映画『コーダ あいのうた』☆事情の中で自分の人生を生きるには

作品について https://www.allcinema.net/cinema/379867
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・ルビー: 高校生 両親と兄は難聴 自分は健聴(コーダ)
エミリア・ジョーンズ
『エール!』のリメイクということで、スルーしていましたが(汗)
ルビーの歌声(第一声)で、鳥肌が!(^^)/
作品は1点モノの良さがあるので、必見でした!(^^)/
ルビーは、家族と健聴者をつなぐ存在(通訳)。
早朝から、父と兄と漁業をし、高校に通う。
合唱クラブに入部したルビーは、才能を見出され
教師から特訓を受け、音楽大学への進学も勧められたー
家族の“通訳“としての自分と
自分の人生を生きる自分―
誰もが、選択を迫られることを思うと
共感しつつ、のめりこみます。
▼~▼内容にふれて雑談です。
▼▼▼
ルビーの両親はアツアツで
家族の結束も強く、仲のいい家族。
父親の存在感が、すごく大きい!
家族!家庭!を体現している感☆(^^)/
ルビーは、子供の頃から
“通訳“するのが、普通になっている。
そうでないと、健聴者だけで進む話から
家族が取り残されてしまう……
(ひどいときは、ズルもありうる……orz)
↑一部の人に配慮していられないーということかもですが
学校の対応はどうかな…( 一一)
早朝から家族と漁業をしているルビーが
授業中、居眠りしてしまうのだが
教師は、態度が悪いと𠮟りつける。
↑居眠りはよくないですが、眠いときは眠い…( 一一)
家庭の事情で、眠いときもある。
ただ叱るのではなくて、その人の背景や事情を
検討してほしいナ…それが教育的配慮では??
甘えですか…?(汗)
同じように、歌の特訓も
家庭の“通訳”の事情で、遅刻を重ねてしまうけれど
ヤル気がないわけではないんです…
(ソレばっかりやってるわけではないので)
先生もわかってほしいナ……( 一一)
それと、両親も。(>_<)
ルビーは、い・つ・で・も、“通訳“する前提でいる。
色々、大変なのはわかりますが
娘にも、都合はあるんですよ!
予定も告げずに、今今、やれと言われても…( 一一)
そんな母親の気持ちが複雑デス…
今でこそ、健聴者の娘を、“通訳”として頼りにしているが
生まれたときは、健聴を残念に思ったと言った……
↑別の作品で見たのですが
難聴の娘が、手術すれば健聴になると知った、難聴の母は
娘が健聴になることを望まず、手術に反対した――ことも。
健聴の立場で思うと、健聴がいいと思うのですが
難聴の母たちは、健聴だと
娘が、わかり合えない世界に行ってしまいそうなのが
淋しいようでした……
この感覚は、私の母からも感じたもので
私の“進学“に、「そんなに勉強しなくても」と言いつつ
「資格とか、手に職をつけたほうがいい」とも言っていました。
子供に対しては、私物のように近い存在であり
大切な存在だから
様々な希望・要望を、好きなように
抱いてしまうものなのかも。
矛盾など関係なく……
一方、兄は
親とは違った立場で、妹をみていた。(ミソ☆かと)
“通訳“の妹に、頼ったままでいたくない気持ちと
妹には、自分の人生を生きてほしい気持ち☆
難聴者の船の操業は危険だと
監視員が通報したせいで (←罰金とか納得いかないのだが)
家族の生き方も、選択を迫られることに!(>_<)
~中略~
そんなこんなで、音大の入試で歌ったルビー♪
選曲がイイ♪♪
ジョニ・ミッチェルの『青春の光と影』
そして、ルビーの声もイイ♪♪
心に強く入ってくる……
本当は、入ってはいけないけれど
試験会場に入り込んだ、ルビーの家族に
手話をつけて、歌ったルビー。
胸アツです……………
声で、手で(仕草)家族には
ルビーの歌と気持ちが、たくさんたくさん届いたと思う…
ココは、今までのいきさつを思うと
涙ぐんでしまった……………………………
▼▼▼
自分をとりまく家族の事情は、それぞれありますよね…
そんな中 (自分勝手ではなく)
自分の人生を生きるには?……と。
必見の逸品でした!(^^)/

にほんブログ村



にほんブログ村
- 関連記事
-
- 映画『鬼滅の刃 無限列車編』☆聞きしに勝る煉獄さんに胸アツ(^^)/ (2022/07/15)
- 映画『神は見返りを求める』☆絶妙!ムロ&岸井の人間臭と感情の殴打 (2022/07/03)
- 映画『クワイエット・プレイス』☆音を立てると喰われる!with家族の物語 (2022/04/21)
- 映画『希望のかなた』☆絶望的なのに信じたくなる希望がイイ! (2022/04/07)
- 映画『コーダ あいのうた』☆事情の中で自分の人生を生きるには (2022/04/03)
- 映画『君の名前で僕を呼んで』☆タイトルからヤラレルさりげない強い絆 (2022/03/29)
- 映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』☆美と癒し現実逃避の沼に溺れるのに良き (2022/02/22)
- 映画『劇場霊』☆暗闇にコワい人形の白い肌 (2022/02/18)
- 映画『斬る』(1962)☆雷蔵サマが“斬る“!ラストに感じた極意… (2022/01/09)
スポンサーサイト