映画『あん』★身(美味しいあん)を入れて生きよう―命の桜散る前に

T0019740q.jpg


作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/166828/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

樹木希林さん主演ということで、楽しみにしていました☆

あん作り50年の徳江さんが、たまたま見かけた、どら焼き屋さんの
アルバイトに応募します。
当初、しぶっていた店長ですが、徳江さんが持ってきた“あん”が美味しかったので
あん作りも、店で、することにしました。(今までは外注)
おいしいどら焼きの評判で、店も繁盛してきた折
徳江さんの“手“の様子から、ハンセン病患者さんと噂され
客足は、遠のいてしまいました――――

希林さん演じる徳江さんが、背負ってきたものの重さもですが
徳江さんが、そこで、豆を洗い、炊いている姿が
とにかく、愛おしくて、神々しく輝いています。

店長も、お客の中学生も、ネガティブなものを抱えていますが
人生はいろいろあるけど、がんばりましょう!という徳江さんの
微笑ましくも、温かい励ましには、胸が熱くなってしまう…………….


▼~▼ 以下、内容にふれて雑感です。

▼▼▼


1、無理解の暗(あん)

どら焼き屋の店長は、ワケありの、雇われ店長。
オーナーの奥さん(浅田美代子さん)が、徳江さんの病気の噂を聞いて
クビにするよう、言います。
いらんこと言うな!とまず、思う。(―_―)!!

(浅田さんが、ホント、噂好きの奥さん風情ムンムン)

しかし
奥さんが言うには、自分だけでなく、ほかの人も、“噂“を聞けば
それなりの行動をとるだろうと。

ハンセン病は、すでに、隔離する必要のない疾患になっても
なかなか法律が改正されずに、罹患した人は、社会から隔絶されてしまった…orz

奥さんも皆も、ハンセン病は感染しにくく完治する病気だと
理解していないからこそ、恐れて排除する。(無知の不安)
正しく知っていないのに、感染するものと、勝手に判断してしまう。
(無知なのに判断)

コレは、病気に限らず
あらゆる面で、私たちは、よく知る前に、判断を下してしまうことがあります。
正確に理解すれば、恐れることはないのに、わけわかんないからこわい――
だから排除する――(断種や中絶まで不本意にさせられて!)

そして、そのことを悪いことだと思ってないから、始末が悪いんですね…
(もっともっと、言いたいけれど、このへんにしておきますね。)

・厚生労働省の中学生向けパンフ→コチラ



2、身(あん)を入れて生きる

やっと、法という塀が壊れて、外の世界に触れた(と思われる)徳江さん。
若いころの入所以来、将来の夢などは持てずに、過ごしてきたのか……

どら焼き屋のバイトで、初めて働いた、と、嬉々とする徳江さん。
あん作りも、丁寧に丁寧に、作る。
徳江さんが、施設から出たのは、人生のほんの少し。
そのわずかな時間に、丹精こめて、あんをつくる。
施設の外で、“あん“をこしらえていることの意味と喜びが
フツフツと、豆が茹で上がる音になって、伝わってきます♪

一方、店長は
ワケありで、人生なげやり気味に、
仕方なく、どら焼きを作っていた感あり。(―_―)!!
けれど、徳江さんが、幸せそうに“あん”を炊く様子から
身を入れて、働くことの意味と喜びを、再認識したと思われます。

そんな折に、例の奥さんが、どら焼き屋に、連れてきた甥っ子。
彼は、まじめに働く気配が、みごとに感じられない。(>_<)
前の職場も、“人間関係“で退職した、というけれど
自分の不備を、他人のせいにしてやめたんだろーなーと、推察。


3.生きる意味

徳江さんは、やめたあと、店には戻りませんでした。
戻ってほしいと思いますが、話のゴールがそこでないのが、ミソ。
いえ、“あん“?^^;

ハンセン病への理解が、もっともっと浸透されることを願いつつ
話の趣旨は、ソコよりも
徳江さんから、生きることの意味を、痛感することのように思いました。

店長と中学生が、施設を訪ねてみたとき
そこで、徳江さんが置かれた人生の事情を
徳江さんの言葉で、知る二人。

それは、悲しみはあっても、恨みではなく
どう、生きようとしたか――ということに、聞こえました。

「何かになれなくても、生きる意味がある」

自分が自由に生きられることが、当たり前すぎると
目の前にあるものの1つ1つを、雑に、見過ごしてしまうのかもしれません。
母の愛が薄くて、“悲しい目をした中学生“とて、徳江さんから見たら
自由と可能性をたくさん持っている、キラキラした存在です。

(自分では、辛いとか、いっぱいいっぱい、と思っていても
比べようもないほど、辛い境遇の中、ひたむきに生きている人はいる――
そう思うと、自分の甘さが、恥ずかしくなりますね…….)


▼▼▼

満開の桜の下、徳江さんが、どら焼き屋さんを訪れるのがイイ。
ああ、あのときが、徳江さんの人生で、
一番、幸せな頃だったんだろうなあ…


そして、
店長は、“あん“と一緒に、大切なものを、徳江さんから引き継いだのだ
ということは、
「どら焼きいりませんか~!☆」と言う声の力強さで、わかる。(*^_^*)


ああ、こんな人に逢ってみたいな~と思う人を
希林さんは、見事に、ステキに魅せてくれる☆




にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村




blogramで人気ブログを分析




関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

yutake☆イヴ

Author:yutake☆イヴ
こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
フリーエリア
PVアクセスランキング にほんブログ村
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア