映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』★ワシントン・ポストが“真実”を公開す(^^)/

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174614/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
原題 THE POST (ワシントン・ポスト)
・発行人キャサリン: メリル・ストリープ
・編集主幹ベン: トム・ハンクス
ベトナム戦争が、アメリカには不利な状況なのを隠していた、
政府の機密文書を掲載した、ワシントン・ポスト紙の話です。
(ネタバレ御免)
政府が隠した真実を、白日の下にさらすことが正義―
という使命感で、“その新聞”を発行させていく過程が
せわしいです。(^^♪
真実は、時間との戦いか。
地味な作業に映りそうですが、メリルとトムの、華と重みで
せわしさに煽られながらも、
緊張感と高揚感アップの見ごたえです!
▼~▼ 内容にふれて雑談です。
▼▼▼
1.“地方紙”ワシントン・ポスト → 参考
キャサリンは、父から夫、夫の自殺後は自分へ、と引き継いだようです。
自営業の感覚は、社員も会社も、家族のような愛着かと。
新聞の使命を果たそうとして、政府から潰されても困る。
自分だけの意識だけでは済まないのが、むずかしい…
↑その辺は、メリルならきっといいようにやってくれる!との頼もしさあり!
2.同業者のこと
最初の、機密文書関連の報道は、ニューヨーク・タイムズ紙。
圧力が、タイムズ紙にかかりそうなとき
ライバル社の不幸を、ラッキーと思わないのが良い☆
もし、タイムズ紙が、圧力で潰されたら
ほかの新聞社にも、それは及ぶから。
同業者が抗議するのは、人情的同情というより
火の粉を一緒に防ぐ、ということなんですね。
同業者は、ライバルでもあるけれど、味方でもあるー
よくあることです。(*^^)v
3.お友達にはなれない関係
情報を得るーということからも、
政治家とは“親しく“付き合うーということも、大事だったらしい。
けれど
“客観的”であるには、仲良しのお友達になってはいけないの…
人間だもの。
仕事人としてだけでなく、日常生活の友人ということもあると思う。
けれど、
大人になると、仕事人=社会人としての自分の立場が
“友人“との関係を、厳しくしてしまうことがあります。
友人なら対等なのに、仕事上は、上下関係になったり……
客観的・中立・公平……であるためには
親しい人を作れないーというのも、辛いところ……orz
4.嘘も方便!?( 一一)
“真実“を伝えるーとは、難しいことです。
本当のことを“垂れ流す”ことは、簡単なことと思いますが(汗)
物事には、重みづけがあって
言わなくていいことも、確かにある。
伝え方によって、あるいは、受け止める人によって
“真実“が、正確に伝わらないこともあるし
誤解や混乱を起こせば、その後、“事実”となるはずのことが
消滅する恐れもなくはないのでしょう……
政府をかばうわけではありませんが(汗)
だからこそ、機密文書を残したのは
後世への資料としたーみたいな扱いになっていましたが
“真実“を記録したのはよかったですよ。
隠したけど……
そして、政府要人が、政府担当者に
「ベトナムでの実情とは違う!」ことを詰め寄りつつも
マスコミ報道には、政府寄りの発言をするのも、意味あるシーン。
本当のことを知っても、それを伝えるには
勇気と責任が、いりますから……
よくないコトを報じた場合、その原因が誰にあるのか
誰が責められてしまうのか(自分か?)
立場上、コワくて言えなそう…….
▼▼▼
そんなこんなで、政府の機密文書を入手し、掲載したワシントン・ポスト☆
ラストシーンには、“ウォーターゲート事件”
の始まりを告げました。
『大統領の陰謀』ですよ!
これも、ワシントン・ポストの記者だった!☆
懐かしいような、胸騒ぎを残してくれる終わり方も良い!(^_-)-☆
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