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映画『ラーゲリより愛を込めて』☆シベリア抑留された方々を知る意義

キャプチャ



作品について https://www.allcinema.net/cinema/382116
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・山本幡男さん: 二宮和也     実在の方
・もじみ(山本さんの妻): 北川景子

第二次大戦後に、シベリア抑留された方の実話を
基にしたそうです。
“日ソ中立条約の破棄”を含め、作品として残すことに
まず意義を感じます。

家族の元に帰る“帰国“を信じて耐えた男の
愛の物語である一方
個人的には、戦争の不幸という一般論?には
したくない気持ちもあります。


▼~▼内容より雑談なのでスルーを   見解の違いはスミマセン
▼▼▼

ロシアは、ウクライナ侵攻もありますが
ソ連の頃から、問題を感じています。

日本と条約を交わしていたにも関わらず
ソ連は、1945年8月9日 日ソ中立条約を破棄し
満州(日本領)に攻め込み
日本人をシベリアに連れ出し、奴隷的な強制労働させ
終戦したにも関わらず、10年以上も抑留し続けたー

(ソ連の国際法を無視した横暴には
心底、憤りを感じます。
北方領土しかり、南樺太しかり)

収容所(ラーゲリ)でも、希望をもって強く
耐え、皆を励ましていた山本さん。
二宮さんの明るさと、日本で待つ妻の北川さんの美しさは
作品に希望の火を灯すよう。

そうして数年語、帰国が決まり
東方へ向かう列車に乗った、山本さんたち。
しかし、山本さんら数名は途中下車させられ
別のラーゲリへと移送された・
戦犯の汚名を着せられて……orz

戦犯の汚名は、元上司のウソの密告からだった…
彼は、“右翼反動“とされ、日本人の左翼思想家から
迫害され、心身ともにボロボロになり
保身のために、嘘をデッチ上げていた…orz

それでも、山本さんは彼を赦し
ともに苛酷な日々を励まし合った。
もし、“極限”状態でなければ
そもそもこんなことになっていないし
憎まなくていい人を、憎む必要はないからか…

~中略~  たびたび営倉に入れられる山本さん…orz

帰国への希望を失わずがんばった山本さんだが
ガンに侵されて、余命いくばくもなくなってしまった…orz
いつも皆を明るく励ましていた彼だが
「絶望しないわけないじゃないか!」
その顔は頬がこけ、衰弱していたのが辛い……

元上司の勧めで、遺書を書いた山本さんだが
ロシア兵に見つかると、やたら没収されるので
有志4人で、暗記することにした。
(遺書を取り上げるなんて、ひどすぎて悔しい……)

山本さんのご遺体は、シベリアの地に…
そんな人たちがたくさんいる…
それは戦争だからーではなく
戦争が終わっても、平和にはならず
戦後の非道な行為が続いたせい。
憤りと悔しさのやり場がない……

そして、よう~~~~~~やく、帰国できた方々。
山本さんの遺言を記憶した4人が、次々
山本さんの家を訪れた。

家族へ、妻へ、母へ、子供たちへ……
山本さんの想いを伝言した方にも、
母や妻を亡くした方もいた。
山本さんの遺言は、そのまま自分にもあてまるだろう…
遺言を語るシーンは、涙なしには見られない。

そうして、ずっと夫の帰国を信じて
子供たちに気丈に接していた妻が
泣き崩れ、慟哭する姿に
涙が止まらない………………………

ラストシーンがいい。
山本さんの長男の孫娘の結婚式。
長男さんが、祝辞で父のことを語った。
山本さんの命は体は、果ててしまっても
想いは、朽ちることはない。
(頭の中のことは誰にも奪えない by山本さん)

さらに思いを新たにしたこと。
国や偉い人には、兵隊1人国民1人など
ただ多数の数字の1つにしか、過ぎないかもしれないが
その1人には、親や子供や家族がいて
その1人の不幸が、たくさんの人を不幸にするということ。

しかし、そんなことにめげずに
家族の強い絆で、想いをつないでいくことはできる。
悲惨な事実を、語り続けることはできる。

ソ連は、日ソ中立条約を破棄して、日本に参戦し
連合国の戦勝国になって
国連の5大国になって (ソ連からロシアに代わっても)
他国へ戦争をしかけている……(>_<)


▼▼▼

第二次大戦(大東亜)戦争があったことも
勝敗の結果も知らない大人の方もいるそうです。(汗)
戦争が終わったからといって、平和に暮らせなかった方々
シベリア抑留“された方々がいることを
お知らせしてくれた映画化に、感謝します。





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「ラーゲリより愛を込めて」

想像していた通り良い作品だった。そして想像以上にラストにはとても感動した。あんな風な展開でラーゲリより愛が込められたのだ。これは、極めて日本的なような気がする。何か、日本人ならこういうことが起こったとしても不思議ではない、というような。ああそうだね、日本人ならきっとやるよね、できるよね、と、すっと腑に落ちる。更に、安田顕、松坂桃李、中島健人、桐谷健太、それぞれの魂のこもった演技も、劇場で観ら...

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Re: 毎度です。

こんにちは~☆

コレ、”最後”のほうが”メイン”みたいなんですよ!(^^)/
機会があれば、ぜひ!(^^)/

毎度です。

これはスケジュール調整がうまくいかず、この週末はスルーしたのですが、年末に観たい映画が少なければ見るかもしれません。
記事は冒頭だけ拝見させていただきましたが、みなさんには好評のようですね。
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こんにちは☆

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