映画『追憶の森』★彷徨った魂の森に咲いた花を見つけたとき


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/167775/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


監督:ガス・ヴァン・サント
・マシュー・マコノヒー (=アーサー)
・渡辺謙(=タクミ)


自殺目的のアメリカ人が、青木ヶ原の樹海に入るも
出口を探す日本人と出逢って、死ぬのをやめる――


要約(ネタバレ!(>_<))すれば、そうなのですが
(その後のコトこそ大事☆)
人の生き死にを、さくっと、済ませてはいけませぬ。


私は、樹海に行ったことがないので
その深さも、恐ろしさも、わからない。
けれど、この“森“は、生死の境を、危うく意味しながら
深い心の逡巡を意味するのに、うってつけなのでした。


アーサーは、奥さんと険悪になったぐらいで、
“ヤケ死に”に来たのかと思いきや
森を彷徨いながら、彼の身に何があったのかが
明らかになっていくのがいい。
そして、その後、どうなるのかも…………


▼~▼ 以下、ネタバレで雑感です。
(しゃべりたくなってしまう(^_-)-☆)

▼▼▼


1.タクミを見つけるアーサー


自分が、死のうとしたときに
誰か困っている人に気づいたら、どうします?
自分が死ぬんだから、関係ないですか?(―_―)!!


(事情はどうあれ、自死は、究極の自己都合だと思うので)
他の人を、気にかけられる“心のスキマ“があれば
そこに、“生“が入り込んでくれるように思う。
(逆に、死ぬ直前に、困っている人を無視するのは
閻魔様の心証にも良くないかも…(―_―)!!)


死を逃れようと、樹海の出口を探すタクミにつきあうアーサーだが
実は、タクミは、死にたいのではなく生きていたくなかった――と言う。
↑コレ、微妙ですが、なんかわかる……(汗)
死ではないが、日常の“生”から逃れたい気持ち……(>_<)


コレが、ある意味“生死の境“ということを含んでいたのかな……


2.懺悔と後悔


アーサーと妻に、何があったのか―――
森を彷徨うシーンを挟んで、少しずつ、明らかにしていくのがニクイ。


(幸せに気づかなかった)“日常“は
昨日も明日も同じように、苦悩(グチ?)を含みながら、続くもの――
と言うのは大間違いで、あるとき、誰にでも必ず
昨日とは違うとはっきり自覚する、“今日”が来てしまう――orz


言ってしまえば、それは妻の病気と死です。
病気は、自他問わず、生き方というか、心の持ち方についても
自問させられるものです。


そして、アーサーが改心?したのも束の間、
アーサーの目の前で、妻は、事故死してしまった…orz
突然の死は、それまでの時間や気持ちを、
いきなり、ブッタ切ってしまうもので、
遺された者は、生きていても、“生“の軌道から、
はじき出されたような心持ちになることもある(と思う)………


そして、喪失感や悲しみのほかに
懺悔や後悔の念で、いっぱいになってしまう(かも)…….
アーサーが、死にきれなかったのは
モヤモヤした気持ちでは、死にきれなかった部分も…?


そして、突然死した妻とて、夫への心残りはあっただろうし
夫が、悔恨のカタマリのようであっては、成仏もできまい(と思う)……


3、タクミのこと☆


この作品のいいところは、
アーサーが、死ぬのをやめたあとのフォロー☆
(漠然とした“希望”なんてので、ごまかさない。
魂も救われないと、ダメだから…)


タクミ=渡辺謙さんの説得力が、素晴らしい☆
“一人のサラリーおじさん“というだけでも、
アーサーの“復活“の理由になったと思いますが
生死の境=生者も死者も彷徨う、この“森“にあっては
謙さんのオーラが、すでに、スピリチュアル☆


アーサーの妻の魂が、タクミに姿を変えた――
と言ってしまっては、安直?かもしれません……


それは、アーサー夫婦だけのことでなく、謙さんは
普遍的な死生観の権化のようでもあったから……
そこに、(成仏の)花が咲いたのを見たとき
死者への悔恨を持つ生者には、本当の救いになったと思うのです…
(そんな苦悩を抱えながら、生きている人も少なくないと思うので…)

一方で、それは、魂があの世に逝ってココには居ないこと――ではなく
想う人のすぐ近くに居てくれることを、はっきり受容できたこと――という
矛盾したような成就に、私は思うのですが(汗)
そんな“スピリット“の割り切れなさが
この森の“深淵さ”そのままに、感動になってくれたと思うのです…….


▼▼▼


森の中で迷い
心の中で迷う人とともに
私も、アレコレ、逡巡しました。^^;


最後は、救われた感激がありました。(*^_^*)
(解釈違うときはすみません)


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