映画『母性』☆血で結ばれた母子の深い深いつながりに(^^)/

作品について https://www.allcinema.net/cinema/379944
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
・ルミ子: 戸田恵梨香
・清佳(さやか) ルミ子の娘: 永野芽郁
・ルミ子の実母: 大地真央
娘より実母を愛する母に、愛されたいと思う娘――
ルミ子の“母性“のありかを探るようでしたが
思い当たるフシもあって、興味深かったー
というか、ナニか暴かれるようでコワい…(‘_’)
▼~▼内容にふれて雑談です。 違うときスミマセン
▼▼▼
まず、ルミ子の母が素敵すぎる!(^^)/
美しくて上品で、思い遣りがあって、優しくて
正しい……………
人として女として母として、完璧なオーラ☆☆
ルミ子が“憧れる”のもわかる……
オフクロとかカアチャンでなくて、ママかお母様な感じ。
私の母も、私には素敵だった。
「知性あふれるって感じのお母さんだね」
小学校の参観日では、友人にそう言われた。
言われる前にお手伝いを進んでしたのも
素敵なお母さんが、ボロボロに疲れてほしくなくて。
「ありがとう、助かるわ」
お母さんの助けになれるのがうれしくて。
コレは誰にもありそうです。
お母さんを大好きだから、お母さんと同じ“世界“にいたい。
お母さんがイイと言うモノはイイし
こうすべきということは、そうすべき。
(ソレがしつけだったり)
娘は母から影響されたものを身に着けた
“母コピー“。
料理のコツも、生活の知恵も
生き方の価値観をも。
ルミ子が母の“影響“で、そうでもなかった(汗)男と結婚しても
幸せを作っていけたなら、それでもよかった。
(そういえば私も、母の“推”しで、結婚を決めたっけ!)
新婚のルミ子を、優しく温かく見守る母。
(ある意味、出来すぎ感の強い大地さんがスゴイ…
私を誰だと思ってるの!
母の愛・母性のカリスマ:ハル子よ!みたいな…)
母への思慕が強いあまり
自分を押し殺した?イイ娘を作り込んだルミ子……
(顔色をうかがうイイ子ちゃんでなく
心底、イイ子にふるまうのがしみこんで
義母に対してもそうなった……?)
そんなルミ子が、母親になった。
母性というタイトルが、実は耳ざわりに思っていた。(汗)
実の子が可愛いのは、赤ちゃんがカワイイのとは違う。
よその子とは、全く違う感覚だった。
世話をする、手をかける……
ソレは本能(母性)なのだろう。
しかしソレは、無条件でもないらしかった……….
私の義母が言ったことがあった。
実の子でも憎たらしいこともある…etc.
夜泣きする、だだをこねる……etc.
困らせることもある。
それでも、可愛いカワイイと育てているうちに
もっと情が生まれ、情が移り
たとえ、すれ違うことがあっても
切っても切れない絆が、そこにある。
ルミ子は、娘よりも母親のほうが大切で
火事のとき、娘でなく、母親を助けたいと思った。
↑こんなことある??と思う反面
無くはないかもしれない…………………
大きな娘のまま
母親になりきっていないのか……
いや
子供の前では母親でも
母親の前では、自分は、永遠に娘のままなのかも……
それは、生まれながらの母性とも
育まれていく母性とも、別の問題なのかも…………
私の中で、母子三代の女たちが、グルグル渦巻いた……
~中略~
情けないのが、ルミ子の夫。
夫としても、父としても、“家族“に参加しきれず
避難所のように、ほかに別宅をもった。
ルミ子は、“妻”というより
義母にこき使われた立場は
奴隷のような“嫁“という立場だった。
それでも、よく耐えて仕えたのは
自分を育てた母親への敬意の信念か?
しかし
娘が、泣きながら帰ってきたとき
その気持に、ヒビが入ったか……
家事の時、ルミ子が娘のほうを助けるようにと
祖母が自殺したことを知った娘が
そのことを、泣きながら、ルミ子に告げたとき
ルミ子は、抱きしめながら、娘の首に手をかけた!
母親を失いたくなかった、押さえ込んでいた想いが
そうさせたのだろう………………
ひどい母親なのだが
実母への強すぎる思慕には、胸打たれもする……
(母の死には私にも、悔いがあるから
複雑な想いが混みあがて、涙が出てくる……)
その後、結婚し妊娠した娘に、ルミ子がかけた言葉は
その昔、ルミ子が、母親から言われた言葉。
そうやって、つながっていくのだ…………
娘は、愛してほしいと願った母親(ルミ子)を慕いつつも
きっと子ども(娘)には、母親からしてほしかったことを
するのだと思う。
もしかしたら、ルミ子も、娘にうまく注げなかかった愛情を
孫娘には、十分に注ぐのかもしれない……….
↑ソレは
愛とか絆とか母性とかの単語では表しきれない
憎しみや恨みまで含んだ
血で結ばれた親子の深い深いつながり……
家族たちのことが、色々こみあげて
胸がいっぱいになってきた……………
▼▼▼
母性があるとかないとか
動物の子育てじゃないんだから
私には、そう簡単に使いたくない単語なんです。
「母性」
だから本作は、私には、とても挑戦的に感じました。
いい意味で?母性ムンムンでなかった戸田さんが
敵役で良き☆
ムンムンでないところに潜んだ女の“情“に
私の深いところも、引っ掻き回され
予想以上に、心騒ぎました。
ため息です……………………(*^^)v

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