映画『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』★料理と真実と―“愛”が煮詰まっていくのがイイ!

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/170935/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
・充(みつる): 二宮和也
・山形: 西島秀俊☆
かつて、満州に渡った料理人;山形が、考案した究極のレシピを
再現してほしいという、某中国人の依頼を受け
充は、レシピ捜しを始める――
冒頭から、ニノの作るオムライスに魅せられて
がっぷり、胃袋をつかまれました!\(^o^)/
美味しそうな料理の数々を楽しみつつ
隠されていた陰謀に、愕然とする……orz
(↑思うところアリ!)
案外、複雑なものを含みつつ
最後は、温かい感動に包まれ、救われたのは良かった!(^_-)-☆
▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼
1.レシピ捜し
借金返済のため、高額で、料理を請け負う充が
受けた依頼が、満州で考案された“大日本帝国食菜全席“の再現。
幻のレシピを捜す旅が始まり
西島さんの出番!となっていきます。(^^)/
そのレシピを見つけて、料理を作ればいいーー
というものでもなく
その“レシピ捜し“にも、仕組まれたものがあったーというのが面白い。
2.五族協和☆
満州国のスローガン:五族協和☆
(それをイメージしたお団子が美味しソ!(^^♪)
政治的に意味するものはあるでしょうが、仲良くは良いこと、
3.陰謀のこと 注意:個人的意見あり(汗) ↓要反転
日本軍の大佐が、満州行幸した天皇を
そのメニューで、暗殺(毒殺)を謀略し、その罪を
中国人の料理人になすりつけ、国際問題の火種にしようというもの。
↑フィクションとはいえ、あとで、感動を呼ぶ設定とはいえ
満州の日本軍をワルモノにするのは、ちょっと残念……….( 一一)
ちなみに、個人的には、満州国の位置づけは、
新渡戸稲造さんの考えに、私は近いかも…….
(イデオロギーな話をするつもりはないので、これ以上はナシ(^^)/)
4.料理は愛☆!
絶対味覚を持つ充は、料理にキビシイ。
料理は愛――というのは、技術のない人の言い訳?のようで
一笑に付す。(斜に構えたニノが良い☆)
けれど、レシピ捜しをしているうちに
そこに、料理への愛があり、
愛する人たちへの愛が、紡がれていることがわかってくる。
レシピだけ、ポンッと渡されただけでは、わからない―by 綾野剛
まさにその通りで、“あらすじ“や”結末“だけでは
人の想いが織りなす感動は、得られないのと同じ。
愛―とは、簡単に口にできる言葉だけれど
終盤、“その愛”が、じわじわと煮詰まっていく展開は
素晴らしい!豚の角煮だ!(^^)/
▼▼▼
ラストは、ニノと西島さんが
時代を交錯しつつ、同時に存在する喜びもあって
とてもイイ♪
お料理の数々と、ミステリーと、真実と――
うまく“料理“されて、ごちそう様!な作品かと。(^_-)-☆
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