FC2ブログ

映画『悪人』★もっと早く出逢いたかった、大切な人に…

153165_2.jpg


作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/153165/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

以下ヤフーレビューの転記です。(ネタバレ)

『出会い系サイトで知り合った女性を殺害した祐一は、
サイトで出逢った別の女性・光代と、一緒に逃げた…。

~誰が本当の悪人か~を問う作品と聞いた。
だます、脅す、約束を破る、あざ笑う、無責任…etc.
悪い人はそこら中にいる。
(満島ひかりの小悪魔ぶりは、祐一を正当化するに足るほど!)
それでも、誰かを求めずにいられない人の姿には、
“悪”の問いかけというよりも
人が人を慕い慈しむ事の意味を見た気がした。
作品を、的確に言葉にするのは難しいかもしれないが
作品を感じるのは、難しくないと思う。
心に、すーっと染み込むように入ってくれて、あっと言う間だった。
私なりの感想を述べます。(念のため間あけます)

▼▼▼▼

①悪と罪

もちろん、殺人犯の祐一は悪人だが、
「誰が、本当の悪人か」の答えよりも、祐一を通して、
“悪”の位置づけの変化を感じたのが、興味深かった。それは…

どんな理由であれ、殺人は悪いことで、
上から目線のマスコミに言われなくても
タクシーの運転手さんの言うとおりで
祐一も、それは悪だとわかっていた。

しかし、当初は、それは祐一にとって
“客観的な悪”だったのだと思う。
=悪いことだと知ってはいても、悪かったと思っていない。
それが、光代と出逢い、彼女を大切に想う気持ちが芽生えてから
彼にとって、客観的だった悪が、主観的な悪に変わったと思う。
被害者に心から申し訳ないという(罪の意識)心の目がひらいた。
被害女性の父親も、ダメ押しのように
大切に想う人を持つことの大切さを説く。

悪い人はたくさんいるが、罪の意識のないことが
罪悪であるように思う。
(大学生役の岡田くんは、憎らしいまでに好演していたと思う)

いい出逢いは、人としての心の目が啓かれることを見せつつも
激情となった想いは、目をくらませるという矛盾もある。
アノ赤信号も、クラクションも、局面にいた二人の赤信号であり
警笛であったのか……。
光代がらみの悪とか罪とかも含んだ、すごくいい展開だと思う。

②海と灯台

海があるとどこにも行かれない気分になる~と祐一は言った。
そんな海に、二人は逃避行する。
寒いほどに蒼い海が広がる、印象的なシーンだ。

どこにも行かれないはずの海は、むしろ今の二人には
閉塞感ではなく
とどまれる、という安心や抱擁のようでもあった。
場所的にも、時間的にも、後にも先にも進まなくていい。
今だけの存在でいることが、唯一の二人。

彼を大切に思うなら、アノとき、自首を勧めるのが
冷静な判断だったとは思う。
しかし、やっと見つけた!と想える人と、離れたくないんです……。
悪いことと知っても…。私も、そうしたと思うから
光代のひたむきな切ない心中を思うと、たまらなくなる…。
(この深津さんが、すごくいいんだなァ…)

そして、灯台がいい…。
長い闇を、パッと照らす時間は短くても、また、照らされる。
繰り返される…。
それは、彼らだけの光と闇ではなく
誰もが、それを繰り返しているのだと思う。そして、いつか、きっと
まぶしい朝日に変わっていくのだ、という希望を見つけたくなる……。

▼▼▼▼

~どうして自分はこんな人間なんだろう~
それは、祐一だけではない、つぶやきのはず。
こんな人間だからこそ、誰かと出逢いたいんです。
理解し、大切に想いたい、大事にされたい……。

だから、仕方ない行動や言葉とはうらはらに、この手は、やっぱり
あなたの温もりが欲しくて、手を伸ばす…。
届かなくても、精一杯に…。(←胸がいっぱいになる…)

祐一の目に、光代の目に、にじむ涙を観たら
きっと、こみ上げてくるものがあると思う。

~もっと早く出逢いたかった~
そうすれば、悪人にならずにすんだのに、というよりも
もっと大きな意味を持って、作品全体を優しく包む言葉として
心に響いた。
楽しみに鑑賞して、良かったと思う。』

~~

後日の”悪人”雑感。↓

愛する彼女の首を絞めた彼は、わざと
“悪人”になろうとしたのではないか。

もう二人の関係が終わるなら
悪人としてでもいいから、覚えていてほしい、
と思ったのではないかと。

憎しみは、愛と同じかそれ以上に、強い感情だから。
首を絞めた、と言う行動は、作品の中で、
1番、複雑な人間の感情が込められていた行動なのだと思う。


彼は、「悪人」としての自分を、最後に彼女に見せた―
彼の愛憎渦巻いた、複雑な胸中が
強烈なインパクトを残した作品でした☆


にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ おすすめ映画へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

悪人

恋人も友人もなく、長崎の漁村で祖父母の面倒をみながら暮らしていた土木作業員の祐一と、妹と2人で暮らすアパートと、勤務先である佐賀の紳士服量販店を往復するだけの毎日を送っていた光代。 偶然出会った二人の恋は始まったばかりだが、祐一は数日前に起こったOL殺人事件の犯人だった…。 ヒューマンドラマ。 ≪いったい誰が本当の“悪人”なのか?≫

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

yutake☆イヴ

Author:yutake☆イヴ
こんにちは☆
使い方がよくわかりませんがヨロシクお願いします。^^;

フリーエリア
PVアクセスランキング にほんブログ村
フリーエリア
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
フリーエリア
フリーエリア おすすめ映画
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR