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映画『この道』★童謡の数々♪大森=白秋さんのゆるさが絶妙(^^)/

175542_1.jpg




作品について http://cinema.pia.co.jp/title/175542/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・北原白秋: 大森南朋
・山田耕筰: AKIRA


詩人:白秋の詩に曲をつけたら、童謡になった――
子供の頃、聴いて歌った歌(童謡)は
考えてみたら、そう遠い昔からあったわけでなく
大正時代の初期に、でき始めたらしい。(昔か?(^^♪)

詩人;白秋の半生を、歌と山田耕筰にからめながらも
わりとサラッと、眺めた印象でした。
が、登場人物は、与謝野晶子・鉄幹夫妻や、室生犀星・萩原朔太郎、鈴木三重吉etc.
そうそうたるメンツであります!(^^)/

劇中にもある『からたちの花』の一節で
♪お母様と馬車で行ったよ~ のイメージから
白秋さんは、お上品なお育ちのオジサマ、と感じておりました。

しかし、作品の冒頭から、白秋さんは
隣の人妻宅で、“膝まくら&耳そうじ“という、”ゆるキャラ”ぶり!(~_~メ)
(大森さんのゆるやかムードが絶妙☆!)

▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

隣の人妻は、夫と別居中だったので、まいっか――とは行かず
白秋さんは、姦通罪で逮捕されてしまう。(そんな過去があったとは!(>_<))
保釈金は、与謝野鉄幹さんが払ってくれた。(豪華な展開かと(^^♪)

その人妻を経て、結局、3人目の妻と、落ち着く白秋さん。(子供ふたり)
詩が、リズミカルで調子イイ♪ということで
童謡の話が持ち上がるが、白秋さんは
姦通罪にもなった自分が、童謡なんて―と、動揺する……(←シャレです(^^♪).

作曲者は、山田耕筰☆!\(^o^)/

山田さんと言えば、私が小学生のときの印象だと、
地元の中学校の校歌も作曲していて、身近に感じつつも
ベートーヴェンと同じく、スゴイ音楽家♪。
(音楽室の写真が、同列だったからか)

そんな山田さん♪に、曲をつけて頂けるなんて!\(^o^)/
とは、当初、白秋さんは、思わなかったんだナ、これが……

白秋さんは、自分の詩は、詞ではないーと言った。
曲をつけなくても、自分の世界観は、確固たるものだと。
うーむ、なるほど………
確かに、白秋さんの“詩“は、すでに
うたって(歌って?唄って?詠って?)るようなものかも……

けれど、鈴木三重吉さんは、“白秋&耕筰”というゴールデンコンビが
今、作らなければ、“子供が歌える歌“が生み出せないとして
プッシュする。(プロデュースと言うべきか)

そうして、ラジオ生放送されたのは『からたちの花』。
(由紀さおり&安田祥子さんの歌でどうぞ♪)
コレは、聞きほれてしまいますが
山田さんが“粋”すぎて、変化するメロディラインが
子供には、むずかしいかもと……(汗)(慣れればいいのかな)

やがて、昭和になり、戦時ムードになり
童謡より、軍歌の時代に。

白秋さんでなくても、“軍寄り“の歌は、作りたくなかったと思う。
けれど、『君死に給う事なかれ』の与謝野晶子さんとて
大尉になった息子を想い、詠んだ歌は、戦意高揚……orz
時代には、逆らえない…orz  (治安維持法あり)

生活もある。
白秋さんの妻は、仕事を選ぶ夫に対し
詩人の妻ではなく、子供の母親だからーと言って
白秋さんに、時代への迎合を促した。
(子供を生かすためなら、自分をコロすよね……)

そんなとき、切ないのは
昔、白秋さんと遊んだ、小さかった男の子が(よその子)
出征する折、白秋さんに、明るく挨拶していったとき。
あのあどけない子の未来に、戦争が待っていたとは……orz

童謡を作るとき、白秋さんは、
子供たちの、健康で明るい未来を、思い描いていたと思う。
それが、こんなことになってしまったとは…orz
崩れるように倒れた白秋さんに、“失望“の形を見たようで、胸が痛かった……

物語は、年老いた耕筰さんが
白秋さんを回想する形で、進むのですが――
戦争の終わりを見る前に、白秋さんは、若くして病死していた。(57歳)

『この道』について、白秋&耕筰さんが、
並んで、“道“を歩くシーンが
繰り返される。

♪この道は~いつか、来た道~

歌を作っているときに、二人が、それぞれに
自分の思い出や過去を、思い出していたように
(耕筰さんも苦労したらしい)
人は、コトあるごとに、ああ、あのときは――と思い出すものです。

同じコトを、思い出しても
感じ方は、違っていて
それほどのコトではなかったコトでも
思い出してみると、涙が出るほど
感慨深く、かけがえのないものに、なっていたりしませんか……?
白秋さんについて語っていた耕筰さんが、涙をぬぐったように……

校歌つながりで、(私の母校の校歌は、このコンビではなかったけれど)
小学校のことや中学校のことが、思い出されました。
(今は、HPがあったりする!)
『この道』をBGMにHPを見ると、もー懐かしくて、なんも言えない……

▼▼▼

見終わったときは、あっさりした印象でしたが(^^♪
大森さんで、白秋さんの生きざまを、(連ドラででも)
もっと、じっくり見たい気持ちに、なってきました。(*^^)v

ちなみに、
コレは、俺の詩じゃないゾ!と言った『赤とんぼ』の作詞は
三木露風さんです。(^^♪
耕筰さんの名曲♪(*^^)v

最後に
『この道』~EXILE・ATSUSHIのバージョンが聴けるの良い♪(^^)/

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この道

昭和27年(1952年)、詩人・北原白秋の没後十周年記念コンサートが開催された。 取材を受け、指揮者で作曲家の山田耕筰は、白秋がいかに「トンデモない甘ったれで女ったらし」だったのかを語り始める。 …明治44年(1911年)、郷愁に満ちた作風が評価され人気詩人となった白秋は、隣家の人妻・俊子に夢中になり逮捕されてしまう…。 ヒューマンドラマ。  

「この道」:佐々部清の神山征二郎化   #この道 #1ヶ月フリーパスポート

『この道』は、「童謡誕生100年」を記念した映画なのだそうです。童謡誕生100年

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