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映画『ファントム・スレッド』★仕立て屋をめぐるこの愛は化け物級

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/173459/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。


ホラーではありません。(^^♪
気難しい仕立て屋(♂)と見染めた女:アルマの物語。
それを“愛”と呼ぶならば、
片鱗には、思い当たるフシもありつつ
ソコまでするか!?されるか!?
いや、愛には、命を賭けることもあるし……

仕立て屋レイノルズのダニエル・デイ=ルイスが、魅力です。
端然とし、ナイフのような、危うい緊張感を放つ。
冷たく光るスゴミが、恐ろしくもあり、素敵…

そして
強固で、崩れそうもない牙城のような彼に
女は、挑むのです。
彼女は、彼に夢中。恋に堕ちている。
すでに、彼に溺れている彼女だけれど
彼女は、彼と溺れたいの、一緒に、愛の海に……

けれど、レイノルズの城は、簡単には陥落しない。

彼を愛するということは、少しでも
近くなって、親しくなりたい。無防備に…
(例えば、1つになりたいとはそういうこと?)

けれど、レイノルズは…

▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

ウエディングドレスを作る者は、結婚できない“呪い“があるらしい。
レイノルズは、少年時代、
母の再婚用のドレスを、作ったことがあった。

母の再婚用のドレス製作ーというのが、ミソです。
親が再婚するのも、複雑な気持ちかもしれないのに
ウエディングドレスの製作なんて
母というより、一人の女性を、意識させられそうです…
子供として、母を慕う気持ちが
ほかの男に奪われる、悲しい恋しさとも混ざり合った
複雑な感情が、くすぶっていそうなレイノルズ。

そんな彼は、母亡きあと、姉との暮らしで
バランスを保ちつつ、仕立てに没頭してきたよう。
だからなのか、変化と喧騒を嫌う、レイノルズ。

印象的なのは、アルマが、サプライズディナーを
用意したとき。(姉は反対した)

彼は、二人きりの突然の夕食に、激怒した!(>_<)
何もそこまで…と思うくらいの、怒りよう……(汗<涙)
彼は、彼女を、モデルとして気に入っていたとしても
二人で、時を分かち合う、前進的な関係は望んでいない?
(言葉で言い表しにくいです。彼の表情を読んでください。)
サプライズを楽しめとは、価値観の押し付けか?
アルマは悲しみと怒りで、傷つく…orz (だと思う…)

ところで、アルマが勝負に出たのは、サプライズだけでなかった。
料理に、彼の嫌いなバターを、使ったのだ。
彼を思いやるなら、彼好みにするのでは?
と思う一方で
好きな人を自分の色に染めたい=同化?したい気持ちもあるかも…

好き=愛と言う感情は、不思議。
アルマは、すべて彼に捧げたーと言っていたが
それは、彼に従順―と言う意味でもなさそう…

抱きしめたいと思うときの、
ぎゅっと、腕の中に、捕えていたい感情に似るだろうか?
アルマは、彼を、手の中に入れたい(支配?)がために
毒キノコを食べさせる、という暴挙に出た!(>_<)
(彼への“愛”のために毒婦になったーというのが、“すべて“の1つでもあるか?)
(注:それを愛と呼びたくないというのもOK(^_-)-☆)

体調不良の彼を看病することで、アルマは
彼に、グッと近づくことができた。

そうこうして、再び、距離を感じたとき
アルマは、また毒キノコを食べさせたーのだが
このとき、レイノルズは、知っていたのか……
食事シーンの二人の緊張感が、ハンパない…(汗)

このとき、毒キノコで、彼が意識を失う前に
アルマは白状した。いや布告したというべきか?
自分は、弱ったあなたを看病(支配?)したいと。
一人で強がっているあなたには、私が必要なのだと――

この屈折した“愛”に、彼はどう応えたか?
毒を盛りやがったな…などとは、言わない。(^^♪
彼は「意識を失う前に、キスさせてくれ」と言ったのだ!!!

彼は、職人気質で、頑固で、マイペースで
融けない氷のような冷たさを、感じさせる男だが
ドレス製作に賭けた、美や繊細さが、物語るように
女性への“愛の重厚さ”というものは
ちょっとガサツなアルマの比ではなく
もっともっと、深く複雑なものだったのかもーと思えてくるのだ。

▼▼▼

男女の組み合わせの数だけ
様々な愛の形があるのだろうーと思います。

ダニエル・デイ=ルイスの魅力・存在感あればこその
愛の形だったと思います。

この愛は、“化け物級“でしょう。(^_-)-☆



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PS:ダニエルの引退作品だそうです。

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ファントム・スレッド

1950年代、ロンドン。 オートクチュール(高級仕立服)「ハウス・オブ・ウッドコック」を姉と営み、英国ファッション界に君臨する男レイノルズ。 彼は新たなミューズとなった若い女性アルマの“完璧な身体”を愛し、彼女をモデルに昼夜問わずドレスを作り続けた。 仕事に没頭する気難しいレイノルズに不満を募らせたアルマは、ある行動を起こす…。 ラブ・ストーリー。

ファントム・スレッド

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「ザ・マスター」の鬼才ポール・トーマス・アンダーソン監督が、本作を最後に俳優業からの引退を宣言しているダニエル・デイ=ルイスを主演に迎えて贈る愛憎ドラマ。オートクチュールの世界を舞台に、完璧主義の仕立て屋と、彼にミューズとして見初められた若い娘が、それぞれに相手の思い描く愛の形に振り回されていく中で辿る予測不能の展開をエレガントにして繊細かつスリリングに描き出...

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