、野球初心者の妻夫木さんも、光るプレイを真摯に見せていましたが
亀梨さんは、経験を生かしたピッチングだからなのか
投げたときの背中の感じが好き(マニアックですか?^^;)

役柄では、ピッチャーということもあり、普段の待遇への不満もあってか
相手チーム・白人へは、ギラギラした闘志以上の憎しみのようなものも
みなぎっていたよう。
シャープな顔立ちのせいか、刺すような眼差しに、強いガッツを感じました。

だからか、レジーをデッドボールさせたピッチャーを、
ベンチから、どつきに行くという暴挙を…….(>_<)
それがために、出場停止になる朝日チーム。
野球は楽しい――そう思っていたロイなのに
今や、差別の中、仕事と野球を両立させる限界も感じ、
病弱な母との暮らしにも疲労が……orz

この亀梨さんは、ただ野球経験者だから、というのではなくて
精悍な表情に、ハングリーでエッジの効いた内なるものがみなぎっていて
ピッタリの役柄だと思いましたよ。


3.レジーの父(佐藤浩市さん)

移民の先駆け。一世です。

カナダ人とも交流せず、英語も話せない。
暮らしも厳しいのに、本土の親戚には、移民の意地とミエからか
仕送りをしている。
日雇いの仕事で、ボロボロになりながら、働いて生きている姿が
地面に足のついた泥臭さそのままに、カナダという地で生きているのだ!
というコシのある強さを、感じさせます。(奥さんには文句言われてますが……)

とにかく、這いつくばってでも、生きていたんだナァ……という
初代移民の方々の大変さが、
リアルに伝わってきたのが、イイ☆


4、1941年までの朝日のその後★☆★


朝日チームは、1941年の第2次大戦開戦で終わりました。
カナダはイギリス連邦。日本とは敵国。
日本人は、収容所に移されてしまったからです。
映画のストーリーも、そこまでで終わり
2003年に、殿堂入りするまでは、静かな記憶となっていたようです。

映画のストーリーにはないのですが
スクリーンの終りに映る、朝日のメンバー:ケイ・カミニシさんのお話を
ドキュメンタリーで聞きました。

収容所生活は、寒いし、ひどいものだったそうです。
川で隔てられて、街のほうに行くことも許されない、軟禁生活。
しかし、そんな中、収容所の監視をしているカナダ人が、野球好きだった人のようで
野球をすることはできたらしい。
あるとき、収容所の外に行きたい気持ちから
カナダ人との野球の試合を、監視員にお願いしてみたのだそうです。
すると、監視員は、カナダ人との野球の試合をとりもってくれて
試合のときに、収容所の外に出ることも許されたそうなのです。
カミニシさんにとって、“野球“は、楽しいスポーツだけでない
生きる上での大きな意味を持ったものだった、
ということが伝わるエピソードでした。

これは、チーム朝日のエピソードではないので、割愛されたのだと思いますが
そこまであっても、移民の彼らにとっての“野球“が、どんなものか
ドラマチックに見せられたかもしれません。


▼▼▼


時が経つと、記憶も薄れ、語り継ぐ人もいなくなり
あったものも、無かったことになってしまうこともあります。
当時の写真から、再現された街並を映像化したことも、嬉しいことです。


野球そのもの、というよりも、彼らの置かれた境遇を知った感が強いですが
バンクーバーの日系移民による、野球チーム・朝日を知ることが
できて良かったと思います。


妻夫木さんや亀梨さんの手が、カミニシさんの手と重なって見えるとき
ああ、この手が、労働して、ボールをつかんで、
生きてきた手なんだあ……と思うと、感慨深いです。






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