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映画『東京暮色』★このドラマチック家族の問題の深さがミソ


キャプチャ1226


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/11091/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督:小津安二郎☆
・姉(孝子): 原節子  娘を連れて実家に戻る
・妹(明子): 有馬稲子  専門学校生?
・父: 笠智衆  監査役

あらすじを読まないで、なりゆきに従うほうが
たぶんそうなのかも!と予感して見られるので
興味をもてます。(*^^)v

実家に戻った姉と父=原&笠の父娘の話と思ったら
帰宅した独身の妹:明子がメインでした。
父の身の回りは、家政婦さんがやっていて
この家のお母さんは、いないようなんですが……

父は、出戻った姉:孝子のことが心配で
孝子の夫の家に行って、話もしますが
独身の明子のほうも、気がかり……

父の妹に、お金を借りに行ったらしいが
なぜ、お金が必要なのか、
明子は、話そうとしない……
(もしかして、アレか??? との予感的中す)

そんなトラブルも、深刻ですが
問題の根本は、ものすごく深いところにありそう!
というのが、ミソでした!
コレは、雑談の“し甲斐”があります。(*^^)v

▼~▼ネタバレして雑談です。
▼▼▼

明子は、付き合うというほどの
仲でもなさそうな男の子供を、身ごもってしまい
中絶費用を、借りようとしていました。

男のほうは、妊娠がわかると
俺の子か?と疑い、逃げるタイプの男で
明子は、落胆する。

そして、運の悪さが重なって、明子は
列車に轢かれて、亡くなってしまう…orz

なぜ、こんなことになったのか?

それより前、明子が出入りした、雀荘の女将が
親し気に、声をかけてきた。
それを聞いた姉は、状況から
子供の頃に、男と家出!した実母だとにらんだ。
(この家に、母親が不在だったのは、そんなわけが!)

夫の単身赴任中、他の男と親しくなって家を出るなんて
なんて母親だ!(と思うのが、ふつうでしょう)
父は、母の不在を埋めるべく
娘たちに接してきたーと言うのが、
笠さんの優しい雰囲気で、しみじみわかる……

けれど、“誰かの代わり“を埋めるのは
埋め切れるとは限らず、無意識に感じた“足りなさ”を
求めてしまうことが、あるようなんです…

明子には、それが、男性との“関係“であったかもしれないけれど
ソレで、満たされるものでもなくて……
さらに
母の“駆け落ち”を知って、母にも自分にも嫌悪?を感じ
絶望が、加速してしまった……

姉が逢いに行った“母”(雀荘の女将)は、
子供のことを忘れたことはなかったーなどと言いますが
(確かに、ソレは当然のこと!)
だからと言って、愛情を、直接注いだわけではない“罪“は
免れないと思う。(敢えて、“罪“と言わせて…)

けれど、母をかばうわけではないけれど
結婚した姉は、母が、男と駆け落ちしたくなる気持ちも
わかったかもしれない…
あくまでも、同意や共感ではなく
そのような気持ちが、生じてしまう状況があると言うことについて。
(実際、姉は、夫から心が離れて、実家に帰った)

“お母さんなんだから”―-と言うと
怒られてしまいそうなんですが(汗)
女としての心のスキ間が生じ、何かで埋めたいと思ったとしても
母であることを捨てて、
ソレを叶えようとしては、いけないのでしょう……

もし、母が、この家族と一緒に居たなら
滑落死した長男を、見送ることができ
明子は、死なずに済んだかもしれない……

↑オッと!“明子の事故死“が、飛躍しすぎか!?

いやいや、喪服で、母の雀荘を訪ねた姉は
まっすぐカメラ目線で、言い放った。
「明(アキ)ちゃんが死んだのは、お母さんのせいよ!」
姉=原節子さんの、大きくて切ない目は
子供たちに愛情を注ぐことをやめた母への
もう取り戻せない、愛の懇願だったように思う……

その後、母は、今の男と旅立つことにした。
出発の時間を、姉に伝えたのは
見送りの一目だけでも、逢っておきたいーという
母の切なさだったのか……

けれど、姉は、見送りには行かなかった。
(この想いも、複雑なはず……)
代わりに、姉は、幼い娘のことを思いやっていた。

自分の感情を優先して、実家に帰ったけれど
このまま、娘が、父親と別れたまま暮らしたら
娘は、母がいなくなった自分と同じ“寂しさ“を、感じてしまうと。
夫のことは、許せないことでもなかったと
姉は、娘とともに、夫の許に帰っていった。

そんな嵐のような出来事が過ぎ去って
家には、父だけが残った。(家政婦さん+)

そして、前と同じように、出勤していくのだが
何事もなかったように、過ぎていく日常の
虚しさというか
逆に、強さというか
あるいは、辛さというか
言いようもない、人生の酷さのようなものを感じ
力が、抜けてしまいます………

▼▼▼

予想以上に、ドラマチックな展開でした。
が、そこから、
生き方を、見つめ直していけた点があったのは
救いだったのかもしれません。


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東京暮色

二人の娘を残して母親が愛人と家出してしまった一家の物語。 ヒューマンドラマ。

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