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映画『ニンゲン合格』★若い西島さん♪目覚めた日々は合格デス!(^^)/



キャプチャ33


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/1423/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・監督: 黒沢清
・豊: 西島秀俊☆ ←目当て 若い!
・藤森: 役所広司
・豊を轢いた室田: 大杉連



14歳で交通事故に遭い、24歳で意識が戻った青年:豊。
10年の眠りを取り戻すべく、奮闘し
ついには、未来が開けそう?
―――大抵、そうですよね…
“ニンゲン合格“と言ってるし……(^^♪
でも 
「俺、何か失くしたの?失くしたものもわからないのに、取り戻せったって」
(by豊)

豊が帰った“自宅”は、両親と妹が離散していた。(それが全てな気がする)
若い西島さんの、棒っきれみたいな存在感が、新鮮。
棒っきれは、自分で立とうとしつつ、何かにも立てかかりたい…
そんな豊を、見ていきます。


▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

豊の退院に付き添ってくれたのは、藤森。
豊の自宅敷地内で、釣り堀経営とゴミ処理業をしている。
父の旧友らしい。

父は、海岸出張と称し、留守がちで
要するに、退院した豊を、藤森に丸投げした形…(>_<)
母も妹も、それぞれ、別のところにいる……

24歳に成人したとはいえ、家族のいない豊の
淋しさやら不安やらが、画面から感じるのが、痛い…
たとえ、一人で何かをしていても
家族が離散しているのと、同居しているのでは、感覚が違うよね。

豊が、グレフルジュースを求めて、自販機をめぐったとき
帰国した父が、豊を追い回すシーンが、印象的。
その直前、豊は、“無責任な”父から離れたい衝動で、立ち去ったと思うが
父が追ってきたので、便宜上、“買い物“を言い訳にしたよう。
父も、豊の不機嫌を察してか、ついて回るが、そんなの無意味なんです。
そんなに気になるなら、親身に関わって、面倒を看たらいいのに!

そんな父に、大丈夫か?と聞かれて「大丈夫だよ」と答えた豊。
大丈夫じゃなくても、
何もする気のない父に、大丈夫じゃないとは言わないよ。
10年の眠りから覚醒したばかりの息子の、何が大丈夫なんだろ、この父は!

と、私が怒ってみても
豊は、家族への苛立ちを、怒りとして爆発させないんだナ…

母を捜し当て、一時、自宅で一緒に住むが(妹も合流)
やがて、母は、戻っていった。
10年を取り戻すーと言っても、現実は、なかなかね…orz

だから、母が洗濯物を干していたときに、彼は言った。
「また、皆が、そろうときがあるのかな」
彼は、意識不明になる前、家族・家庭が存在していた頃に
戻りたいんだよね。皆が、そろってほしいんだよね。

でも、母は、現実的にしか、答えられなかった。
いや、現実がどうのでなく、(両親の)自己都合というべきか?

豊も、前向きに生き始め
迷い込んだ馬を買い取り、昔、自宅で営んでいたらしい
牧場経営を試みていた。
生活の基盤ができると、生活に現実味が出ますもんね。生きがいも☆

なのに――
豊を轢いた室田が、たまたま来て、牧場を破壊したーー
事故を起こした自分の人生が、メチャメチャになったのに
被害者の豊が、人生を取り戻すのが許せない、などと怒り狂って!(>_<)
↑ムチャクチャ言ってる!( 一一)

可哀そうに、豊は、うまくいきかけた人生のほうが、夢だと思い込み
自分で、牧場を壊滅させてしまう……

それでも、豊は若い。
藤森と馬と一緒に、“できるだけ遠くに行きたい”との希望を胸に
藤森のトラックに乗り込んだ。

しかし――
トラックを降り、ぐずる馬を乗せようと、そんなこんなする間に
廃棄物の冷蔵庫が崩れ落ちて、下敷きになってしまった!

駆け寄る藤森に、豊は尋ねた。
自分は存在したか?と。
10年の空白と、その後のふわふわしたような日々?に対し
せめてそこに、家族の確かな愛情があれば、
もっと手ごたえある、今日を実感できたのかな…

バラバラ家族に対し、怒りを、露わにすることもなく
むしろ、カスカスの“空虚“が、彼の存在感を希薄にした?
横たわる豊に、藤森はキッパリ答えた。「存在した」と。

奇しくも、豊の葬儀にそろった家族たち。
このときを、豊は望んでいたね……orz
この両親、なんとかならなかったのか?
藤森さんは親切でも、親ではないからね。

豊が、10年前、事故死していたら
その後の喜びも悲しみも、なかった…
大変な想いをするなら、目覚めないほうが良かった?
いやいや、そんなことは、もちろんない。

生きて生活していくということは、人生を続けるということはー
日々そうだと思うけれど、面倒でしんどくて、大変なことです。(>_<)
豊が、やり場のない気持ちを抱えている様子が、秀逸☆
そして、やりきれない不慮の死……

けれど、だからこそ、目覚めたあとの豊の日々に
意味がなかったなどとは、思わない!!!!!
豊が死の間際に、“自分の存在“を確かめようとしたけれど
そんなことをしなくても、豊の“生きざま“を見ていれば
豊が、生きている意義は、キラキラ感じるよ!

▼▼▼

“ニンゲン合格“だった?と、聞くようなヤボはせず(^^♪
でも、“合格“なんだと感じる、じわじわ感がイイ☆
ああ、でも、残念……orz


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