映画『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』★長いタイトルの“奇跡”を見てみよう(^_-)-☆

作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/166403/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
主演:マイケル・キートン=元バードマン(リーガン)
この作品は、イニャリトゥ監督だと知ってから、絶対、見たかった!!!
(好みもあります^^;)
人生の“痛い”ところをツツク監督の一人だと感じていますが
容赦なくつつきながら、それで自分の痛いところを、気づかせてくれて
グッタリしながらも、心地よい“治癒“を、感じるようなのです。
さて、かつて、『バードマン』を演じた映画スターが、
今や、舞台俳優になってそれから――
と言う、この作品の主演が、マイケル・キートンーー
と言えば、ああ、かつて、バッドマンでカッコ良かった、アノ人……
ゴメンナサイ…、他の作品で、マイケル・キートンを見たとき
え!?バットマンだった彼???と思ってしまったことがありました……
この作品は、その気持ちのまま、リアルに溶け込めます^^;
そして、リアル以上に、シュールに持ってってくれました……
(イニャリトゥ監督だもの。オジサンの復活へ、ただのエールではありはしない^^;)
▼~▼ 内容にふれて雑感です。
▼▼▼
1、リアルに
まずは、実名で、活躍中の俳優を上げているのが、リアルです^^;
大なり小なり、意識しますよね、他の方のご活躍。
自分は、終わったんじゃなくて、自分から終わらせた――
と思っても、世間では、“アノ人は今”――と言う目で見ているかも……
SNSで、絶えず発信していないと、リアル社会で忘れられてしまうと
まくし立てる娘の迫力には、圧倒されつつ、納得。
“忘れられること=存在しないこと“というのは、そうかもしれない。
(けれど、飽きられる、ということもある……?)
映画から舞台に移ったのは、生きる道を捜した結果かもしれないけれど
舞台に生きるのは、それはそれでキビシイ。
エドワード・ノートン演じた男は、舞台でこそ、本当の自分になれると言った。
この男の登場は、生の舞台で生きることを、メチャクチャな中にも
瞬間芸だからこそ、飛び散る火花を感じさせます。
その点、リーガンは、必死にやっているとはいえ
そこまで、舞台にどっぷりでない感じが……
昔の栄光が、励ますようでいて、邪魔になっている部分が……
2,ファンタジーというよりシュール^^;
リーガンは、不思議なパワーを秘めていました。(あるいは仮定か想像か)
どこまで本当かは不明ですが(というか、本当のはずは無いのですが^^;)
空を飛び、宙に浮き
バードマンの低音の魅力のささやきが聞こえます。
(しかし、ドアを閉めだされて、パンツ一丁で町を歩いてしまったり
“事故“が起こったり、ということは、そのパワーで回避できないの)
潜在意識の中の強い願望は、ときに破壊的になりながらも、
シュールな奇跡を、もたらしてくれるのか。
(あるいは、ただの現実逃避か……)
3、BGMのドラムがイイ♪
なんとか、舞台を成功させようと、やっきになるリーガン。
その様子は、ドキュメンタリーのように追いかけるカメラが
肉迫して、映し出します。
(イニャリトゥ監督に期待する、人間臭さが、プンプン。)
そして、冒頭から、耳も心もつかまれたのが、ドラムの音♪
ほとんど、太鼓かシンバルの音でしたが
シンプルなようで、とても、印象的。
ドラムの振動が、リーガンも、私たちも、鼓舞させる。
過去も何も、吹っ切って
何かへの挑戦へと、刺激するようなのです!
▼▼▼
娘が、ノートンに仕掛けたのは、「真実か挑戦かゲーム」。
真実だけではつまらない、と言い
ノートンに、“挑戦“するように仕向けるが、それはそのままとなり――
それが、印象的に心に残っていた私は
ラストシーンに回収させてもらいました。
本当はどうなのか??という真実を見てもつまらない。^^;
わざわざ長いタイトルの“あるいは~~~奇跡”を見ようじゃありませんか。
ウン十年前は、若くて輝いていた、ご同輩の皆様には
ここで、羽ばたかなくてどうする?(^_-)-☆

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