映画『やさしい女』★ソレを若妻の“やさしさ“と言うのね…

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/167066/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

原作:ドストエフスキー
監督・脚本:ロベール・ブレッソン  ~1960年代のパリを舞台

質屋の男性が、貧しい若い娘を見染めて、結婚する――
この夫婦の物語は、衝撃的な“終わり“から始まり
夫の回想の独白で、進みます。

夫目線の妻の描写は、ホントのところはわからない“神秘”であり
美しくも寂しげな若妻の眼差しには、
諦めと拒絶が、色濃く見えてくるようでした……

▼~▼ 内容にふれて雑感です。(解釈違うよ、というときはご容赦です)


▼▼▼

1.「夫婦は皆、同じね」


そう言って、抱えていた花の束を、うち捨てた若妻。
(幸せそうな他の夫婦の車にも、同じ花が積まれていた)

端的には、お金や物(車、花など)をあてがっていれば
妻は夫に不満を感じないだろう、と思っていたなら
そうではないですよ――と言う感じでしょうか……(汗)

貧しかった若妻は、質屋(お金の象徴のような)の夫のおかげで
生き直すことができたのだけど
生活に余裕が出てきたら、やはり
文化や芸術で心を満たしたいし、価値観を分かち合えたらいいな…
と思うと思うのです。

けれど、花を捨てた若妻を見て、
花が嫌いなんだと、解釈した夫は、別の時に
花瓶に花を挿していた若妻に対し、“ある男”のことを勘ぐります。

2.ボーイフレンド

夫と若妻の間の亀裂は、表面的には
仕事のことで、夫が若妻に注意したことが始まりのようですが
若妻のボーイフレンド?の存在が、亀裂を広げました。

不満を埋めたい気持ちからか、成行き上か……
どの程度の関係かはわかりません。 (芸術上の趣味が合っただけかもしれないし)
二人が密会している現場(車中)を、夫が見つけたとき
若妻は、男に別れを告げていたと言う……

夫は、その“別れの言葉“は、若妻の小賢しい芝居だと、言い放ちますが
帰ってきてほしい若妻が、戻りにくくなるのにね……


3、風呂の石鹸

若妻が入浴中、滑った石鹸を、夫が拾って手渡すシーンです。

夫は、多分、失いたくないほど、若妻を愛していたと思われます。
一方、若妻には、夫の気持ちを、一応受け取りはする程度の“失意“が……(汗)
もし、この夫婦をつなぐものがあるとしたら
もう、この手渡した石鹸しかないのか……(―_―)!!


4、やさしい女

冷戦状態が続く夫婦。
夫婦喧嘩は犬も食わない――と言いますが
本音を言えるほど、仲が良くなければ、喧嘩はできません。
文句タラタラの本音を言ったら、
それが即、決別につながってしまう場合もあります…orz

とすると、若妻の“沈黙”は
“拒絶”を含みながらも(汗)
本音の怒りや不満、諦観や忍耐を抑圧した“やさしさ”なのか……

だけど
夫婦が、心から通じ合えたら、どんなに満たされるだろう…
心が1つになったと実感できたら、どんなに幸せな夫婦だろう……

若妻とて、そう思っていたと思う。
本当に欲しいものは、そういうものだと思うから。
だからなのか
「夫を尊敬します」と、夫に歩み寄ってみたのだと思う。

しかし、間もなく、若妻は、自分で二階から転落した。
そして、訪れた“永遠の沈黙“。
それこそが、彼女の本音だったのか、あるいは、
究極のやさしさか……????

遺された者は、???を前にして、ただもう、回想することしかできない…………


▼▼▼

よく言えば、怒り狂うこともない若妻は、
“やさしい女“だったのかもしれません。(詭弁か!!?汗)

それにしても、夫婦は、お互い、どこまで分かり合えているのでしょう……
「どの夫婦も同じね」と言えるくらい、分かり合えているなら、羨ましい……^^;
本音を、受け止め合える関係なら最高ね、きっと……

その若妻の本音の氷は、厚かった。
ソレがやさしさと言うのなら
私も、“やさしい女”かもしれない……(―_―)!!



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