fc2ブログ

映画『ラブレス』☆愛がない情けない親じゃない人間じゃ…

キャプチャ


作品について  https://www.allcinema.net/cinema/362653
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・ボリス: 父 会社員 若い恋人は妊娠中
ジェーニャ: 母 美容サロン経営  初老の恋人あり
・アレクセイ: 12歳 息子

それぞれに恋人がいる両親は、離婚にあたり
息子を押しつけあった。
その口論を聞き、密かに泣いた息子。
数日後、学校からの知らせで、母親は
息子がいなくなったことに気づいたー

愛が無いーと言うタイトルですが
アレクセイが気の毒で可哀想で……orz(T_T)
身勝手な大人の罪深さ、まざまざ…
アレクセイのその後が気になって
祈るように観る。


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

母親は、きびしい実母から独立するために
結婚したといい、愛うすく育ったよう……
それでわが子に薄情~という背景になったのか。
だとしても、育てるうちに、愛も育まれるとも言うのに
わが子を慈しめないのは、残念なこと…(T_T)

父も母も、恋人には“愛”を語るが…
その“愛”ってなんでしょう….???
多分、気分で感じる本能的にすり寄りたい感覚?
だから、相手を思いやるよりも
自分の感情(欲情)の嵐の高まるままに
吹きすさぶものなのかと。

父親などは、12年前に妻にしたことと同じことを
若い恋人に繰り返していた。
「愛している、すっと一緒だ」
12年後まで、恋人とお腹の子の二人に
ソレが、約束できるのか???
妻も、呆れているが、あなたもョ!(>_<)

恋人とのデートで、息子の失踪にも気づかない。

警察に捜査依頼するも、二人は
息子の心配というより
面倒なことを早く処理したいという感じ…( 一一)
そういうのは、伝わるョ……(涙)

ちょっと事務的ではあるけれど(汗)
ボランティアの方は、ありがたいです。
チラシを作り、あちこち貼って
他人の子を捜索するのだから。
わが子にも冷たい親の前で……

ある建物で、息子の上着が見つかるが
外は雪。無事の可能性が低くなる…
それでも、無事を祈らずにいられない。

~中略~

そんなこんなで、ある遺体が発見されるが
両親はむせびながらも、“否定“し
勧められたDNA鑑定も“拒否”した。

↑ココは、思案のしどころ☆
アレクセイだとわかったのに、死を認めなかったのでは?
やはり、わが子の死を受け入れられない
残された親心のようなものーーという可能性が1つ。
あるいは
死に至らしめたのは、自分たちのネグレクトだという
罪悪感から、死を受容できなかったーというのも1つ。
あるいは
とにかく、死というゴールを避けたかったーというのも…

はたまた、絶望的な解釈は(汗もでない……)
死を否定しながら、息子の存在そのものを
暗闇のような現実の沼に、沈めてしまおというもの…
そうすれば、今、生まれた哀しみすら
はじめからなかったことになる……????
(いや、それはさすがにないでしょ…
親として、人として……
十分に嘆き悲しむべきだもの)

そうして、月日は流れ
夫婦(父母)は別れ、それぞれで生きる。
町には、行方不明のままのアレクセイの写真が
生き続け…

↑どこかに生きている希望―と言えば、聞こえはよいが
亡くなっていたのなら、弔いもされず
祈りもされないままーということかと思うと
いつまでたっても、人の愛(情け)にふれられないのかと
悲しくなってしまう………………………………

実家が処分されていく中
あの両親が、わが子の“遺品“をもっていったとは
思いにくい…orz
記憶からも、消すつもりだろう…….

そんな中、高い木の枝に、引っかかったままのヒモが
細くなびくのが、いい…………
あれは、アレクセイが何気なく、引っかけたものだった。

たとえ、親が忘れ、いなかったことにしようとしても
あのヒモは、アレクセイを覚えている。
彼の存在を、しっかり証明している。

なんかもう、それだけで
アレクセイへの優しさ、思いやり、愛を感じる……
たったそれだけであっても、そのヒモに
私も気持ちを、乗せたくなってくる………………
なんかもう………………………


▼▼▼

ラブレス~愛がない、愛されないのは
本当に悲しい……

愛も“無愛“も、誰にでも、重くかつ軽々しく
ありうることだけに
教訓や戒めを感じつつ、見入った。

“ない“のは愛だけじゃない……




にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村



PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 映画ブログ おすすめ映画へ
にほんブログ村



関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

Re: お邪魔します。

こんにちは~☆

コレは、悲しい作品でした....orz
けれど、うったたえるものが力強かったのか
見ごたええを感じましたね!(^^)/

お邪魔します。

これは見ていてキツい映画でした。
子供が可哀想で。
でもこういうとこが普通にある世の中なんでしょうね。
プロフィール

yutake☆イヴ

Author:yutake☆イヴ
こんにちは☆

フリーエリア
PVアクセスランキング にほんブログ村
フリーエリア
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
フリーエリア
フリーエリア おすすめ映画
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR