映画『ゆずり葉の頃』★再会は心揺らす清水の波紋のように

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/167207/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

八千草さんの、しっとりした佇まいに惹かれて、鑑賞しました☆
全体の雰囲気も、優しく、流れます(*^_^*)


市子(未亡人) :八千草薫
・宮・画伯     :仲代達也


市子は、お目当ての絵を鑑賞したく
宮画伯の展覧会へと、軽井沢に向かう。
軽井沢は、戦時中の疎開先で、思い出のとあるお寺にも、足を運んでみた―ー


若いときには、どうにもならない現実は、過去のこととして、捨て去って
未来を見て生きていこう!と思っていたと思いますが
年をとるにつれて、忘れたはずのことも、思い出の1つとして、
あるいは、捨てたがために、向きあっていなかったことにも
今一度(死ぬ前に)、悔いのない想いを注ぎたい、と思うこともあると思います。


一言でいえば、“初恋の想い出”さがし――ということになるのでしょうが
(そんなに簡単に言ってほしくないの)
“初恋“と、言葉にするのも恥じらうほど、儚げな”純情“が
今、清らかな波紋として、市子の心を、揺らしていく――と申しましょうか……


▼~▼ ネタバレで雑感です。


▼▼▼


1.軽井沢にて


子供の頃、宮画伯と市子は、軽井沢のあるお寺の池のほとりで
言葉をかわし、市子は宮から、アメ玉をもらった思い出がありました。
(宮はお寺の子)

“終の棲家“に移ることも見据えて、身辺整理を始めていた市子には
それが、心の整理?でもあったのか、
画家となった宮の展覧会へと、軽井沢に向かいました。

展覧会場で、作家に逢えることもありますが、宮は不在。
お目当ての絵も、個人所有らしく、展示はむずかしいとのこと。
それでも、何日か、軽井沢に滞在し、会場へ日参することにしました。

(同時に、海外勤務から帰国した息子が、連絡の取れない母を
軽井沢に捜しにやってきて、“スレ違い劇”もみせます^^;)

軽井沢の滞在は、コーヒーショップのマスターも、
マスターが紹介してくれた和食店の女将も
同じく紹介してくれた、オーベルジュの主人も
市子によくしてくれるのが、うれしい気持ちになります。
(お店の様子も、とてもステキ☆)


世の中、殺伐として、イヤな事件もありますが(>_<)
八千草さんのような、上品でおだやかな風情の方が
ゆっくりと歩を進め、あたりを散策する姿には、癒されますね。


2、お寺の池にて(竜神池)


思い出の池は、湧水の池。
透き通った水を、昔のままに、たたえていました。


懐かしいわァ……と思いながらも
“昔のまま“の場所には、そのときと同じ感情が、
そのまま、よみがえるのかもしれません。
今まで、無意識であった感情も、
湧水のように、あふれ出てくるのかもしれません……


3、宮との再会☆★☆←このシーンは、私には、とてもすばらしかった!


市子は、一ファンとして、宮の自宅を、訪問する機会を得ました。
(注:宮は、市子の“正体“を、帰宅後に知る)


宮は、奥さんともども、歓迎してくれますが
市子の“何か“を感じとったのか、髪や顔を、触らせてほしいと言います。
「どうぞ」という市子。
指でふれる宮。


↑ああ、ココがたまらない…………….
市子のことは、宮は、初対面と思っている。
初対面でも、自分には何かを感じて(運命?)
それを慈しむように、思い出にとどめるべく
自分に、触りたいと、彼は言ったのだ………


指で触れているときの、宮=仲代さんの表情が、いいんだなァ……………….
ここには、恋とか愛などという言葉では、壊れてしまうような
心の奥底に秘められた感情が、温かな情として、あるのですよ……
(仲代さんには、いい意味で色気を感じるーーと言っておきます(^_-)-☆)


市子には、(自分が、若かったらなァ…)という思いも、あったかもしれない……
好き――という気持ちを抱いた人には
それが、もう激情でなくても、切なさは、あのときと同じだと思うから……


その後、宮は、市子に踊ろうと誘い、ダンスします♪
ダンスなんてと思うなかれ!
宮は、この一期一会を思えばこそ、ダンスという形にとどめたと思う。
(ダンスは楽しい♪)


市子が、帰りに奥さんに渡した、飴玉の入った袋を見て、宮は、初めて、
市子が、“あのときの少女”だったと気付く。
このズレは、息子と母のスレ違いよりも、ずっとずっと、切なくて奥ゆかしくて
再会を、深いものにしています。(*^_^*)


▼▼▼


市子が、ぜひ見たかった絵も、
軽井沢での、優しい人々との出逢いの積み重ねで
めぐり逢うことができました!


若葉がそろうと、古い葉は緑色のまま、葉を落とす“ゆずり葉”。
色鮮やかなまま、人生を、生き切れたなら……
美しい思い出とともに……




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