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映画『いちごの唄』★千日紅に抱かれて知る永遠の愛

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/176861/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。


自分のために亡くなった同級生――
そんな過去をもつ人の話が、気になっていました。

中学のとき、伸二は、憧れのチカを守ろうとして
軽トラックに轢かれ、亡くなった。
伸二の親友:コウタは、命日の七夕の日に
東京で偶然、チカと再会した。
“命日“という偶然を、前向きに受け止めるコウタに対し
気にしているようなチカ……

しかし、ソレが、
“クラスで話したこともない”男子が、犠牲になった死―ということでなく
チカには、もっと深い心の痛みがあったと知る――

序盤は、コウタのゆるいペースが、だるかったりしましたが(ゴメンね)
中学時代のシーンがお気に入り☆
若者が、それぞれ、言葉なくても
心の奥底に抱えていた、信頼と悲しみと願い…
ソレが、切なくて……(目頭熱くなった…)

▼~▼ネタバレで雑談です。
▼▼▼

大人になってからの再会は、
とりあえずの懐かしさが、嬉しい。
けれど同時に、幸か不幸か、忘れていた“過去“が
一気に、掘り起こされる場にもなる……

七夕の日。
コウタは、伸二の命日に
伸二が助けたチカに出逢えたことを、“運命”のように喜んだ。
チカも、“事実“を受け止めただけで、心乱さず
一緒にラーメンを食べ、来年の七夕に再会する約束をして別れた。

コウタは、伸二と同じく、憧れていたチカとの再会を
楽しみに過ごす。

その間、チカの生活の詳細はわからないのだが
チカは、自分のために亡くなった人がいることの重みを
ずっと、背負っていたようだった。
助かった命を大切に、幸せになるべきなのかもしれないが
命を落とした人に、申し訳ない気も……?

が、それだけでなかったのが、作品としてよかった!

実は、伸二とチカは、子供の頃、施設:いちご園で育っていた。
捨て子という共通の境遇が、絆を強めていた。
養女になったチカは退園したが、養父の転勤で、同じ中学になった。
二人は、同じクラスになり、再会したが
チカは、養女であることを知られたくなくて
伸二と親しく話すことは、なかった。

伸二もそれを察してか、近づくことなく
“好きな女の子“として、コウタと二人で、密かなファンとして見守った。
(ココ、温かくも切ないの(^^)/)

だから、軽トラックがチカに突っ込みそうなとき
伸二は、自転車を走らせて、チカをかばった!

チカは、伸二が、言葉を交わさなくとも、いちご園のときのまま
自分を思いやってくれていたことを、壮絶な光景とともに知った…

伸二は傷つきながらも、チカに笑顔を見せた。
それが、チカが伸二を見た、最期の姿だった……

今の自分の生活を守ろうとして、家族のようだった伸二を
切り捨てて、生きようとしたチカには、むごいことになった。
伸二が、命を捨ててまで守ってくれた自分は
伸二が幸せになる恩返しをすることは、永遠にできない…
伸二を思えば思うほど、良心の呵責に苛まれそうなのは、よくわかる…
辛いよね…

けれどネガティブなままでは、助けてくれた人生がもったいないし…
申し訳ないし……

その出口のきっかけとなったのが、コウタだった。
コウタも、親友を亡くした悲しみは、大きかったはず。
そんなコウタは、来年の“デート“を約束してくれ
チカには、“生きる”励みになった。

忘れたい“過去“があるときは、ソコに戻らないようにして
遠ざけることで、忘れたいもの…
チカは、大学に進学・上京してから、帰省しなかったという。

しかし
コウタに逢ったことが、はずみになったか、
チカは帰省し、いちご園の園長とも、逢ってみて
知らなかったことも、知ることができた。

そして、チカは、コウタと一緒に、
事故のあった通学路を、自転車で下り
コウタと伸二が“ジャンプ“したレタス畑に、ジャンプした!
――と思ったら、レタス畑は、イチゴ畑のような
“千日紅“がたくさん咲いていた―――

なかったことにしたくても、“過去“は変えられない。
変えられるのは、自分の心もちと未来。
それには、思い切った“荒療治“が必要なんだと思う。
押し殺していた感情を、膿を出すように吐き出すのは
痛みをともなうだろう……
でも、絶望的に、悲しみのドン底を感じたとしても
そうしないと、新しい自分の人生を生きられないーと私は思っている…

もちろん、伸二のことを忘れるーというわけではなくて☆

チカ(千日)の名前にちなんだ千日紅が
赤く広がっていて、明るい世界を見せてくれているのがイイ☆
花言葉は“永遠の愛“☆(^_-)-☆

チカの、伸二への記憶は、申し訳なさだったかもしれないが
“愛“の花言葉には、救われたかもしれない。
(最期に見た笑顔も、“愛“だと再確認できたかも)

伸二は、あのとき、いや、いつでもチカを大切に思っていて、
危機的状況を見つけたとき
ただひたすら、ただひたすら、チカを守りたい!の一心で
自転車を漕いだと思う。
それは、愛のかたまり。
後先のことなど、関係ない。
今、助けたい!早く!助けなきゃ!
伸二の願いが、どれだけピュアで、輝かしいものだったか…………

震災のエピソードもあるが
生き残った者は、(私も震災の生き残りとしても)
今ある命に感謝して、生きていくほかありません…
気持ちを切り替えるのは、忘却でなく、生きるための糧。

生き残った自分は、誰かを愛し、愛されていい。
それは
自分を生かしてくれた“大きな愛“への感謝でもあると
思えてきた――

▼▼▼

一押しは、伸二=小林喜日くんです♪
彼の優しく切ないムードが、作品のすべてかもしれない!(^^)/



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