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映画『ラビット・ホール』★子を失った親の悲しみについて



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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/156445/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:ニコール・キッドマン (=ベッカ)

6歳の息子を、交通事故で失った夫婦の話―というので
見るのが辛くて、伸び伸びになっていました。
事前情報なく鑑賞したので、
ベッカが見かけた青年の正体も、はじめ、わからず……
(わかったときは、衝撃を享受できる!)

あらすじは、子を失った喪失からの再生――
と、月並みな(汗)ことになりますが
再生は、簡単なことではないし………

劇中、“悲しみと癒し”について
歯に衣着せない感情のしぶきが、飛んでいたのが
生生しくて、心に響きました。


▼~▼ネタバレでほぼ雑談です。(考え方違うときスミマセン)
▼▼▼


今から20年以上前の4月、小中学校時代の親友の新居に
2歳の息子と、遊びに行きました。
親友には、1月生まれの生後3か月の娘ちゃんがいて
久しぶりの再会だった私たちは、懐かしい話のほか
“旬な“子育ての話をして、楽しい時間を過ごしました。
その頃、つわりのようだった私は、その年の12月に、娘を産みました。
親友の娘ちゃんと、同学年ではないけれど、
“同い年“であることに、親近感を感じました。
それから半年後、親友から手紙が来ました。近況かな~と思ったら……
そこには、事故で、娘ちゃんが亡くなったと……
便せん数枚に、そのときの様子と、娘ちゃんへの気持ちが綴られていて
胸が締め付けられる思いで、読みました。
慰めたい気持ちで、返信しましたが、慰めにはならなかったと思います……

子供を失うという、尋常でない悲しみを“癒す“ことは
未経験の者には、届かないような……


ベッカ夫妻は、同じ境遇の人の集まりに参加します。
悲しみを知る者同士のほうが、理解し合えそうです。
けれど、そうとは限らない….?
“吐露“の時間は、それぞれの悲しみの吐き出しで、いっぱいになるし
癒しや救いの方向も、人それぞれ。
ベッカは、息子を助けてくれなかった神に、すがるつもりはない。

“同じ悲しみを知る者同士“と言っても、
自分の悲しみは、他の人のそれと、比べられるものではない。
ベッカの母が、成人した息子(ベッカの兄)を失った悲しみを
同列に扱おうとしたとき、ベッカが、烈火のごとく怒ったのも、胸に刺さる。

悲しみには、傾聴だ、同意だ、と言うけれど
自分を押し殺して、ムリには“同意“できないし
悲しみを押し殺しても、それは、消失ではないし……

“悲しみ”があるときは、“もどかしさ”もあり
それが、“怒り”を伴うことも、多々ある。
それが、まったく関係のない事物や人にも
向けられてしまうことも……orz

“親切な人“が、悲しみを癒そうと、いつも寄り添ってくれたことについて
ベッカの母は、鬱陶しかったと言ったのも、良い。(^^♪
親切な人には、ホント、悪いのですが、放っておいてほしいの……
あるいは
そばに居てほしいのは、あなたじゃないの――etc.(汗)

悲しみを癒してあげたい、と思う他人の気持ちは、尊いですが
それが出来ると思うのは、不遜かも?なんです……(言い過ぎゴメン(>_<))


そうこうして、ベッカが、見つけて近づいていった青年は
息子を轢いた、加害者でした!(>_<)
もちろん、彼に悪意はなく、“事故”だったわけで
ベッカは、彼を責め立てず、“交流”を試みる。

↑この心情はフクザツでしょう……しかし
モヤモヤした気持ちは、“原因“に近づくほうが、いいのかな。
荒療治だけど……

ベッカは、彼が描いた空想絵本に、
パラレルワールドに抜けるという、“ウサギの穴“を見つける。
別の世界で、別の自分(たち)は楽しく暮らしている、という空想もあり
ウサギの穴は、行き詰まった悲しみの、出口になりうるか?

一方、ベッカの母は、大きくのしかかった悲しみの岩が
無くなることはないーと言いながらも、
ポケットに入る、小石にはなりうる、と言った。

癒そうと思っても、結局、悲しみは消えることはないし
忘れられるものでもない…….

悲しみが、怒りを伴う一方で
悲しみには、”慈しみ“をも伴っているものならば
忘れなくていいとも思う…….


ラストシーンで、手をつないだベッカ夫妻は、
息子への愛を、二人の未来に変えていく希望を、見せてくれる。

親友は、その後、お子さんたちに恵まれました。
妹ちゃん弟ちゃんを愛するとき
天国の娘ちゃんも、一緒に愛しているのだと思います。

決して、誰かの代わりではなく
大切なものを分かち合うことで、
救いの1つはあるように思うのです、私は…


▼▼▼

悲しみに陥ったとき
出口は、そう簡単に見つかるものでは、なさそうですが
思うところある作品でした☆


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ラビット・ホール

再生への方法を模索中 公式サイト http://www.rabbit-hole.jpデヴィッド・リンゼイ=アベアーの同名戯曲の映画化製作:ニコール・キッドマン監督: ジョン・キャメロン・ミッチェル 「

ラビット・ホール

妻ベッカと夫ハウイーの一人息子ダニーが、4歳で交通事故死したのは8ヶ月前。 二人は身近な人を亡くした人々のグループ・セラピーに参加するが、ベッカは「娘が死んだのは神の御心。」と語る会員に辛辣な言葉を浴びせてしまう。 ある日、彼女は偶然出会った加害者の少年が図書館に返却した「パラレル・ワールド(並行宇宙)」の本を読み、彼と話をするようになるのだが…。 ヒューマンドラマ。

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