映画『ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して』★個性派2人が魅せる取り戻した人生の一片

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/166201/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


原題『JIMMY P PSYCHOTHERAPY OF A PLAINS INDIAN』
原案は、『夢の分析』 :ジョルジュ・ドゥヴルー著    ←実在の人物

第二次大戦中、頭部を負傷した、元兵士ジミーは
頭痛などの体調不良に悩まされ、入院する。
検査するも、確診に至らないため、
ジミーが、“インディアン“ということが考慮され、
人類学者ジョルジュが、呼ばれることになった――

・ジミー:べネチオ・デル・トロ
・ジョルジュ:マチュー・アマルリック


一見、従軍体験のトラウマ兵士が、カウンセリングで回復した――かのようですが
そうではなく
“心の傷“の根は、深いところにあるもので
その掘り起しと、回復過程の妙は
人生に何か背負っている感たっぷりの、この2人が
際立つ存在感で、魅せてくれました!

▼~▼ 内容ふれて雑感です。

▼▼▼


1.“インディアン”のジミー

注)ネイティブ・アメリカンではなく、原題どおり“インディアン”でお願いします。

白人から抑圧的・差別的扱いをされてきたインディアンですが
ここでは、“差別的“としてでなく、ジミーの症状の”根”を知るために
背景となる習慣や文化を考慮する――という意味合いです。

(入院された方は経験あると思いますが
家族構成や趣味、一日の行動etc.
プライバシーを訊かれますよね。)

ジミーのように、特に、表面の症状だけ診て治らないものは
その人のアイデンティティに関わる部分まで診る必要がある――
ということで、“人類学者”が診る?ということになりますが
ともかく
自分の深い部分まで見せるわけなので、信頼関係が無いと
深い話は、できませんよね。

最初に検査した医師団は、事務的な印象がありましたが(汗)
ジミーの治療のために、人類学者を呼ぼう、と思ってくれるので
クールそうでも、患者さんのことを思ってくれているんだな……と^^;

そして、ジミーには、実は、娘がいるらしいことがわかり
娘の母親との関係に、ひと悶着あったらしい……ことがわかってきます。


2、ジョルジュ ←人類学者兼カウンセラー

正式な精神分析医ではなく、ジミーのための臨時雇用です。

作品のメインは、ジミーの治癒過程ですが
ジミーに、インタビューし、メモって、分析を試みるジョルジュも
やはり、“背景“を持つ人間だということが、浮き彫りになるにつれ
作品の層が、厚くなっていきます。
(マチューの個性が、存分に発揮されます!)

ジミーがインディアンなら、ジョルジュはユダヤ系。
抑圧の経験を知る二人です。


3、抑圧と解放

ジョルジュは、夢を含め、ジミーの話を記述(メモ)しますが
(夢は、インディアンには未来、精神分析では過去ーというのも面白い)
ふと思うのは、“記述“というのは、日記もですが
心中の曖昧なものを、明らかにすることがありますよね。

ジミーの“記述”をしているのだけれど、ジョルジュには、その作業が
自分自身の内面も、分析医としても、一皮むけたようになっていったのかも…

そんなジョルジュの側面を映すように
“ガールフレンド”が、ジョルジュを訪ね、滞在し、去っていく――
というのも、展開に、変化をもたらします。

ジミーと、元カノ(娘の母)との間には
一時のすれ違いがあり、それが、大きな亀裂になってしまったことがわかります――

そして、ジミーの一言がイイ☆
「ずっと抑えていたものが、ある日、溢れ出すんだ――」
(タマリにたまれば、爆発するか、体調不良にもなりますよ……)

自分を抑制していたものを知り(←セルフチェックのよう)
思い切って、行動に踏み切ってみる――
若いときは、ただ過ぎ去っていくだけの事柄だと、ふんでいたものでも
年をとってみると、そのとき、“解決”を試みなかったことが
大いなる後悔になることがあります……

娘の母親との時間は戻せなくても、
娘と新たな関係を始めることも、きっと、人生のキッカケになる――

そして(↓PG12ならすみません。要反転)


ジミーの回復の兆候、と言ってはナンですが
男性性を取り戻したようなシーンは
ベニチオだからか、ラブシーンの一コマと言っても良さそうな……


▼▼▼


ジミーは回復し、ジョルジュは、キャリアアップできました。
(二人とも、人生を取り戻した感じか)


人が人を愛し、傷つくこともあれば
人を癒すのも人で、導いてくれるのも人――ということもある……

なれど
あくまでも、人生を取り戻す主体は、“自分自身”なのかもナー……と思うのは
この二人の男優の存在感が、しっかりと、濃厚だったからかもしれません。
見逃せない“取り合わせ”でしたよ。(^_-)-☆



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