映画『ミモザの島に消えた母』★子供の心に母が“還って”きたときに


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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/169558/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


30年前に溺死した、母の真相を知りたい兄妹は、
父や祖母などに、尋ねて回った――


原題:BOOMERANG(ブーメラン)の意味するものは微妙ですが
兄妹に“還ってきた”母の姿が
映し出されるラストシーンには、強く想うものがありました


舞台となる島の特徴的な地形がミソです。
・ノアールムーティエ島のこと→コチラ


潮の干満で、本土とつながる道ができます。(=ゴアの通路)
長く続く“道“の遠景が、
“過去と現在”、“兄妹と母”をつなぐようでもあり
自動車の走行とともに、駆り立てられる気持ちになります。


▼~▼ ネタバレで雑談です。(解釈ちがうときスミマセン)

▼▼▼

冒頭から、兄妹を乗せた車が事故に遭い
波乱を予感させます。
(入院先の病院は、母の検死が行われたところでもある)


“母の真実捜し“を始めた子供たち(兄妹)は、
仕事もしながら、やっています。
が、兄のほうは、家庭も仕事も、きびしい状況に置かれていました。


過去のことに、かまっていられる状態ではなさそうですが(汗)
むしろ、ずっとモヤモヤしていた“母の死因“をこそ
晴らさないと、打開できないようでした。


そんな中、父と祖母は、子供であった彼らには
“穏便“に、真相を伏せていました。
その“謎解き”への興味に、引っ張られるのですが
それがわかってからの“顛末“にも、思うところあるのが
ただのミステリーではないところ☆



▽▽▽ネタバレ要反転

母は、ある女性と親密になり
子供を連れて、彼女のもとに行こうとしていました。

――と言うと、母はレズビアンか?と思いそうですが
必ずしも、そう、割り切れないかと……

たとえ留守がちでも、夫だけを見るべきとは思いますが…
(留守がちでも、心の満足が実感できたら良いのですが)
もし、“心の隙間“に、入ってくる人がいたら
性は問わず、親しくなると思います。
(単純に、その人と居ると、楽しいし生きている実感があるから☆)

ただ、親しい茶飲み友達なら、よかったけれど
この人は!と思う人とは、強い絆が、欲しくなるのです。
母の“女友達“は、強く、母を魅了し
母は、子供と一緒に、“駆け落ち“しようとしていました。

それを阻んだのが、祖母でした。(当然です)
予定が狂った母は、満潮の近い“ゴアの通路“を
むりやり、走ることになってしまいました!

そして
流された車を見つけたのが、そこを通りかかった父なのでした。
(このシーンは、ダイナミックで心を揺さぶられます)

母を死に追いやったと、祖母を恨む兄と妹。
そして、特に険悪になった兄に対して
父は、祖母の死と葬儀さえ知らせないことに……

そんな……父は、息子より母親(祖母)が大事なのか???
そういう父だから、母は家を出たのかな……
一方、そういう父の子供だから
兄妹も、母親を、強く想っていたということも……?

ついに、“女友達”にも、逢いに行った兄妹。
人は、外側からしか見られないから
この人が母親と―――と言っても
何を受け止めていいか、ピンと来ていなかったかもしれません。

けれど、あとで、彼女が記録していた
母のビデオを、兄妹は見ることになります。

そこには、まだ若い母が、幼い兄妹を連れていました。
顔も、忘れかけていたかもしれない母の姿が
母の真相を捜していた兄妹の瞳に、還って来たのです―――

これは、一部分ですが
“女友達”しか知らない、母の姿というのが、ある……
女として、人間として、気持ちや生きざまを持った“母“という人が――

ビデオの中の母を見て思うのは
この兄妹に“還ってきた母“というのは
彼らが捜し求めていた”死の真相“とか、”懐かしい姿“だけでなく
むしろ
あの頃、母が、わかってほしかった“心の中“が
彼らに、受け止められつつ還ったのではないか、ということでした。



▽▽▽
▼▼▼

母の死の真相を探る、ミステリー仕立てに引かれながら
子供たちに“還ってきた母”について
感慨深いシーンが、ラストに待っていました。




PS:わかってほしい……
わかってくれる人がいたら、心の隙間はなくなるから……



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