映画『とらわれて夏』☆夏の終わりその後のはじまり

作品について https://www.allcinema.net/cinema/346919
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。
(原題『Labor Day』)
・アデル: ケイト・ウィンスレット 息子ヘンリーと暮らす
・フランク: ジョシュ・ブローリン 逃亡犯
数日、逃亡犯を匿ううちに、情が通じた母は
彼と逃避行までしようとした――
凶悪犯からの脱出スリラー劇でないのは
良かった☆
男が、母子を人質にしたわけではなく
良心的に生活に協力しているのが、良き。
特に、ケイトは、他作品でもですが
とても生活感を感じさせるのが、イイのです!(^^)/
ジョシュも、凶悪犯というより
ワケアリで、本当は“普通の人“という風情がピッタリ☆
スリルがあるとすると
隠れているフランクの存在が、近所の人に
知られそうでコワい……(>_<)
▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼
1.心のスキマに
夫が女を作って(汗)、出て行ったというアデル母子。
息子は、母が
夫ではなく“愛”のないことが問題だ、と感じている…
もちろん母親は息子を愛し、息子からの愛もわかっている。
けれど、それだけでは
足りないというか、心細いこともある…
かといって、誰でもいいわけでない。
たまたま出逢った人が、意外にも良心的で
“イイ人”だったりすると
それまでの背景はともかく
“今”の状態で、心惹かれるのも、ムリはないかと……
2.親切やお節介にハラハラ(>_<)
スーパーで出逢ったフランクに脅えながら
自宅に連れてきたアデルだが
料理や、家の修理をしてくれながら
彼の人となりにふれるにつれ
彼をかばう気持ちが強くなってきた。
そんな中、近所の人が来るのは困る!(>_<)
玄関で帰ってくれれば、まだいいが
ママ友は厄介デス…( 一一)
自己都合で、グイグイ迫って
強引に、押し込んで来るから…汗。
パトカー警官も、放っておいてほしいけど
ヘンリーが歩いていたら
家まで送ってくれちゃって(汗)
家にあがって
何か手伝おうとも、してくれちゃって…
(職務質問の1つかもしれないが)
私も、フランクの味方になっていたので
見つからないでほしいと、ハラハラ……(>_<)
3,その後
3人で、カナダへ逃亡しようしした寸前に
自宅は警官に取り囲まれ、フランクは逮捕された。
劇の途中、フランクに何があったのかを
途切れ途切れに見せていたのだが
殺人罪とはいえ、事故のような案件で
彼もまた、夫婦生活に愛を失くした一人だった。
再投獄され、別れが、彼らの結末だと思った。
しかし、幸いにも、人生は続いた。
ヘンリーは、フランクに教わったパイを商売にし
それが、獄中のフランクの知るところとなり
手紙が届いた!
(その前にアデルも手紙を書いたが、刑務所が変わり
届かずにいた)
そうして
あれから同じところに住んでいたアデルのもとに
刑期を終えたフランクが、帰ってきた。
白髪が、年月の長さを語る…………
けれど、逢いたい人に逢える悦びは
今までの月日の辛さを、一気に消し去るはずだ。
逢えなかったことの辛さや寂しさなど
思い出す必要は、ないのだから。
老い先長い時間ではないかもしれないけれど
そんなことは、どーでもいい!!!!!
これからは、ずっと一緒!\(^o^)/
ただそのことだけを幸せに感じれば、いいのだから☆!(^^)/
▼▼▼
原題『Labor Day』は、
“夏の終わり“の時期を、象徴するようです。
逃亡中の数日間は、まさに、その期間だった。
けれど、それは終わりではなくて
その後の始まりだったーーと言う……
いい話だったんですね。(^_-)-☆

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